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あの時、君はそこにいた → 剣と魔法の王国戦争  作者: マイノス
王立騎士団 VS ロマール連合軍

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決戦前夜 << マール 18歳 23 >>

奇妙な魔法使い マイノス << マール 13歳 >>

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集結!ロマール連合軍  << マール 18歳 21 >>

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ロマール地方の歴史 << マール 18歳 22 >>

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力をつける商人ギルド << マール 18歳  23 >>

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「山脈の北側にはコボルドの大きな集落はおまへん。人里が近いこともあり、奴らは大規模には住まない。我々の小隊が襲われたのも、山脈の南側。数匹の襲撃くらいでしたら、我々は撃退出来る。しかし山脈の南側にある鉄の港には、多くの大規模なコボルドの襲撃情報がおまへん。山脈の南側は地図の未開の地がほとんど。コボルドの大集落は、きっとここにあると思います。王立騎士団もそこに向かうはず。斥候を送り込んではどうでしゃろか」


 ゴールネスさんの提案に、ロゲルナさんたちは鉄の山脈の10キロほど北側に陣を敷き、地図を広げて言った。


「この山岳地帯は、南北には超えられない。地図も出来ていないし、コボルドの巣は無数にあるだろうし、何より急で険しすぎる。東側は、今回は船の用意がないので進めない。西側から迂回して進もう。だが、ここより先は、王立騎士団も警戒して斥候がいる可能性がある。1部隊ずつ慎重に進もう」


 派閥連合軍は、鉄の山脈を南西に迂回して、進軍しました。

 ロマール城へと流れる、ロマール河へ合流する支流をいくつか渡河して、山脈の南にある鉄の町を目指しました。

 そして先発隊のベスレアギルドの斥候が、鉄の町への最後の支流を前にして、ついに王国騎士団が川向うに陣を敷いて対峙しているのを確認しました。

 一行は、年長者アーゼンの軍に自然と集まり、決戦を前に布陣の指示を求めた。

 私もマイノスさんも、その中に加わりました。

 ロゲルナさん、リリアさん、ゴールネスさん、ファンリーさん、ルーデルさん、カザルスさん、ヘリオスさんが集まり、最後に先発隊で王立騎士団の斥候と衝突して撃退したベスレアさんも集まってきました。

 前方の河の橋は、王立騎士団の斥候部隊が退却時に破壊したようでした。

 アーゼンさんは、集まったギルドリーダーの前で言いました。


「ゴールネス氏の話によれば、歩いて渡河出来る場所はないようだ。目の前の河は川幅も広い。簡単には渡河は出来ない。行軍の疲れもある。今夜は河に沿って、各隊横陣を取り、敵を見張って順に休息をとってください。北方には山脈、西方には先程渡河した河、そして南方は海だ。この大軍なら、どこから攻められても対処できる。今夜は可能な限り休んでください。明日は総攻撃で一気に押し潰しましょう」



 アーゼンさんの話が終わる頃、リリアさんの元に、早馬が駆けてきました。

 報告を受けたリリアさんが、みんなの前で言いました。


「王立騎士団の伏兵が隠れているといけないので、北側の山脈に私の部隊を一部派遣していました。今、早馬が来て、王立騎士団の伏兵ではなく、コボルドの集落を一つ見つけたみたいです。小さい集落で、こちらが襲撃されたこともあり、反撃して壊滅させました。財宝は後ほど連合軍の金庫に引き渡しますね。分配を楽しみにしてください。かなりあります」


 幸先が良いと会議の場は盛り上がり、アーゼンさんの指示もあって、皆、キャンプ地に戻っていきました。

 監視部隊は今まで以上に張り詰めて、対岸を凝視しました。

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