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第十三話 難航する区間配置!

11月下旬、20時。

城西拓翼大学監督室。


『山の神、出現』の報を聞き、

櫛部川監督は頭を悩ませていた。


『往路に多くの主力を投じるべきか、

それとも、復路に主力を残すべきか…。』


(エースでキャプテンの竹村は、

往路の最重要区間である二区で確定だ。

アップダウンに強い家村は四区、

上り坂に強い郡司は五区でよいだろう。)


櫛部川はすっかり冷めてしまったコーヒーを

一気に飲み干して、呟いた。


「さて、問題は一区と三区だな…。」




第十三話 難航する区間配置!



一区は、同時スタートということもあり、

レースの駆け引きやラストスパートに

長けた勝負師タイプがいいと考えられている。


特に一区の最後に待ち構える六郷橋の坂は、

この区間で最大の勝負どころであり、

できれば登りにも強い選手であることが

望ましい。


また、往路でも比較的アップダウンが

少ない三区は、集団がバラけていることも

多いため、スピードがあって単独走に強い

タイプがよいと考えられている。


湘南の向かい風にも負けずに、

突っ込める選手なら、なお望ましい。


(やはり、山の神対策で多くの学校は、

一区から四区までスピードランナーで

固めてくるだろう…。


本当は復路に残したかったが、

三区にはスピードと安定感のある

四年の諸星を置くしかない。)


櫛部川も断腸の思いである。


(残りは一区…。)


ガムシャラさが売りのランナーが多い

ジョーダイにとって、

一区で必要とされる集団での駆け引きは、

もっとも苦手な分野と言える。


「風呂でも入ろうか…。」


櫛部川が監督席から立ち上がろうとした時、

誰かが部屋の扉を叩いた。


「監督、夜分遅くに申し訳ありません。

少しお時間よろしいでしょうか。」


そこには、強い決意を秘めた蒼太がいた。

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