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あの時、君はそこにいた → 剣と魔法の王国戦争  作者: マイノス
王立騎士団 VS ロマール連合軍

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初陣 << マイネ 8 >>

ゲームの中の出会い  << マイネ >>

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王立騎士団リーダー セルバートの村に着く << マイネ 2 >>

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国語の授業とセルバートの家 << マイネ 3 >>

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魔道士ヨーネスとの出会いと、王立騎士団の役員紹介 << マイネ 4 >>

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王立騎士団の分割と、島ギルド・マイノスとの出会い << マイネ 5 >>

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幻想ダンジョン攻略と、ファーストキス << マイネ 6 >>

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帰還。ギルドミーティングと鷹の目ギルドとの抗争 << マイネ 7 >>

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 王立騎士団の内部分裂は、僕もびっくりした。

 王立騎士団は、着実に対外的な戦争や外交勝利を重ねていたので、ギルド運営は成功しているように見えていた。

 リーダーのセルバートは圧の強い癖があったけど、僕から見たら、それは普通の大人だった。

 ただ僕の周りと違うなと思ったのは、誰もが強い人に従うわけではないというでした。

 ブレイクナイトという人は、初めからセルバートのギルド運営に批判的でしたし、ロゲルナやリリアも、セルバートとは意見の不一致があるような場面は見かけた。

 友好ギルドのゴールネスも、以前ほどはセルバートと行動を共にしない。

 そしてブレイクナイトの粛清から、内部分裂は始まった。

 彼自体は、初めからこのギルドを壊す意思があったと思う。

 でも、ロゲルナやリリアは独立したけど、どうだっただろう。

 ゴールネスにおいては、彼がセルバートを裏切ることはありえないように思えた。


 ただ、王立騎士団に対抗する連合軍は結成された。

 中心になったのは、ロゲルナで、ゴールネスもそれに合流した。

 まだ僕はあまり親交がなかったけど、アーゼンという人も王立騎士団から独立した。

 イザベラの後任も決定しないうちに、内部分裂が起きたので、ギルドの役員はスカスカの寂しい状態になっていた。

 そこで、サブリーダーに昇格したザラは、軍事担当者にトールアーサーという人と、ヨーネスを任命し、リリアの代わりにはフェアリーを任命した。

 凄いことになった。

 ヨーネスは実績があったけど、フェアリーはそういうことを引き受けるとは思えなかったので、僕はびっくりした。


「マイネだけ役員にしなくて、ごめんな」


 セルバートが僕に個人チャットをくれたけど、僕は「とんでもない、気にしないで」と返信した。

 僕は人を率いるとか到底無理だし、大人と付き合うのは今も苦手だったので、問題はなかった。


 そして僕はゲーム内で急速に成長した。

 僕の能力は武力13知力13魔力11運13にまで成長していた。

 僕の魔力は、少しだけ弱いようだが、それでも他の人と比較すると十分な能力になった。


「戦争に初陣してみるか?」


 セルバートは、僕に聞いた。

 戦争とは、つまり連合軍との戦いのことだ。

 状況はかなり絶望的になっていた。

 連合軍の戦力は、王立騎士団の3倍にも達しようとしていた。

 セルバートはギルドの役員と何度も話し合い、戦略を練っていた。

 フェアリーやヨーネスも参加していて、僕も役員ではないけれども招待されていた。

 その話し合いの中で、僕の初陣の話が出た。

 僕は正直嬉しかった。

 僕は戦うために強くなって来た。

 そして戦いは、やはり人対人で行うのが、本当の戦いだ。

 モンスター討伐や野盗退治は、味気ないとまでは言わないけれども、それだけだと虚しさもあった。

 僕は「やります」と答えた。

 たぶん会議では、僕の顔つきは初陣に挑む立派な青年の顔になっていたと思う。

 セルバートは良しっと言って、みんなを見回した。


「マイネとフェアリーは、ザラのチームでトールアーサーと組んで欲しい。ヨーネスは俺と同じチームで動いてくれ」


 セルバートは続けて言った。


「作戦は先程決定した通りだ。勝つにはそれが上手くハマることを願うしかないだろう。成功するかはわからない。だが、王立騎士団のメンバーは、ここで逃げるようなメンバーでもないだろう」


 ザラは今日は口数が少なかった。

 代わりにライゼンが口を開いた。


「さぁ、ギルドチャットで戦いに向けて勇ましいコメントを入れてくれ。作戦はもちろん伏せてくれ。一週間後に出陣だ」


 全員が席を立ち、出陣に向けて最終準備に取り掛かった。









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