発展を続けるギルド << マール 13歳 11 >>
奇妙な魔法使い マイノス << マール 13歳 >>
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マイノス、村長になる << マール 13歳 2 >>
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村が発展をし始める << マール 13歳 3 >>
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マール、マイノスと出会う << マール 13歳 4 >>
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マール、兵士になる << マール 13歳 5 >>
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小都市・青の港でのギルドメンバー集め << マール 13歳 6 >>
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パクとロドリゲスの加入 << マール 13歳 7 >>
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魔力を帯びた鋼の剣 << マール 13歳 8 >>
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東の島との交易 << マール 13歳 9 >>
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東の島からの帰還 << マール 13歳 10 >>
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しかし、私たちの村は、農場・牧場・病院・役所・学校・兵舎など、発展が上限に達するような、行き詰まりも遭遇していました。
マイノスさんは、発展の行き詰まりの問題を、ギルドメンバーに相談しました。
今まではマイノスさんが、ギルドメンバーに指示や指導をするばかりだったのですが、逆にギルドメンバーに教えられることもあり、むしろそれがギルドの発展には良かったみたいで、ギルドの活動はとても活発化していきました。
その中で見えてきたこともありました。
私たちが、比較的、簡単に建設していたものが、他の人には目新しい技術を有するものであり、また他の人は、私たちの知らない建物を建設していることも知りました。
魔法の研究を進める魔術院や、兵士を訓練してより高度な戦術を使用できるようにする中級練兵場、通貨を製造・発行する銀行などは、私たちが保有していない技術が無くては作れない施設でした。
2ヶ月に1回くらい、マイノスさんは1週間ほどかけて取り組む、大きな課題に挑戦するようになりました。
最初に取り組んだのは、牧場の拡大でした。
馬を東の島で手に入れてから、村では牧場経営を始めましたが、繁殖には成功していない状態でしたので、一から牧場経営を学んで行くことにしました。
マイノスさんは、上手く繁殖しない馬にこだわらずに、様々な動物を飼いならして繁殖しようと試みました。
ただ、鶏、羊、ヤギ、ロバ、牛、ラクダと飼育の候補は上がりましたが、近隣からやってきた狼が、羊を食ってしまったことがあり、羊を逃げないように囲う柵ではなく、外敵から守る立派な柵が必要なことがわかりました。
また放牧を全て人間の手で行うことは出来ないので、犬を飼いならしたり、餌となる作物を獲得する必要も出てきました。
そのため、農場も大きくする必要があり、様々な作物の種を探したり、また農業器具や建設器具の開発も行いました。
そんな中で、私たちの村だけでは解決できないこともありました。
血の塊と言われ恐れられていた、赤い狼の群れが襲撃して来た時は、前もって近隣の地域から入手した、炎を嫌うという情報をもとに、ギルドに所属する村の兵士が、総出で篝火を準備して待ち構えました。
それは私たちの想像を超える、恐ろしい光景でした。
その赤い狼の群れは、数百頭や数千頭という群れではなく、数十万頭はいるであろう、人間ではとても太刀打ちできない規模の群れでした。
それは王国中の兵士を集めても、戦うことは不可能なものに思われました。
幸いに赤い狼の群れ多くは、私たちの村からは一山離れた地域を通り抜けて行きましたが、進路に当たった付近の村は、建造物の損壊は少なかったものの、家畜はほぼ全滅し、外出していた人間も、多くの人が食い殺されました。
一方で、その後、牛の群れの情報も得ることが出来まして、これは百頭を超える群れという情報でしたので、同盟メンバーが多くの部隊を出して、その確保に動きました。
40近い村から、1000人近い兵士が集まり、ギルド拠点の広場まで誘導して、各村に数頭ずつ、出来るだけ、つがいで分配しました。
青の港に訪れた商人から、鉄製農具をギルドメンバーで、共同で購入したこともありました。
その商人はオークション形式での販売を予定していたようで、その情報を聞いた他のギルドが、農具の下見で難癖をつけて価格下落を目論んでいたのに対し、マイノスさんはその手の行為には一切関わらず、商人から直接、即決価格を聞き出していました。
そのための資金をギルド資金から準備して、オークション開始と共に、その価格を提示して、即決落札をしていました。
そしてこの時、商人と大口契約を成立させたことにより、ギルド拠点には近隣の商人から、近隣都市におけるオークション開催日と目玉商品の連絡が来るようになりました。
近隣と言っても、私たちには知らない都市ばかりでしたので、その場所がわかることは、村の冒険地図を拡大するのにも役立ち、総量や重量がある目ぼしい商品を見かけた時は、マイノスさんはギルドメンバーと共に遠征して買付を行いました。
私たちの世界はどんどん広がり、この世界には凶暴な動物だけでなく、魔物と呼ばれる異世界から来た凶悪な生物がいることも知りました。
その生命力は一般的な動物より高く、これを殺害することで不思議な魔法の粉が手に入ることが知られていました。
そして、その魔法の粉は文字通り、一部の人間がこの世界で魔法を使う時の原料になり、高額で取引されていました。
そのため魔物の凶暴性は恐れられてもいましたが、その発見情報は貴重で、多くの人が冒険者としてその討伐に向かいました。
登場人物が増えていきますので、この辺りでまとめておきます。
フェアリー:マイネと同行する女性。先行する王国で遊び、ここではサブアカウントとして気楽に遊ぶ。現実ではバーのアルバイトをしている。王立騎士団の将校として、セルバートの村に所属。
【マイネ】:中学1年生。野球部で苦手意識を持ち、心が少し病んでいる。ゲームの世界に入り込み、現実の世界のように見ている。龍王の剣を獲得。王立騎士団の将校として、セルバートの村に所属。この小説の主人公の一人。
ヨーネス:王立騎士団の将校として、セルバートの村に所属するマイネやフェアリーの友達。重課金者で大魔道士。
セルバート:ギルド:王立騎士団のリーダー。マイネ、フェアリー、ヨーネスを引き受け、王国最強の村を保持している。現実世界では、ゲーム制作会社の海外支店の総務部部長に新任。
ゴールネス:商人ギルドのリーダー。王立騎士団から独立して、友好ギルドを運営。
イザベラ:懲罰ギルドのリーダー。王立騎士団から派生した傘下ギルドを運営。
ザラ:王立騎士団のサブリーダー。
ログリー:鷹の目ギルドのリーダー。
【マイノス】:島ギルドのリーダー。現実世界では、国家資本の大企業の子会社の従業員。この小説の主人公の一人。
【マール】:マイノスの村の将校。NPCだが、この小説の主人公の一人。
ブレイクナイト:攻撃的な領主。近隣の村を襲撃していたら、島ギルドに目をつけられ、攻撃を受ける。




