第四章 成長 第七話 ヤマタノオロチ
第四章 成長 第七話 ヤマタノオロチ
眠れないのですか?
葛の葉は、台所にいる蒼真に声を掛けた。
うん、百鬼夜行が気になってね。
この家には、私の強力な結界を張っています。
妖は、絶対に、入ってきません。
ご安心して、お休みになって下さい。
流石、神様、有難う。助かります。
葛の葉さんは、お酒は飲めますか?
飲めます。
少しだけ、付き合ってくれませんか?
はい、私で良ければ是非。
葛の葉はわらいながら、答えた。
暫くして、蒼也も起きてきた。
何話してるの?
お酒の話です。
お父さんと飲むことになりました。
いいなー。大人は、お酒が飲めて。
今、お父さんは、何を飲んでるの?
八塩折の酒だよ。蒼真は言う。
お父さんにぴったりのお酒ですね。葛の葉は答える。
どんなお酒なの?
ヤマタノオロチを倒す時に使ったお酒ですよ。
ヤマタノオロチ?蒼也は復唱する。
葛の葉は説明した。
昔、8つの頭と8本の尾を持つヤマタノオロチという大蛇がいました。
毎年一人ずつ娘を食べてしまう恐ろしい妖でした。
最後に残ったクシナダヒメを助けるため、スサノオは八塩折の酒を飲ませて、酔いつぶし、退治したのです。そして、尾から、草薙の剣が出てきました。
この剣が、お父さんが使っている剣です。
いいなー僕も、剣が欲しいな。
まだまだ、早いよ!
お父さんみたいに、剣道の大会で優勝する位にならないとね!
頑張るよ!おやすみなさい。蒼也は言い、部屋に戻った。
第七話 了




