笛吹男の憂鬱
「さて、個人的な煽りはすみましたので、こちらの始末をつけましょうか…日本支社長」
部下に拘束させている日本支社長に対し、笛吹男は言う。
「ガキの使いもできない役に立たない傭兵のゴロツキ共目が!!裏切りやがって!!」
表向きは小太りで丸みがある分愛嬌があり、人が良さそうな顔立ちであり、働く外国人のサポートをしてきた温厚で人格者として通っている。裏では違法な薬物や危険物、人身売買まで手を出している。無論大企業と政治団体とも繋がりがある人物だ。だが、今は地面に組み伏せられながら、わめく醜態を晒している。
「管理できない管理職のフォローにどれだけ苦労したと思います?まず、ネズミ駆除もままならしず、穴が空いて漏れ出している組織のザルな状況で走り回る羽目になる」
「お前らが余計なことさえしなければこんなことにはならなかったんだ!!クズどもが!!」
「泳がされて収穫待ちの状態でなんとかできるなら、俺らが来る前になんとかしてくださいよっ!!」
「ぐぅぇ」
髪の毛を掴み地面に顔面を叩きつけられた日本支社長をしりめに笛吹男は続け言う。ガンガン地面に叩きつけながらも淡々と話続ける。
「ネズミはこちらで捕まえしたが、ハニトラとは元気ですね支社長?こちらも部下と強化人間の損害、いや…強化人間はあんたの責任の元の命令だったな…まあ、VIPのお迎えができなかったが…裏切り者を捕らえ、眉唾だったVIPのデータを得た、強請ってきた医者の対応もした…あんたも責任者なら責任取れよ…」
もはや、喋る状態にない支社長の頭から手を離し、絡みついた髪の毛を不快そうに手を振って払う。
「あちらさんと協議の段取りは済んだ…被害は全てこのクズが責任持つとして…あとはあちらをどれだけ嫌がらせするか…だ」




