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第四章 成長 第三十三話 音楽室

第四章 成長 第三十三話 音楽室


はい、今日も、ミーティング始めます。

レイカは話を始める。


今日は、うちの近所の南小学校の音楽室での出来事です。


帰宅時間になると、誰もいない音楽室から、ピアノのメロディが流れます。


流れるようになったのは、半年前からです。


実は、半年前に、ピアノのコンクール大会がありました。


大会に参加する予定だったのは、岩田みどりさんという女の子でしたが、帰宅途中に、

飲酒運転の車にぶつかってしまい、亡くなってしまいました。


生徒達は、ピアノが勝手になるのが怖がり、音楽の授業に参加するのをやめてしまいました。


「そして...PTAは討魔庁に連絡し、お母さんが捜査することになりました。」と蒼也が言う。


もう、テンプレ化してきたね。さらに言う。


「お母さん、お札を貼って成仏させるよりも、気分良く成仏させたい。


僕に考えがあるんだけど、聞いてくれる?


翌日の夕方、下校の時間になると、レイカと蒼也とさやかは、音楽室に向かった。


さして、椅子を並びはじめると、生徒達が、音楽室に入ってきて、そして、先生やみどりの両親も入ってきた。




天女の羽衣には霊体を実体化させる力があった。


そして、誰も見えないはずのみどりに、

さやかが、用意した天女の衣をかけると、みどりの姿が現れた。


みな、驚くともに、音楽室は、拍手喝采で包みこまれた。


みどりが演奏を始める前に、


「お父さん、お母さん。

 コンクールで弾くはずだった曲を、今から弾くね」と言った。


演奏曲は、ベートーヴェンの月光だった。


演奏が終わると、アンコールが出た。


みどりは、ピアノの前に出て言った。


皆、今日、忙しい時間、聴きにきてくれてありがとうきございました。


両親はずっと泣いていた。


もう、私には、未練はありません。


みなさん、本当に、有難うございました。


それ以降、音楽室からピアノの音が聞こえることはなくなった。




第三十三話 了

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