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10 やっと再会

10 やっと再会


 村人狩りがいなくなってから十数分後、村長を先頭に村人たちが地下室から出てきた。

 なぜこんなに遅くなったのかというと、まあ、バレッタが呪文を解くのに時間がかかったせいなのだが。

「死ぬかと思った。」「まさか開かなくなるとは。」「恐ろしや、ああ恐ろしや。」

「散々ね。私が助けなかったら、扉を突破されていたのに。」

「バレッタ。」

「お父さん!」

「もし、扉が破られても、瞬時に無属性魔法攻撃を仕掛けられるようにしていたんだよ。」

「え?」

「だから、扉が破られても特に問題はなかったんだよ。」

「……あれ?好樹、私もしかして余計なことをしたのかな?」

「まあ、死人が出なかったんだからいいんじゃない?」

「…………。」

「それはそうとバレッタ、色々とあったそうじゃないか。まあ、あの刺客は私のことは気にせずに二人で世界を好きなように行きなさいといった意味だったのだけれども。じゃ、今日は家に帰ってくるかい?」

「ああ、家なら燃え尽きたわ。」

「え?そ、それはどういう…。」

「どっかの盗賊二人組が家を燃やして逃げ去っていったわ。」

「え?そ、それって誰の…。」

「あ、男二人組だったわよ。」

 村長が好樹とみーくんの方を見る。

「え?それってもしかして…。」

「あ、あの二人じゃない、また別の人だから大丈夫。逆に好樹とみーくんは追っ払ってくれた側よ。」

「そうかい。それはどうもありがとう。」

「ちなみに、家は直っているから。」

「へ?」

 その夜、バレッタは村長たちと一緒に、好樹とみーくんは宿に泊まった。


 次の朝。好樹と村長は家の前で話していた。

「では好樹君、バレッタを頼むよ。」

「はい。わかりました。」

「ところで、そのメガネについての秘密、わかったかい?」

「いえ。みーくん、君は一体何なんだい?」

「僕は僕だよ。まあ、ちょっとした過去を持っているけどね。なんなら現地をめぐりながら教えてあげようか?この地下の世界にいる間に。」

「次の目的はみーくんの過去に設定してみてはどうかね。」

「はい。そうします。…ってバレッタ!?何、その荷物。」

「? 嫁入り道具よ。」

「いや、まだ地上には帰らないから。悪いけれど家においてきなさい。それと、上に戻るときもそんな大荷物もって上がれないよ。穴に突っかかる以前に無理だよ。」

 バレッタはうなだれた。


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