表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
28/40

第四章 成長 第二十八話 テケテケ

第四章 成長 第二十八話 テケテケ


レイカと蒼也は台所で、打ち合わせをしていた。


レイカは蒼也に聞いた。


テケテケって知ってる?


下半身が無い妖でしょう?


それ以外は分からない。


私も知らなかった。


だから、インターネットで調べたわ。


「テケテケ」とは、下半身がない状態で両腕(肘)を使い、

地面を這うようにして猛スピードで移動する日本の有名な都市伝説・妖怪。

移動する際に「テケテケ」と音がすることから名付けられ、遭遇すると真っ二つに裂かれるらしいわ。


前回の花子さんより危ないわ。気をつけてね!


何を気をつければいいの?


テケテケの正体は誰かと聞かれたとき、「カシマレイコ」と答える。

忘れないでね。


なんで、テケテケ討伐の依頼がきたの?


下校中に、女子高生がテケテケに追いかけられて、怖くて学校に来れなくなったらしいの。

そうしたら、生徒等がどんどん休み始め、

困った学校は討魔庁に討伐の依頼をしたらしいわ。


そして、私に、仕事が回ってきた。ということ。


お母さんは、怖く無いの?


怖く無いと言えば嘘になる。


でも誰かがやらなきゃいけない仕事だからしょうがないよ。


前回の花子さんの時は、蒼也に助けられてよかったわ。今回も宜しくね!


蒼也、気をつけてな!蒼真は言う。


分かったよ、父さん!


蒼也とレイカは、車に乗り、テケテケが出ると言われている学校に向かった。


教頭先生が出迎えてくれた。


どうぞ、お入りください。


学校の廊下は天井だけ、蛍光灯が付いていた。


蒼也は、レイカと廊下をあるいていると、奥の方から

テケテケと鳴らしながらやって来る妖に気付いた。信じられない速度だった。


母さん、気を付けて!


テケテケが信じられない速度で迫る。


レイカが一瞬動けなくなる


蒼也が咄嗟に前へ出る


テケテケは、我々の前で止まった。


そして、質問された。


「私の正体は?」


「カシマレイコ」


「私の足は何処?」


えっ!!レイカは、答えられなかった。


しかし、すぐに、


蒼真が、答えた。


「名神高速道路」


テケテケは、納得し、去ろうとした瞬間に、


レイカは、蒼真に目で指示をした。


蒼也は、リュックから、


急いで、角大師護符の呪符を取り出し、テケテケの額に貼った。


そして、


南無角大師慈恵大師元三大師(なむ つのだいし じえだいし がんざんだいし)」


と唱えながら、



「角大師の加護よ。邪を退け、妖を祓いたまえ」




と言った。




テケテケは、叫び声をあげた。




そして、呪符をはじけ返した。




テケテケは再び蒼也たちへ、襲い掛かろうとした。




蒼也は、もう一度、護符に霊力を込めた。




蒼也は額に、呪符を張り、妖払いの言葉を唱えた。




テケテケは、言った。




私の下半身を返せ..」




暫くして、テケテケは、闇に消えた。




レイカは言った。


よく、下半身の場所が、名神高速道路って知ってたわね。




俺も調べたよ。


母さん頼りじゃ、いつまでも成長しないからね。


蒼也は言った。




教頭先生は深々と頭を下げた。




レイカと蒼也は、教頭先生に挨拶し、自宅に戻った。


レイカは、討魔庁に連絡し、事件は片付いた。




第二十八話 了

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ