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あの時、君はそこにいた → 剣と魔法の王国戦争  作者: マイノス
群雄割拠する新興ギルド

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精霊の森の秘密 << マール 15歳 12 >>

奇妙な魔法使い マイノス << マール 13歳 >>

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東の島からの帰還 <<  マール 13歳 10 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/36/

発展を続けるギルド << マール 13歳 11 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/37/

 マイノスさんが来てからもうじき2年になろうという時に、私たちのギルドは、青の港の南方120kmの場所に、精霊の森という場所があり、ここには太古の砦の跡があるとの情報を手に入れました。

 その砦では魔法の粉や黄金が、少量ながら採掘が可能だとの噂を耳にしたこともあり、場所がわかったことで、私たちはその場所の確保を試みることにしました。

 青の港で色々と情報収集した結果、太古の昔この森にはエルフが住んでいましたが、エルフの子供が放った矢が、その森にいた木の精霊・トレントに刺さり、その怒りでエルフは森から追われたという話を聞き出すことができました。


 「つまり、その森は、今もトレントに支配されているかも知れませんね」


 パクは腕組みを外して、地図の上に木の人形を載せた。


 「エルフの集団が逃げ出すくらいだから、かなり強い魔物やな」


 ロドリゲスは剣を鞘に収めたり出したりしながら、カチャカチャと音を立てていました。

 ギルド拠点の新しく建設した作戦室では、大きなテーブルに広げられた地図に、明かりが灯るようにランタンが置かれました。

 「マールさん、そろそろ家に帰った方がいいんじゃない?」と、ルナさんが私に言ってきました。

 私はまだ15歳になったばかりだったので。

 私はマイノスさんの方をちらりと見たら、マイノスさんは「そろそろ、決めるか」と、ギルドメンバーに出征の決断を求めました。


 「トレントについて、もう少し調べる時間は欲しい。しかし、今回の話は、私たちだけが知っている情報ではない」


 「鷹の目ギルドも、この情報を得ている」と、ロドリゲスは天を仰いで呟きました。


 「あいつらは、わいらと同程度の強さはあるで」


 室内にまた沈黙が流れようとした時、ボレオという男が「これはどうだろう」と、意見を述べました。


 「鷹の目ギルドがトレントと戦い、疲弊した後に、私たちが戦いに参加する」


 私はそこに流れた空気が澱んだことを感じました。

 その作戦は悪くはないと思いました。

 ただ、正攻法ではない。

 そして、初めてのギルド戦の可能性もありました。


 「いいね」


 ロドリゲスが心なしか、声を強めて発した言葉に、マイノスさんは同調した。

 ルナさんが腕を組んでマイノスさんを見つめ、パクは目を閉じてうなずきました。


 この時から1日かけて、ギルドメンバーに出征の連絡が伝えられ、その翌日には、出征の準備を済ませたメンバーが、続々とギルド拠点に集まりました。


 「動いているのが、鷹の目ギルドだけではない可能性もあるが、ひとまず鷹の目ギルドに関する情報は集めた。聞いて欲しい。リーダーはログリーで、王国でも名の知られたリーダーだ」


 マイノスさんが若干重い声で言いました。

 パクは言いました。


 「私より強いだろう。他のメンバーも、彼ほどではないにしろ、私と同じくらい強い人が数名いる」


 パクは続けました。


 「マグナイア。ユーレー。ライビッツ。ソルコー。この4名は強い」


 マイノスさんは、話を続けた。


 「どのメンバーが今回来るかわかないが、このクラスのギルドだと、ギルド員全員が何らかの形で、今回の砦攻略に協力するだろう。このギルド拠点への攻撃もあり得る。残るメンバーも警戒して欲しい」


 マイノスさんが、思わぬことを言ったので、集まった人に緊張が走ったようでした。


 「ほんまかいな」


 ロドリゲスが何やらブツブツ言い始めました。


 「止めたほうがええんじゃないの・・・」


 その声が聞こえたのか、ボレオが「どうしますか?」と、マイノスさんに聞いた。

 マイノスさんは一瞬、目線が泳いで困惑したが、ルナさんが力強く「行きましょう。そして勝ちましょう」と、マイノスさんや集まった人を見回したので、その場の雰囲気は強気に振れました。

 ドノフ、メリークリスマス、ロボシンクの部隊が、今回はギルド拠点につめて哨戒して警戒に務めるということで、総勢30の村の領主が出征に参加することになり、総勢3000人を超える軍団になりました。

登場人物が増えていきますので、この辺りでまとめておきます。


フェアリー:マイネと同行する女性。先行する王国で遊び、ここではサブアカウントとして気楽に遊ぶ。現実ではバーのアルバイトをしている。王立騎士団の将校として、セルバートの村に所属。

【マイネ】:中学1年生。野球部で苦手意識を持ち、心が少し病んでいる。ゲームの世界に入り込み、現実の世界のように見ている。龍王の剣を獲得。王立騎士団の将校として、セルバートの村に所属。この小説の主人公の一人。

ヨーネス:王立騎士団の将校として、セルバートの村に所属するマイネやフェアリーの友達。重課金者で大魔道士。

セルバート:ギルド:王立騎士団のリーダー。マイネ、フェアリー、ヨーネスを引き受け、王国最強の村を保持している。現実世界では、ゲーム制作会社の海外支店の総務部部長に新任。

ゴールネス:商人ギルドのリーダー。王立騎士団から独立して、友好ギルドを運営。

イザベラ:懲罰ギルドのリーダー。王立騎士団から派生した傘下ギルドを運営。

ザラ:王立騎士団のサブリーダー。

ログリー:鷹の目ギルドのリーダー。

【マイノス】:島ギルドのリーダー。現実世界では、国家資本の大企業の子会社の従業員。この小説の主人公の一人。

【マール】:マイノスの村の将校。NPCだが、この小説の主人公の一人。

ブレイクナイト:攻撃的な領主。近隣の村を襲撃していたら、島ギルドに目をつけられ、攻撃を受ける。

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