表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
派遣勇者!  作者: よん
23/31

修行の勇者達!~その2~

ーーーフィナの勇者修行一日目


~~モナの部屋~~


モナ「とにかく!まずは精神力です!何事にも動じない強い精神があれば大体のことは何とかなります!」


アリ「そうね!勇者でも騎士でも警備隊でも屈強な精神があれば何とかなるわ!」


ロイ(うわぁ、、いきなり精神論かよ、、。)




フィナの修行の内容については『各々が考案したものを』ということになり、この日はモナとアリシアによる精神修行が行われていた。




アリ「で、何であんたもここにいんのよ?仮にも女性の部屋よ?」


モナ「しっかり女性の部屋ですっ!!」


ロイ「いや、オレは特に修行の内容とか決めてないから見学させてもらおうかなって。」


アリ「ふぅん。物色とかしないでよね。」


ロイ「しねぇよ。」


モナ「、、!!やはり私にもフラグを、、」


ロイ「立てませんてば。」


フィ「あの、私、、置いてけぼりなんですけど、、。」


ロイ「ほら。主役が困ってるから。早いとこ修行の説明してあげないと、、。」


モナ「まぁいいでしょう。ゴホンッ。フィナ。勇者に必要なものは何だと思う?」


フィ「えーっと、、剣術とか、、体術とか、、でしょうか、、?」


モナ「ちっがーーーーーう!!!」


フィ「ヒィイッ!?」


モナ「精神力よ!!屈強な精神力!!」


フィ「せ、、精神力、、、?」


アリ「そう!!何事にも動じない強い精神があれば剣術とか体術なんてどうにでもなるわ!!」


ロイ(だから、何でこの二人は精神論をこんなに力説してんだよ、、、。というか、この二人こんなに仲良かったか?)


モナ「と、言うわけでフィナ。ご飯は抜いてきてるわね?」


フィ「え、、あ、はい。今朝から、、、。正直修行よりまずはご飯食べたいんですけど、、。」


アリ「ダメよっ!修行はもう始まってるの!!」


フィ「えぇ、、?」


モナ「、、、あなた、、お団子、、好きよね?」


フィ「え、、?はい。大好きです。」


コトッ


アリシアがテーブルの上に小さな箱を置く。


フィ「こっこの箱は!!!」


アリ「そう、、。月に一度だけ突然商店街に現れ僅か数分で完売する幻の屋台、、。」


フィ(ゴクリッ)


アリ「団子屋キンちゃんの特製串団子よ!!」


フィ「キャアーーーー♥️」


ロイ(確か極東の菓子だった団子がウィザリアで広まるきっかけになった屋台だっけか。月に一度だけわざわざ極東から来てるらしいけど。あの人、キンちゃんって言うんだ、、。)


フィ「どどどどどうしたんですか!これ!!」


アリ「フッフッフッ。ある情報筋から昨日屋台が出るという情報を掴んでね。モナさんが徹夜で張り込んで買ってきたのよ。」


モナ「フフッ。」


ロイ(あー、徹夜明けだからテンションがおかしかったのか。というか、なんでアリシアが偉そうにしてんだよ。徹夜したのモナさんじゃねぇか。)


フィ「わー!私、初めてです!食べましょ!食べましょ!」


モナ「ダメよっ!!」


フィ「なっ!?」


アリ「恐らく生涯で1度味わえるかどうかの幻のお団子、、。」


ロイ(言い過ぎだろ、、オレ先月も昨日も普通に食べたぞ、、言ったら殺されそうだけど、、。)


モナ「それをお腹ペコペコの状態で我慢する、、これぞ究極の精神修行!!名付けて!!」


モナ、アリ「お団子我慢作戦!!」


ロイ(いや、作戦って言ってるし、、、。)


フィ「なっ、、なんて恐ろしい修行なの、、。」


ロイ(あ、フィナもわりとノリ良いんだな。)


モナ「この地獄の修行に耐え抜けばあなたには何者にも屈しない強い精神力が身に付くわ!!」


アリ「さぁ!!行くのよ!!フィナ!!」


フィ「は、、はいっ!!!


ロイ(どこ行くんだよ、、、。)



~~1時間後~~



フィ「あー、、、、、、、。」


ロイ(おぉ、、。たったの一時間で恐ろしいほどに精神が削られてる。まぁ、虚ろな目でよだれを垂らしながらお団子を見つめる女の子ってのはなかなかホラーだけど。それに、、、。)


モナ「あー、、、、、、、。」


アリ「あー、、、、、、、。」


ロイ「いや!お前らも精神削られてんじゃねぇか!!!」


アリ「バ、、バカね。この修行は周りにいる人間さえも巻き込む程に強力なものなのよ、、。」


モナ「、、、美味しそう、、、。」


キュゥゥウ


ロイ(腹鳴ってるし、、。)


モナ「張り込みしてる間、お店なんて開いてないから何も食べれなかったし、、買ったらすぐに戻ってきて修行始めたから、、。」


ロイ「徹夜明けの空腹は地獄ですね、、。」


アリ「モ、、モナさん。頑張りましょう。フィナだって耐えてます、、、。」


ロイ(いや、あれは耐えてるって言うより、、)


フィ「お団子が322、、お団子が323、、お団子が324、、、お団子が、、」


ロイ(ただの現実逃避だな、、。しかし、、)


モナ「あー、、、、、、、。」


アリ「あー、、、、、、、。」


フィ「お団子が340、、お団子が341、、」


ロイ(地獄絵図だ!!!無理だ!!オレが耐えれない!!というか!!この修行もどきはダメだ!!)


ロイ「あの、、。こういう無理な我慢は毒というか、、精神衛生上良くないと思うんで、、辞めにした方が、、オレも結構ツラいんで、もっと他の方法で、、。」


ロイ(女性のこんな姿これ以上見てられん!)


バッ!!


3人が目を輝かせロイを見る。


モナ「そ、、そう、、。ロ、、ロイさんがそこまで言うなら、、この辺で辞めにしますか、、。」


アリ「ま、、全く!だ、、だらしないわねぇ。」


フィ「ど、、同感です!」


ロイ(いや、ヨダレ垂らしまくってるお前らの方がよっぽどだらしねぇよ。)


モナ「それじゃ、、修行はここまでにしましょうか、、。このお団子は、、もったいないのでみんなで食べましょうか、、。」


アリ「そ、、そうですね!!もったいないですもんね!!」


フィ「食べ物は粗末に出来ません!!」


ロイ(3人とも嬉しそうな顔してるなぁ、、。)


モナ「実はね、店長さんがおまけしてくれて普通のより多く入ってるの♪」


アリ「きゃー!!男前ー!!」


フィ「私!!お茶入れてきますね!!」


ロイ(こんな調子で大丈夫か、、、。バイトでも探しといた方がいいかもしんねぇ、、。)




フィナの修行一日目はお団子女子会で幕を閉じた。




残り六日!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ