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あの時、君はそこにいた → 剣と魔法の王国戦争  作者: マイノス
王立騎士団 VS ロマール連合軍

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戦場の無慈悲 << 平原ギルド ルーデル 5 >>

大平原を駆ける男 << 平原ギルド ルーデル >>

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金曜日の昼下がり << 平原ギルド ルーデル 2 >>

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俺たちの戦い << 平原ギルド ルーデル 3 >>

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敗北の気配 << 平原ギルド ルーデル 4 >>

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 連合軍チャットでは、俺たち平原ギルドの役員の一人であるトーマスが、何やら騒いでいる。

 サブリーダーのメイスが、トーマスに「黙れ」と怒鳴っている。

 トーマスは黙らない。

 平原ギルドのギルド拠点や周辺の村が、懲罰ギルドのイザベラに襲われていると騒いでいる。


 トーマスは、ギルドチャットで退却をメンバーに指示している。

 村へ戻り、村を守れと騒いでいる。


 連合軍チャットでは、トーマスの部隊が、後方の連合軍部隊を攻撃しているという報告がされている。

 何が起きているんだ。


 マップ画面を見ると、ヨーネスの部隊は俺の突撃を受けてもまだ粘り、俺の部隊はセルバートの側面攻撃でどんどん削られている。

 俺は負けるのか。

 先鋒のスピキオの部隊はすでに壊滅した。


 メイスから俺に個人チャットが入った。


「あなた、ごめん。トーマスを制御できなかった。私たちのギルド部隊は、連合軍の後方部隊と同士討ちを始めてる。この戦いで敗北するだけでなく、連合軍の中でも信頼を失うと思う。本当にごめん」


 俺は返信した。


「わかった。俺が責任を取る。メイス、将校を安全に退却させる方法は知っているね?連合軍チャットで、それを伝えて欲しい。部隊を解散すれば、将校は村へ安全に戻れる」


 メイスは「了解、伝える」と返信をくれた。


 総大将のアーゼンやロゲルナの退却の指示を待つ必要もあるまい。

 王立騎士団のトールアーサーの進撃を食い止めていた部隊も、商人ギルドからの挟撃で壊滅したようだった。

 敗北は確定だ。


 俺は持てる魔力の全てを使って、また全てのポーションを使って、部隊の回復を続けた。

 しかしヨーネスに召喚されたファイアードラゴンは、無慈悲にも俺たちを苦も無く焼き続けている。

 どれくらい時間が経ったのだろう。

 俺はずっとその瞬間を見ていた。

 王国チャット、連合軍チャット、ギルドチャットに一報が流れた。


 ルーデルが戦死しました。

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