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第17回放送『予告!! 特別企画RTP』

ただの宣伝回です。

 今日もいつも通り、レギュラーメンバーの番組が始まろうとしている。でわ、行くとしよう…


「でわ、本番開始5秒前…4・3・2・1…スタートッ!!」


バカーーーン!!


 これもいつも通り赤石さんは番組開始の合図とともに、持っていたカチンコを叩き割った。もはや、メンバー一同は何も言わない。これも何回目のくだりだか。だが、これを無くしてこの番組とは言えないので、何度も使われるのであろう。

 そして、番組の幕が開けた…


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


挿絵(By みてみん)


「えー、でわ始まりました。レギュラーメンバーの番組~司会の不藤雄一と…」

「池谷和也の二人です。」


 いつも通り始まった彼らの番組である。すると、今回は即座に赤石さんがカンペを司会者に見せていた。それを読んで雄一が話し出す。


「どうやら、今回は特別企画RTPについての説明をする回だそうです。」

「何だ何だ?」


 読者の方々からすれば、題名的にそれが内容だろう。と、すぐに分かるような事であるが、この話に出ているレギュラーメンバーや観客の方々は知っていないので、この反応の仕方は当然の事である。そして、彼らがそういった反応をしている最中にスタッフ数人が、それに必要な機材を司会者の近くまで運ぶのだった。そして、それが終わると雄一が話し出す。


「どうやら、これの容易されたモノに詳しい事が書いてあるようなので、見ていきたいと思います。」


 そして、雄一は池谷にパネルに貼ってあるシールをはがすように指示をした。彼はテキパキとそれを実行する。パネルには、雄一の言った通りの事が色々と書かれていた。


「すげぇ、一大企画みたいだぜ!!」

「ほんとだねぇーー。」


 五十嵐とパチパチズは子供のようにはしゃいでいた。今までにも何回か一大企画をしてきたようにも思えてくるが、彼らにはその記憶が無いのだろうか。それとも今までの内容なそこまで一大と言える内容の企画ではなかったのだろうか。……まぁ、どちらにせよ今回の企画は一大であるような気がする。


「しかし、このような企画を今まで知られずに考えていたとは……」


 流石の東大も予想は出来ていなかったようだ。まぁ、このレギュラーテレビの上層部は何を考えているのかはあまり分かられていない。それよりも、知られていないのは本会議で出される企画についての内容だ。

 これは、今回のように開始するようになるとそれ関連の番組が独自で発表する決まりになっており、それを発表までに番組関係者には知らせないように指示されているのだ。まぁ、何故このような事をするかは分かられていない。……まぁ、このテレビ局の局長はあの手抜局長であるから仕方はない。


「確かに、これだけの事を今まで隠してきたのは、凄い事だと思いますね。」


 池谷も彼の意見に同意していた。すると、赤石さんがカンペを出す。


【RTP企画の説明の方に入っていただきたい。】

「了解しました、やっていきましょう!!」


 雄一はそう答えると、RTP企画の説明を始めた……


「RTP企画とは、メンバーが収録で放送している連載ドラマとは別に、その一話で完結。または、短編シリーズ集になる話を制作していくという企画です。

 ちなみに、RTPとは何の略かと言いますと、Regularレギュラー televisionテレビジョン projectプロジェクトの略称でありまして、それぞれの頭文字と取った言葉です。

 -で、このRTPは作品のジャンルはバラバラのようですが、通常の収録でされているような内容はあまりなくRTP独自の話を作っていくつもりだそうです。

 まぁ、収録は全員の都合が合う日と、撮影場所が確保出来ている日が大きな収録日となりそうですので、皆さんのご協力をよろしくお願いしますとの事でございます。

 そして、この企画は我々レギュラーメンバー以外にも多数の方々が参加されますので、気を引き締めて行くようにという事でございます。……以上です!!」


 ざっとではあるが、RTP企画の説明を彼は終えた。何だろうか、今までにこれほどはっきりとした企画を立てられた事は無い気がするが、気のせいだろうか? それとも、今までがレベルが低かっただけなのであろうか。どちらにせよ、気を抜けない企画である。


「それで、記念すべき初回の話は何になされるつもりで?」

「えっと……台本が完成したのが、早い順です。」


 どうやら、まだ正式に台本の順番などが決まってないようである。まぁ、このメンバーは収録当日に「やって下さい。」と言われても普通にやってのける人間が集まっているので、問題は無いと思うが、他の人達にとっては、全くもってたまらないなという感じである。


「ちなみに、台本は書かれているのかね?」

「書き始める事が可能な話でしたら、書かれているようです。」


 人形作者の問いに雄一は冷静に答える。すると、何かが気になったのであろうか、歌川さんが聞く。


「ちなみに、ジャンルが正式に決まっていないと聞きましたが、我々が絡んでいるという事は、ミステリー系が多くなるのでしょうか?」

【だろうな。】

「……だそうです。」


 ミステリー系となれば、レギュラーメンバーの得意分野でもあるのだが、ここで問題が生じる。これは、ミステリー系でなくて全てのジャンルに当てはまるであろう問題である。それを言ったのは、パチパチズだった。


「そういや、僕らのようなキャラクター勢も出るの?」

「……。」


 司会者は黙り込む。さらに、スタッフ一同も何も出さない。これは、空気からしてこう言える。キャラクター勢の事を考えていなかったのだと。そして、最終的にはこうなる。


「どうしますか?」

【今、決めよう。】


 なんと、いきなり選抜をするような形となった。選抜と言っても、ただ単にキャラクター勢をRTP企画に登場させるか否かの問題である。まぁ、登場させるにしても、どのような立ち位置にするかも考える必要があるが、それは使うか否かが決まってから考えるようだ。

 放送中ではあるが、スタッフ一同が議論を始める。すると、赤石さんが【間を持たせといて。】というカンペを彼らに見せていた。レギュラーメンバー一行はそうせざるを得なかった……


「さ、さて……少々カメラ外で議論が行われておりますが、放送とは何ら関係の無い事なので、気にせずやっていきましょう。」

「関係なくはないし、やるって何を?」


 池谷の言うとおりである。この議論の時間、何をして間を持たせるというのだろうか。もちろん、そのような事になるなんて考えてもいなかったので、ノープランである。しかし、ここで司会者として番組を繋げるのは、自分達の役割である。そこで、雄一はこれを提案した。


「五十嵐~パチパチズ~。」

「ん~?」

「ちょっと、勉強会しないかい?」

「Oh!?」

「やる? やらない? やる? やるよね? やる? むしろ、やってくれ!!」

「お、おう。」


 もはや、拒否権などは無い。いや、最初から作る気の無かったような言葉である。……一応、一回だけは拒否をする事が可能な言葉があったが、明らかに比が違いすぎる。だが、そのような事は日常茶飯事のようになっているので、誰も何も言うまい。

 そして、彼らが(一応)やると言ったので、雄一は東大に何か頭の良くなるような基礎的な授業を彼らのレベルに合わせてやってほしいと頼んだ。すると、東大が使われていないホワイトボードを持ってきて彼らをそれの前に座らせて、授業を始めた。


「じゃあ、体の成長する部位についての話をしようかな。」

「ほぅ。」

「生き物は誕生してから現在までに成長して行きます。もちろん、それを同時に体の部位も発達します。」

「うぃうぃ。」

「では、順番は良いので、体の発達していく箇所を5つ挙げてみてください。」


 これを聞いていて、講義を受ける対象となっている彼ら以外のメンバー全員は話の内容を重々と承知していた。しかし、対象者の方々は「ほぇ~。」といったような表情で聞いていたため、彼らは理解しているのだろうかとも思えてくる絵ができていた。

 さて、そんな中まともに答える事が可能なのだろうか? では、行ってみよう。Let’s解答タイム!!


「じゃあ、パチパチズから答えてみよう。」

「顔、耳、目、口、足。」


 何だろう、なんだかいろいろとおかしい気がする。まぁ、それは東大が言ってくれるだろう。


「あの、手は?」

「僕ら……手……?」

「あ、自分達の体の成長を言ったのか!?」

「うぃ。」


 彼の言葉にパチパチズは大きく頷いた。まぁ、それなら間違ってはいないのだろうが、普通の人間からしたら、何を言っているんだコイツらは!! というような感じである。だが、これを聞いてメンバー全員は納得したようだった。

 さて、これでパチパチズに対しての話は終わりにされた。次は、五十嵐の解答の番である。では、行ってみよう。


「じゃあ、五十嵐の解答をどうぞ。」

「頭、首、腕、陥没、足。」


…………………………。


「……!?」

「どした?」

「か、陥没ぅ!?」


 スタジオ内の全員が声を合わせた。そして、ここから先メンバーが連続的に色々と言い出した。


「五十嵐、何言ってんの?」

「陥没!?」

「何がだあよ!!」

「どこの部位だよ!!」

「へこんでる……。」


 ちなみに、これは誰が言っているかは分からないほどである。まぁ、陥没とか言われたら、こうなるのだろうか? これを聞いて、何か受け狙いで言っているのかと思うだろうが、五十嵐は本気で言っているようであった。


「ま、まぁ、半分以上は当たっているので……はい(笑)」


 流石の東大も半笑いで答えるしか無かった。これを笑うなと言われても、どうしても笑ってしまう人はいるであろう。それほどの渾身のネタと言って良いだろう。……何度も言うように五十嵐本人は、本気で言っている。


「まぁ……あなた達の頭脳はどれぐらいのものか理解できました。-で、スタッフさん達の様子は?」

「さっきので爆笑してそれどころでは、なかったようですね。」

「では、もう一問ぐらいだしましょうか。」


 雄一の言葉にそう返すと、東大は宣言通り問題を出し始めた。


「では、問題です。……音楽記号で弱いを示すのは、ピアノ。そして、それの逆の意味である強いを示すのはフォルテ。では、フォルテが二つ並んでいる記号の読み方は何でしょう?」


 しっかりと音楽の授業を聞いていれば分かるであろう問題である。習っていなくても分かる人もおられるだろう。さて、彼らはどうであろうか?


「じゃあ、今度は五十嵐から言ってみましょうか。」


 どうやら、先ほどとは順番を逆にするようだ。五十嵐の解答はこうだった。


「ダブル・フォルテ。」

「技名みたいに言わないで下さい。違います。」


 冷静な東大の突っ込みが入ったところで解答権はパチパチズへと回っていく。そして、彼らの解答がこれだ。


「フォルティッティ。」

「なんじゃ、そりゃ!?」


 こりゃまた全員が声を合わせて言った。惜しいと言えば、惜しいが。惜しくもないと言えば、惜しくもない解答だ。最後の二文字が違うのである。……ちなみに、答えはフォルティッシモです。

 そして、どうやらこの解答も本気のモノだったようである。だが、ネタにしか聞こえないような解答である。


「お前ら、考える気あるの?」


 池谷がたまらず口にする。彼らは「ある。」と断言。しかし、全くと言って良い程、説得力も何も無い。すると、ここで痺れを切らした雄一がスタッフ勢に企画についてどうなのかと話を向けた。すると、もう大丈夫だと答えが帰ってきたのでこう告げる。


「どうやら、先ほどの話ですが、話がついたようなので、発表しますよ。」


 すると、今までガヤガヤしていたメンバー達はすぐに自分の席に座った。そして、雄一が例の話について語りだす。


「えー、キャラクター達をRTP企画の中に出すか否かの話ですが……実際に人だけでこれを撮影するので、それは難しいとの事です。-で、彼らにはその分、VSパチパチズの方で活動をしてもらうようです。」

「ほーい。」


 キャラクター勢は残念そうにそう反応した。だが、企画中に何らかの気分でどこかで出るかもしれないらしい。そこはそこで、後から考えるのだろう。そして、ここで池谷がしゃべりだす。


「―で、結局……RTP企画は、ミステリー系の話を撮影していくの?」

【そうだな。詳しい事は、パネルに書かれている。】

「らしいですので、今から言います。」


 雄一は説明を始める。


「どうやら、今回の企画は始めの方に言ったように他局からも色々な人が来ての撮影となります。-で、この企画はとある学校の部活動で生徒が依頼人の依頼をこなすような感じの話を題材にしているようです。なので、謎解きはその部員がメインになると思いますし、主人公とヒロインの間柄も初回から明らかになる場面もあるようですね。」

「誰が、主人公になるのでしょうね?」

【迷いなく、不藤だな。】

「止めてよ……マジで、勘弁してほしいです。」


 歌川さんのコメントに赤石さんがカンペを出すと、雄一はそう反応する。ちなみに、彼がどのように主人公を拒否しようが、拒否をせずにいようが、結局は問答無用で彼が主人公になるようである。なので、無駄な頼みは止めた方がいいだろう。


【まだ、他にも言うべき告知があるだろ。】

「あー、色々と書かれていますね。」


 雄一は、他の部分を読み上げる。


「この企画なのですが、主要な警察の人間がたびたび変わる可能性があります。と言いますと、大原さんと東大と坪井さん関連がメインとなりそうな事件と、上田さんがメインとなりそうな事件と、歌川さんがメインとなりそうな事件とに大きくジャンルが分かれるようです。まぁ、他にも誰かがメインの事件もある可能性があるとの事ですね。」

「歌川さん、ここで使われますね。」

「いやいや、ありがとうございます。」


 念願の歌川さんが主要になる時が来たようである。彼が主要人物になると、どのような話になるのかは少々期待をしておきたいところである。そして、まだ伝えるべき内容があるようで、雄一が話を続ける。


「それでですね……このRTP企画なのですが、始めの方に台本が出来たモノから収録開始と言っていました。なので、何がどこに来るかはわかりません。極力、つなげる必要のある話は繋げられるようですが、話数構成は今のところは不明です。」

「要は、小説でいう短編でシリーズ化か連載小説になるか分からないと?」

「まぁ、そういう事ですね。」


 池谷の言葉に軽く返事をして話を続ける雄一。


「後、もしかすると台本から文章に戻すとなった時に、一からやるのが面倒という事で台本がそのまま掲載される可能性もあるとの事です。」

「コピペですな。」

「まぁ、約数万文字の文書ファイルを三つぐらい合成させて一つの話が出来上がるので、それをしたい気持ちも分かりますがね。……おそらく、こっちの形式で出される可能性が高いです。」


 人形作者への返しもしつつ、冷静にすべてを言い終えた。


【まぁ、告知は以上だな。……終了となるが、何か言いたい事があれば、言ってから終わってくれ。】


 最後は、赤石さんの投げやりで話を振られる雄一。すると、彼は何やら話し出した。


「えー、このミステリー系収録をメインに取り組みますRTP企画では、皆様の意見を大募集しています。何か使ってほしいというネタや内容がありましたら、ご連絡を下さい。その際には、著作権などにかからないようなモノをお願いします。……簡単に言うと、絶賛アイデア募集中です。」


 以上だった。そして、閉めの言葉に移る。


「えー、今回もご覧いただき大変ありがとうございました。では、次回の放送もお楽しみに。……でわでわ。」


 こうして、宣伝回である今回の放送が終わるのであった……



えー、RTP企画の作品製作も学校生活も頑張って行きます。

また、更新ペースが遅くなるでしょうが、ご了承下さい。

後、企画に使ってほしい話があれば、コメントよろしくお願いします。

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