第四章 成長 第八話 天狗
第四章 成長 第八話 天狗
えっ、迷子?蒼真は聞く。
蒼也ではなくて、誰が迷子だって?
お父さん、天狗です、天狗の子が迷子なのです。
葛の葉は、家の玄関で、蒼真に答える。
今、近所の神社に、蒼也君と一緒に居ます。
昨晩の百鬼夜行の時に、親天狗と離れ離れになったそうです。
困ったね...人間だったら、交番に届けるけど、妖魔には、交番みたいのはないしね。
あっ!?蒼也君、どうした!?
えっ、親天狗が迎えにきた?
「父上ー!!
「おぉー!我が子よ!
心配したぞー」
了解、お父さんに伝えておくね!
...ということです。お父さん。
葛の葉さんの神通力、凄いね。
テレパシーというのかな?
スマホみたいに、遠地の人と話せるのだろう?
契約者だけです。
私は、蒼也君と妖の契約を結んでいるので、遠隔で話せるのです。葛の葉は言う。
そして、レイカは言う。
私、うどんを持って、行ってくるわ。
うどん?
レイカは、急いで神社に向かう。
蒼也は、親天狗と話していた。
これは、これは、お母さん。
ご迷惑おかけしてすみませんでした。
良かったですね、見つかって。レイカは言う。
これ、食べて下さい。うどんです。
あぁ...うどんまで頂いて、有難うございます。
このお礼は、必ずしますので。
いえいえ。では、失礼します。
有難うございました。子天狗と親天狗は、レイカと蒼也に挨拶し、空に飛んでいった。
レイカと蒼也は家に着いた。
親天狗、見つかって良かったね。
「えぇ...同じ、親だから気持ち、分かるわ」
レイカ、うどんって何?
「天狗の好物はうどん。苦手なのは、サバ。
昔話で、知ってたのてたの。
サバを食べた我が子よ。早く出ておいでと。」
へぇー。
兎に角、見つかって良かったよ。
第八話 了




