表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
30/41

第四章 成長 第三十話 合わせ鏡

第四章 成長 第三十話 合わせ鏡




神代家では、夕方に、家族でミーティングをするのが日課になっていた。


今日の妖は、合わせ鏡よ。レイカは言った。


合わせ鏡?鏡を合わせると、未来の自分が見える合わせ鏡のこと?


そう、その鏡。


小学校の家庭科の授業で、エプロンを作る学習があったの。

そして、エプロンの前と後ろの出来栄えを確認するために、合わせ鏡にしたらしいの。


帰宅途中に、自分が作ったエプロンを持って帰るのを忘れた女の子は、

合わせ鏡の真ん中に入ってしまった。


すると、二つの鏡は青く輝きだし、女の子に言ったの。


貴方の未来を映してあげる。と言われ、見て見ると、トラックに跳ねられる自分が映ったの。


怖くなって、一緒に来てくれた友達と急いで自宅に戻ろうとしたのだけど、

帰る途中に居眠り運転のトラックに跳ねられ死んでしまったの。


それ以降、みんな、怖くて、家庭科室に近寄らなくなってしまい、

授業にならなくなってしまったの。


今、その鏡は、赤い布でおおわれているわ。


困った教育委員会は、討魔庁に連絡し、私が出動することになったの。


女の子は、いつ、鏡を見たの?


18時00分。


もう、19時00分だから、過ぎちゃったね。


明日の夕方がいいんじゅないかな?蒼也は、レイカに聞いた。


そうね、消えた時間に再現したいから、

明日の18時00分にしましょう。レイカは言った。


そして、翌日、校長先生が立ち会い、蒼也とレイカは18時00分に家庭科室にいた。


あと、10分ね。


合わせ鏡を作りましょう。


レイカと蒼也は、赤い布を取り、設置した。


すると、両方の鏡が青く反応した。


鏡の間には、レイカが入った。


貴方の未来を映してあげる鏡は言い、


レイカが、見たことない妖魔と戦っている姿が映し出された。

そしてそのレイカは血まみれになっていた。


今度は、蒼也が鏡の間に入った。


そして、また、二つの鏡は青く輝きだした。


貴方の未来を映してあげる鏡は言うと、


鏡が歪みだし、


パリーンと割れてしまった。


割れてしまっては、合わせ鏡が出来ない。


校長先生は顔を青くしながら、新しい鏡を用意させた。


新しい鏡は、合わせ鏡にしても、何も起きなかった。

レイカは、討魔庁に説明し、事件は未解決となった。


未解決か...そういう時もあるよ。父は言った。


私が戦っていた妖も記憶にないわ。


あの妖が出たら、気をつけろ。ということね。


俺の未来は、何なんだろう...しっくりしない蒼也だった。


第三十話 了


挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ