記憶十二―ツァーイの秘密二、それはフードで隠していた……―
「すっかり暗くなっちゃったね。」
ファングの街へと着いたのは夕日が完全に沈み切って、辺りが暗闇に包まれた頃だった。
街の街灯(雷や光の魔法を元に大昔の創造人が創った魔道具で、世界中に普及しているらしい)が暗闇を僅かに灯しており、日中と比べると少なくはあるが人の往来もボチボチとだがある。
その為か隣を歩いているツァーイは暗闇の中においても、普段通りローブに付いているフードを深く被り込んでいる。
また僕は僕で、宿泊部屋の窓から夜の街並みを眺めた事はあれど、夜の街並みを歩くのが初めてだからか、少しだけテンションが高くなるような感覚を感じている。
しかしそれと同時に街への帰還が遅れてしまったのが、僕が魔力の枯渇をしてしまった影響であるから、それ以上にツァーイへの申し訳なさが心中を満たしていた。
「僕のせいで本当にごめん……。」
だからか、暗に「イラのせいで戻るのが遅くなった。」と言われている気がした僕は反射的にツァーイへと謝罪の言葉を口にした。
勿論ツァーイがそういう意味を含んで先程の発言をしたのではないと分かっているけれど、それでも今日一日で僕はツァーイにかなりの面倒をかけてしまったのは事実だ。
だからか今の僕は普段よりも若干自虐気味になっているのかも知れない。
「ふふ、そういう意味で言った訳じゃないよ。でもしばらくの間は練習以外で魔法は使用禁止だからね。」
それに対してツァーイは笑みを浮かべながら、咎めるでも、なだめるでもなく、ただただ優しい口調で注意をするように告げた。
実は街に戻って来るまでの間にもツァーイとは色んな事をずっと話し合っていたのだけれど、話題の一つとして当然の如く僕の魔法が取り上げられて、結果としては当面の間は僕が戦闘中に魔法を使用するのを禁止にしようという流れになっていた。
理由は言うまでもないけれど、本日の魔法の練習で魔力の枯渇をして意識を失ったせいで練習が中断してしまったから。
結果として僕は中途半端な形で魔法を使用出来るようになってしまい、その魔法と言うのも使用してしまえば『敵味方を問わずに目の前の周囲一帯を氷漬けにする』という中々に危険な代物であった。
しかも使用すれば魔力の枯渇で僕自身も意識を失う(ツァーイ曰く昏睡や死ぬ場合もある)と常人なら危機的状況でも使用を躊躇うような物だ。
その原因は僕の詠唱文が長かったから、と問題点も分かってはいるのだけれど、それでもあんな事があった後では「詠唱文を短くしたから使って良いよ」となる筈もなかった。
だからツァーイから練習の続きとして詠唱文の丁度良い塩梅を習うまでは使用禁止と言う訳だ。
「分かっているよ。戦闘中に魔力の枯渇なんて状態になったら完全に足手纏いだし……。そもそも少数のウルフと戦う分には今のままでも十分だしね。それでも次の街に着く頃には魔法だって……。」
「その調子だよ。さっきも言ったけれど、また近い内に魔法の使い方を教えて上げるから。」
「うん。楽しみにしているよ。」
「だから今の内に氷の魔法で出来そうな事を色々と考えておいてね。」
「それに関しては大丈夫。既に二十個以上の案があるから。」
「……時々思うんだけれど、イラって本当に記憶喪失なんだよね?」
「え? この流れでなんで、それが疑われているの……?」
「だってイラに氷の適正があるのが分かったのって今日のお昼頃だよ。記憶喪失なのにそれだけ多くの想像が既にあるなんて……。」
「なるほど。確かにそう言われると記憶喪失ってのに違和感を感じるかもね……。まあ記憶はないけれど、知識が皆無って訳じゃないからさ。氷が固くて冷たいとか、溶けたら水になるとか、それ位は流石に知っている訳だし。それに案が多くても、実際に魔法として発動した結果がアレだから……この中で実用性のある魔法が、どれだけ残るかは分からないし……。」
そんな風にツァーイとの軽口にも似た談笑をし続けている内に、僕達は無事に目的地である協会へと戻って来た。
ちなみに魔法の練習が始まった時点では若干ではあるもののクエストで受注したウルフの討伐数が少なかったけれど、そこの部分はキッチリとファングの高原を出るまでの道中で遭遇したウルフを討伐する事でこなしているので無問題だ。
「それではこちらが今回の全六クエストの報酬となります。」
「ひい、ふう、みい……うん。確かに確認しました。」
「ドロップアイテムの方はどうしましょうか。参考までに本日の買い取り価格は『ウルフの爪』が3C、『ウルフの肉』が22C、『ウルフの毛皮』が47Cとなっています。」
「それなら『ウルフの爪』を半分だけ、買い取りでお願いします。」
「それなら24Cですね。」
教会に帰還して冒険者が、いの一番にする『クエストの報告』を事務的に行うツァーイとアンナさん。
最初に見た時は二人がどういったやり取りをしているのかが全然分からなかったけれど、今では僕も二人のやり取りの内容を理解出来ている。
けれど二人の事務的でありながら、どこか手早く終わらせようとするまでに機械的な要素すら感じるやり取りに横槍を入れられる程には僕の業務スキル的な物は磨かれていないので、クエストの報告作業はツァーイに任せっきりのままだった。
まあ魔物から入手したドロップアイテムの買い取りをしてもらうか、手元に温存しておくか、って判断が必要な以上、リベルーチェのリーダー兼、財布を握っているツァーイがこれらの作業を僕に任せられないって言うのも分かるけど。
それに関してはきっと僕が報酬金を横領する事を疑って――等の猜疑心から来ているのではなく、純粋にリベルーチェのリーダーとしての責任感みたいなものだと思う。
もしくは行く当てもなく右も左も分からなかった僕を拾った手前、保護者的な感情でもあるのか。
ともかく手持ち無沙汰な僕は二人のやり取りが終わるまで、ツァーイの傍にいながら付近をキョロキョロと見渡していた。
協会の中だけあって冒険者、或いは冒険者の登録こそはしていないものの傭兵として似たような事をしている人達がそこら中を行き来していた。
それ自体は普段通りの光景なのだけれど、今が夜だからか、協会内にある食堂の方向との行き来をする人が朝方や夕方よりも大分多いと感じるのは気のせいではないだろう。
「(理由は分からないけど、ツァーイって人目の付く場所が嫌いなんだよね……。本当に僕のせいで申し訳がないなぁ……。)」
その人混みとも言えるような行き来する同業の人達を眺めながら、改めてツァーイへの謝罪の念が沸きあがって来た。
きっと本人に伝えた所で僕を責め立てるような事は言わないのだろうけれど、時折本当に迷惑をかけてしまった事の一つや二つ程度は怒ってくれても良いんだけどな、とも思う。
普段から優しい所がツァーイの長所だと思うし、僕自身もツァーイのそう言った部分を魅力的だと思っているけれど、何故だろう……時々ツァーイに距離をとられているように思ってしまうのは。
きっとツァーイ自身が話したくないと言っている例の一件のせいで僕自身が頼られていないと勝手に被害妄想ぶっているだけではあるのだと思うけれど……。
何にしても今の僕に出来る事はただの一つだけだ。
ツァーイがクエストの報告作業を終わらせたら、出来るだけ早急に二人で宿泊部屋へと戻る事。
宿泊部屋まで戻ってしまえば他人の目を気にする必要もなくなって、ツァーイもフードを被る必要がなくなる程度にはリラックス出来る。
だから部屋に戻れれば、この夜間特有の人混みも気にしなくて済む筈だ。
「――ありがとうございました。…………お待たせ、イラ。それじゃあ宿泊部屋に戻るよ。」
ややネガティブよりな僕の思考が少しだけポジティブよりに纏まってきた所で、丁度ツァーイの方もクエストの報告が完了したようだ。
受け取った報酬金と思わしき小袋を四次元ポーチへとしまい込み、改めて僕の方へと向き直しながら普段よりも小さな声で急かしてくる。
やっぱりツァーイはこの人混みの中から一刻も早く離れたいようだった。
「うん。戻ったらすぐに晩御飯の準備をするよ。」
そんなツァーイを少しでも安心させようと僕は頷きながら、部屋へ戻った後の事を話しだした。
そのまま僕達は足早に宿泊部屋を目指して歩き出した。
その矢先だった。
「わーっ!! そこ、ちょっとどいてくれぇっ!!」
見知らぬ男性の大声が辺りに響き渡ったのは。
何事かと不思議に思って声がして来た方角へと視線を向けた僕の目にはある光景が飛び込んで来た。
それは大声の発生源と思わしき男性がこちらへと一直線に走って来ているというものだった。
『室内を走り回る男』と言えば、確実に褒められた行為ではないだろけど、それでも特別に異常視するような光景ではないと思う。
少なくとも特筆して騒ぎ立てるような話題ではないだろう。
「うん? っ、ツァーイ、危ない!」
「えっ?」
けれど、何故かその光景に胸騒ぎをする程に嫌な予感を感じた僕はツァーイへと呼びかける。
それと同時に多少強引ではあるけれど、彼女の手へと自分の手を差し伸べて引き寄せようとした……のだけれど。
だが、しかし、僕が大声の方へと気をとられている間にも宿泊部屋へと僅かに歩を進めていたツァーイとの間には少しだけ距離があって……僕の手はツァーイには届かずに空を掠めてしまい、そうこうしている間に――。
「う、うわぁぁっー!!」
「きゃあ!?」
その男がブレーキの壊れた自転車(例によってボンヤリと言葉だけが浮かんで言葉の意味が分からないけれど)の如くツァーイの方へと突っ込んで来て……。
次の瞬間には『ドゴーン!』と言う衝突音が鳴り響き、ツァーイと男がそれぞれ正反対の方向へと軽く吹っ飛んでしまった。
更にはこの衝突事故が引き金となって、周囲の冒険者達の中から少しずつザワザワとし始めて、「何事か!?」と言わんばかりに二人の方へと視線を向ける者が現れ始めた。
「ツァーイ!? 大丈夫!?」
そんな中で僕は目の前で吹っ飛んでしまったツァーイの元へと急いで駆け寄った。
勿論ツァーイが心配だからだ。
だけどそれ以上に今は、理由も分からないままに少しずつ、しかし確実に胸騒ぎが強くなっていて……。
とにかく大至急二人で宿泊部屋へと戻るべきだと頭の中で警告音が鳴り響いているのを感じていた。
「心配しなくてもこの位は大丈夫だよ。」
吹き飛ばされて尻もちをついていたツァーイ本人は何事もなかったかのように立ち上がっていた。
もしかしたら吹き飛ばされた時に受け身を取って、衝撃を最低限に防いだのかも知れない。
その事に「やっぱりツァーイは凄いな。」と感心をしたけれど、同時に僕は少しだけツァーイの様子に違和感を感じていた。
何故かは分からない、けれど、胸騒ぎがより一層と強くなっているのを感じる……。
とにかく、今はこの場から急いで離れないと……。
「ツァーイ、とりあえず、部屋に戻ろうよ。」
「う、うん。ありがとう。」
騒がしくなり続ける胸騒ぎを黙らせる為にも僕はツァーイを連れてこの場から離脱をしようとしたけれど――。
「いてて……すまねぇな。ちょっと冒険者の仲間に罰ゲームで追われ、て、て……。」
間も悪く、ツァーイにぶつかって来た爆走男が謝罪をしようとこちらへと近づいて来てしまった。
途端に胸騒ぎが一段と強くなるのを感じたが、その間も置かずに爆走男は口を濁らせながら謝罪を止めてしまい――。
「お、お前……その蒼い髪、蒼い瞳……ま、ま、まさか、あ、【蒼い疫病】か!?」
様子を一変させた爆走男の怯えや恐れを含んでいるかのような怒声が、その場に響き渡った。
「っ!?」
その言葉の意味は分からなかったけれど、途端にツァーイが顔を青ざめた様子で自分の頭部をペタペタと触り始めて、更に顔を真っ青にしていた。
その時になって僕はようやく、先程感じたツァーイへの違和感に気付いた。
しかしその事をツァーイへと告げるのには既に手遅れである事にも、状況の全てを理解していない僕にも薄っすらと察する事は出来てしまった……。
ツァーイが街中で常に頭部に被り込んでいた「フード」が外れ、青空を彷彿とさせる綺麗な蒼髪も、大海を思わせる深い蒼瞳も、白日の下に晒されてしまっていたのだ。
恐らく……いや、間違いなく、先程の衝突事故で吹き飛ばされた際にフードが外れてしまったのだろう。
そもそもツァーイが何故フードを被っているのか、その理由を僕は知らないけれど……。
それでもツァーイが常に街中ではフードを被って、人目を避けているのには理由がある筈で……。
だからツァーイの素顔が他人の目に映ってしまっている、この状況は決して良くはないって事は何となく分かる。
それに爆走男が口にした【蒼い疫病】の意味は分からないけれど、それがツァーイに対する罵倒や暴言の類……つまり、悪口である事だけは明白で、何にしてもツァーイを連れてこの場を離れないと。
「【蒼い疫病】が何でこんな場所に居やがるんだ……! 今すぐこの街から出ていけよっ!」
「っ……。」
「お前がいたらこの街も病魔に侵されるだろうがっ!!」
思考をグルグルとする中で、それらが纏まりかけると同時に状況が再び動き出す。
爆走男は当初行う予定だった筈の『謝罪』はスッカリとなりを潜ませて、代わりに怒りに塗れた『罵声』を叫び始めた。
それを聞いたツァーイは顔を更に青ざめながら、カタカタと震えながら爆走男を睨み返していた。
しかしそれで状況が好転する訳でもなく、状況は更に悪くなっていく。
「【蒼い疫病】ってあの女の子がか?」
「ああ、あの蒼髪は噂通りの色合いだ。彼女を追い出さないとこの街も病に侵されるぞっ!」
「そう言えば噂で【蒼い疫病】が各地を転々としているって聞いた事があるぞ……。」
「だからって何で、こんな、田舎街にまでっ……!」
「【蒼い疫病】って故郷を丸ごと滅ぼしたんでしょ? 早く殺さなきゃ。」
「おい! 冒険者同士での殺し合いはご法度だぞ。いくら、【蒼い疫病】だからってそんな事をしたら、こっちが指名手配されちまうだろ。」
「バレなきゃ大丈夫だって。それに協会の連中だって【蒼い疫病】がいなくなるなら悪い事は言わない筈さ。」
「【蒼い疫病】が何でこのファングの街に……。」
「ここから、ここから出て行けよ!」
爆走男の罵声を皮切りに、衝突事故の件から野次馬根性で二人の様子を窺っていた周囲の冒険者達も爆走男に同調してツァーイへの罵声や怒声を浴びせ始めた。
まるで大罪を犯した死刑囚を糾弾するかのように、数十人の冒険者が寄ってたかって一人の少女に暴言を浴びせ続けているのだ。
次第にカタカタと震えていたツァーイの震えが少しずつ強くなっていき、その視線も俯いて下へと向けられるようになって……。
僕の恩人である少女にその矛先が向けられているのが我慢ならなくて、見ているだけでまるで自分が被害者のように胸の奥底がグサグサと抉れるような痛みが走り続けて、だからこの不愉快な惨状に僕は――。
「お前ら、黙れよっ!!」
――右手に全身全霊の力を込めて、後先の事など何も考えずに、件の爆走男に渾身の一撃を与える為に、殴りかかったのだった。
「ぶべっ……!?」
その事態を考慮していなかったのだろう爆走男は先程の衝突事故よりも強い勢いで吹き飛んで行った。
心なしかウルフを殴った時よりも強い手応えを感じた気もするけれど、今この瞬間において、そんな事はどうでも良かった。
それを見た野次馬根性の達者な周囲の冒険者達の騒めきが一層強くなるのを感じたけれど、それもどうでも良い事だ。
ツァーイの事を悪く言う奴らの言葉に耳を傾ける価値などないのだから。
今の僕にとって、記憶喪失のイラにとって、大切なのは唯一無二の恩人であるツァーイだけなのだから。
だから、ツァーイを傷つける人に考慮も遠慮もする必要はなかった。
「ツァーイ、大丈夫……じゃないよね。」
「イラ……私、私……。」
周囲の騒めきを無視しながら、ツァーイへと呼びかける。
様子を窺えばツァーイはカタカタと震え、自信がないように俯き、不安で仕方がないと言わんばかりの涙目で、怯え切った表情を浮かべていて、言いたい事が纏まらないかのように同じ言葉を繰り返している……。
そんな普段の様子とはまるっきり違う、ツァーイを見て……僕は――。
「ツァーイ、手を離さないで。それと約束を守らなくてごめん。」
「イラ……? 何を……?」
自分の手でツァーイの手を強く握りしめて、その手を決して手放さないように意識をして、ツァーイを連れて協会の外へと飛び出す為に走り出した。
一方で困惑しているツァーイの呟きが聞こえたけれど……ごめん、今の僕は少しだけ理性とか、良心とか、その辺りの枷が緩み切って、外れてしまっているみたいなんだ。
だから、僕は……協会の外へと飛び出すと同時に、協会の方へと振り向いて、手を繋いだままのツァーイを僕の後方へと下げると……協会の扉や窓と言った人が出入り出来る場所の全てが凍り付いた状態を想像して――。
「凍てつき、止まれ! 氷結!!」
数十分前にツァーイとの約束をしていたにも関わらず……禁止されていた氷の魔法を発動させた。
その結果、想像通り……いや、ほんの少しだけ想像以上に協会の出入り口に使えそうな場所は一か所の例外もなく、凍り付いたのだった。
初めて魔法を発動させた時と同様に全身から力が抜けるのを感じたけれど、幸いな事に今回は意識を失うまでには至らなかった。
数秒して出入り口の方から「イテッ、何だこれ!」とか「冷たっ!」とか「【蒼い疫病】を追って殺せ!」だとか色々聞こえるけれど僕は相も変わらずにそれらの罵声や怒声の全てに無視を決め込む。
そして震えたままのツァーイの手をより強く、しっかりと握りしめて、ファングの高原がある方向とは真逆の方角を見据えると――。
「ツァーイ、逃げるよ!」
「イラ、何で魔法を……いや、それより、どうして……私、私は――。」
「そう言うの、後で良いから!」
――困惑しながら言葉が纏まらない様子のツァーイを連れ出して、そのままどこへ通じるとも分からない暗闇の街中を二人で走り出した。
一章も終盤に差し掛かり、今までのほのぼのとした空気から一変して、少しだけ不穏な空気に……。
それはそうと、一応話の流れをプロットに起こして書いてはいるのですが、最近は執筆をしていると微妙にプロットからズレた方向にイラ達が動いていたり……。
(例:記憶七でイラがお金を受け取る件でイラが一度拒否をしていたり、記憶十でイラが魔力の枯渇で倒れたり等。)
物語そのものが大きく変わったりする訳ではないのですが、何故か執筆中にプロットからほんの少しだけズレるんですよね。
実際に書籍本を出版している先輩方があとがきなどで『作者の手を離れて物語が生きている』などと言っている事を聞いた事はあるのですが、これがそういう事なのでしょうか……?
ちなみに今回も三か所程プロットとズレていたり……けれど、ある意味ではプロットの状態よりもスカッとする内容になっているのではないでしょうか。
とにも、かくも、ファングの街を飛び出したイラとツァーイをお楽しみに!




