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第四章 成長 第二十九話 泣いた赤鬼

第四章 成長 第二十九話 泣いた赤鬼




今日、神代蒼也は、楠木さやかと期末テストの勉強をする為、図書館に来ていた。

図書館のテラスのベンチには妖がいた。


蒼也は、気付いてはいたがテスト対策を優先にし、勉強をした。

夕方になってきたので、最後はさやかと、お互いにわからない点を確認し帰宅することにした、

帰宅はする時に、蒼也は、ベンチに妖がいることをさやかに話した。


どんな妖なの?ときかれたので、赤鬼の子供がいることを説明した。

蒼也とさやかは、赤鬼に近づいた。赤鬼の妖力が弱い為、さやかには、見えなかった。

その為、さやかは、いつも持ち歩いている天女の羽衣を着させた。


すると、見えなかった赤鬼がさやかにも見えるようになった。


今日は、どうして一人なの?さやかは聞いた。

いつも遊んでくれる青鬼君がいないんだ。

最近、ずっと遊んでくれないんだ。


どうしてだろう。


僕を避けているような感じなんだ。


青鬼君は、何って言ってたの?と聞くと、もう暫く会うのはやめよう。

と言われた。

僕は何も悪いことをしていないのに。そして、

今日、こんな手紙もらったんだ。


「今度、僕は悪い妖になって人間を襲うふりをします。赤鬼君は人間を助けてください。」


僕は言われた通り人間を助けたよ。


青鬼君には悪いけど、沢山友達ができてよかったよ。

でも、青鬼君は、どうして、そんなことをするのだろう?


さやかは、言った。それは、赤鬼君が青鬼君に、

友達を沢山作ってもらいたかったからじゃないのかな?


分かった、青鬼君に確認して見る。


家に着いたら青鬼君から手紙が届いていた。



もう、僕を探さないでね。人間達と仲良くなってね。とかいてあった。


さやかは、赤鬼君の意図を伝えた。



「僕は人間の友達なんていらない……



青鬼君がいてくれれば、それで良かったのに……」



赤鬼は声を上げて泣いた



蒼也はさやかに言った。



きっと青鬼君は、誰かから、童話の内容を聞いて、実行に移したんだね。

いろいろな妖がいるけれど、とても優しい妖もいることを知ったよ。


第二十九話 了

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