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第四章 成長 第十八話 決闘

第四章 成長 第十八話 決闘


神代蒼真と葛の葉と神代蒼也は、前回、対決した神社に着き、封印されている殺生石に向かった。


殺生石の周囲には重苦しい妖気が漂っていた。


そして、そこには、玉藻前が変身した宮本武蔵が立っていた。


待たせたな... 玉藻前...今回は、妖術禁止、純粋な剣道勝負。


今回の審判は、剣道の経験がある神主さんが行う。それで良いか?


良い。


では、今から、玉藻前が封印されている殺生石の封印を完全に解く。


しばし、待ってくれ。


良いのか?完全に解いて。わしが逃げたらどうする?


お主は、そんなことはしない。分かっている。


だから、全力で、戦って欲しい。


心得た。玉藻前は笑いながら、答えた。


封印を解き、皆、神社の武道場に向かった。


神主は言った。




はじめー!




蒼真から攻撃を仕掛けた。


それらを全て、玉藻前がさばく。


人間の分際でやるではないか。


まだまだー!蒼真は更に攻撃した。


ぐっ!玉藻前の体勢が崩れる。


空きありー!蒼真は叫ぶ!


しかし、玉藻前は、打ち返す。


両者、互角であった。


今度は、玉藻前から仕掛けた。


マシンガンのような、早いツキだった。


ダダダ...


蒼真は、全てのツキを防ぐ。


そして、ツキが終わった瞬間、玉藻前の面を打つ。


一本!それまで!!


ふぅー。


両者はため息をつくと笑い出した。


いい勝負だった!お主の父は、強かった!流石、日本一だ!

玉藻前は蒼也に言う。




封印される前に、このような時を過ごせるとは思わなかった。




もう、わしには未練はない。




さぁ、封じてくれ。


封じる役は蒼也が行った。


神主から、安倍晴明が作った護符を頂き、殺生石を再度、封じた。

全員は、神主に挨拶し、車に戻った。


流石、お父さんだね!蒼也は言う。


そう思うか?

お父さんが思うには、玉藻前は、まだ、全力ではなかったように思える。


ね、葛の葉さん。


はい...私にも、全力には見えませんでした。


だって、あの人、試合中、ずっと、笑っていたのですよ。


それだけ、楽しめたのだから、封印されても良いと思えたのだと思います。

蒼真様、有難うございました。


挿絵(By みてみん)



第十八話 了

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