そして2人は天国を見る
誰も居ない少し汚れた部屋。そこには彼にとって少し特別な『日記』が太陽に照らされていた。
そこに青い服を着て、青い帽子を被った男性や女性が入ってくる。男性と女性たちは部屋を物色したり、カメラで物を撮ったりしている。
アパートの外には大勢の人が居た。
カメラを持った人とマイクを持った人。
マイクを持った人に喋りかけられている老人。
けたたましいサイレンの音を鳴らす車。そこから出てくる青い服と青い帽子を被った人たち。
そして好奇の眼差しをした大勢の人。
カメラを持った人とマイクを持った人はさまざまな人に喋りかけていた。
「あそこの人は引きこもっていて、あまり交流はなかったんだよね」
と老人は語る。
「最近は家から出るのをよく見たね」
と女性は語る
「警察によりますと、部屋の物がいわゆる『物色』されたような形跡はなく、男性は現在も行方が分からなくなっています。」
「……あ、今、新たな情報が入りました。行方が分からなくなっている男性は日記を残しており、そこには『天使』といった、不可解な言葉が書き残されていたということです。警察は、男性が何らかのトラブルに巻き込まれた可能性も含め、当時の状況を慎重に調べています。」
とマイクを持った人は語る。
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さまざまな声が飛び交う。でもそんな事は2人には関係ない。
なぜなら
2人は天国を見ているから。
【悪い天使と引きこもりが天国を見る話】〜完〜




