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あの時、君はそこにいた → 剣と魔法の王国戦争  作者: マイノス
王立騎士団 VS ロマール連合軍

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領主死亡後の対処 << 平原ギルド ルーデル 6 >>

大平原を駆ける男 << 平原ギルド ルーデル >>

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金曜日の昼下がり << 平原ギルド ルーデル 2 >>

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俺たちの戦い << 平原ギルド ルーデル 3 >>

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敗北の気配 << 平原ギルド ルーデル 4 >>

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戦場の無慈悲 << 平原ギルド ルーデル 5 >>

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 ゲームの中で、領主自身が死亡した場合、どうなるんだっけ?


 俺は万が一の事態は覚悟はしていたものの、実際に領主自身が死亡した時のことを理解していなかった。


 ギルドチャットではメイスが泣き顔のスタンプを押した。

 トーマスは爆笑のスタンプを押したようだ。

 それでようやくわかった。

 トーマスはスパイだったのだ。

 課金者のパクは無事なのだろうか。


 ギルドチャットにコメントをしようとしたら、「領主が死亡しました。領主を設定してください」という、システムメッセージが表示された。


 わかった。

 俺はまず、領主自身の死への対処をしなければいけない。

 後継者を設定する必要がある。

 左上にある、領主の枠をタップした。

 通常はそこに領主のアバターが表示されているが、領主が死んでいたので、絵はなかった。

 タップしたら、領主設定のゲーム開始時と同じ画面になった。

 俺はルーデルジュニアと名前を入れ、能力値を平均的に割り振った。

 武力3知力3魔力3運1。

 確認を押す前に、前回はどうだったっけと思い返した。

 やはり同じように割り振ったと思う。

 今回、運が悪かったよな、思い返し、武力2知力2魔力2運4と割り振り直した。

 領主設定が終わり、その能力を再確認知ると、武力7知力8魔力6運10になっていた。

 そして、アイテムとして、聖騎士の装備を保持していた。

 剣、兜、盾、鎧のフルアーマーだ。

 領主レベルが15から1に下がっている。

 能力値はレベルアップ時に4ずつ加わっていたので、かなり弱くなっているが、装備は今まで持っていたものよりも強い。

 そうだ。

 今まで持っていた装備は無くなっていた。

 領主死亡と共に、紛失という設定だ。

 これはかなり厳しい設定だな。

 そういえば、スピキオは無事なのか?

 死んだというレポートはなかったと思う。

 調べたら、スピキオは部隊壊滅後、帰還中となっていた。

 たぶん、生きて戻れるだろう。


 まず、トーマスを追放した。

 そして、ギルドチャットと連合軍チャットに、トーマスをスパイ容疑で追放したことを伝えた。

 王立騎士団のスパイの可能性が高かったが、証拠がない状態でそれを言うのは我慢した。


 そして早急に対処しなければいけない問題があった。

 イザベラの懲罰ギルドの襲撃への対処だ。

 俺はギルドメンバーに、籠城戦の設定を忘れずにするように指示した。

 平原ギルドのメンバーは、村の場所が王立騎士団と混在しているので、城壁は最優先で作っている。

 籠城すれば、簡単には村は破壊されない。

 しかし、ここでもトーマスは王国チャットで、平原ギルドの弱体化を試みるコメントを残していた。


「今は平原ギルドが狙われている。ギルドを脱退して無所属になった方が安全だぞ」


 このコメントが籠城を指示したコメントのすぐ後に書かれたので、「まだギルド内にスパイがいる」とメイスが個人チャットでメールをくれた。

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