第14回放送『ゲスト企画1回目』(不藤編)
題名の通り、ゲスト企画です。
正式に書くのは初めてですが、呼んでいただけると嬉しいです。
では、本文へどうぞ。
→
前回の放送から、数日後…
「ようやく、整理が終わったか。ったく、すごい量の質問だな。」
赤石雄二スタッフが1人で何やら書類をまとめ終えていた。その書類に記載されていた内容は、次回のゲスト企画についてだった。
ちなみに、それの日付は明日となっていた。
「ふぅ、明日か…まぁ、大丈夫だろ。」
赤石さんは仕事をやり終えると、その書類をすべて持って帰って行った…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
そして、次の日…
「よーし、放送始めるぞ。みんな所定位置につくんだ。」
「了解ー。」
レギュラーメンバーならびにスタッフ一同が、そこに向かっている最中に赤石さんは池谷を呼び止めた。
「じゃあ、訳ありで司会頼む。」
「あー、だいたい意味がわかりました。」
赤石さんは池谷に資料を手渡した。彼は、赤石さんの言った訳の理由は感づいてはいたようだ。そして、それを貰うと池谷は司会席についた。赤石さんはいつもの場所にある椅子に腰を掛けた。
「じゃあ、カウントを始めます。」
あるスタッフはそう言って5秒前からカウントを始めた。そして、彼が0と言うと…
「スタート!!」
バカーン!!
いつも通り、赤石さんは持っていたカチンコを叩き割った。…もう、お約束って感じですね。
そして、放送が始まった…
「はい、始まりました。レギュラーメンバーの番組。訳ありで司会の歌川等心と…」
「池谷和也です。」
「よろしくお願いします。」
司会者の挨拶が終わった。この時辺りから放送画面のした辺りにスタッフの編集により、出演者ならびにスタッフの名前が表示されていた。
挨拶を終えると、訳ありで会者の歌川さんが話し出した。
「いやぁ、池谷さん。もう夏は終わったのにまだ、暑いですねー?」
「まぁ、仕方ないよ。地球温暖化の影響でしょうな。」
司会者のトークはまだまだ続く。
「そういや、訳ありで司会者って、歌川さん言ってましたよね?」
「そうですね。本来の司会者の方が、どうしても優先しなければいけない事をされているので
何故か「歌川、やれ。」みたいになってしまったというね。」
「なるほど。」
すると、ここで池谷が企画の事を思いだし、話し出した。
「そういや、今日はゲスト企画で誰かが来るみたいですね。」
それを聞いたメンバー一同ならびに、観客が歓声をあげた。皆様、それほど楽しみな企画なのであろう。すると、池谷は言った。
「皆さん、楽しみにされているようなので、ゲストの方を及びしましょうか。歌川さん。」
「じゃあ、池谷さん…どうぞ。」
「了解。えー、今日のゲストは…この方です。」
すると、司会席横辺りにあった赤い幕が開き、奥から不藤雄一が登場した。
「今回のゲストは、不藤雄一さんです。」
彼が巻くの後ろから出てくると、スタジオ内は歓声に包まれた。彼がゲスト専用の椅子に座ると池谷は言った。
「一番、見たい率が高かったと?」
「そのようですね。」
歌川さんは、さらっとそう返した。彼は、続けて言った。
「では、早速…質問選びにいかせていただきますが、よろしいでしょうか?」
「お願いします。」
「じゃあ、前回と同じように聞きたい質問を皆さん、選んで下さい。」
雄一が了承すると、歌川さんはそう言った。ちなみに、前回と同じように質問を選ぶとは、レギュラーメンバー達が聞きたい質問を選び、票の多いかった順に聞いていくというシステムである。
しかし、今回はそれに加えてお客様達も質問を選ぶ事ができ、1人3つまで選べるという新ルールが追加されていた。…前回と違うじゃん。
そして、質問を選ぶ指示が出てから少しして…
「はい。皆さん選択が終了しました。では、中央モニターに質問と、その票数を表示します。」
歌川さんがそう言い終えると、モニターにそれらが表示された。票は、1桁~3桁まで幅広く別れていた。すると、歌川さんは言う。
「では、票の一番多いかった質問から行きましょう。…池谷さん、読んでください。」
「了解。」
池谷は、その質問を読み上げた。
『不藤雄一は、暇人なのか。』
「それが、一番聞きたい事!?」
雄一は、そく突っ込みを入れた。だが、皆さんが聞きたがっているのだから仕方がないだろう。すると、歌川さんは言った。
「まぁまぁ、気にしない。-で、どうなんですか?」
いやいや、気にするだろ。とか、思いながら雄一は質問に答え始めた。
「暇人では、ないと思いますよ。」
「でも、お前は家に帰る時間や仕事終了時刻が早いじゃんか。」
池谷は彼の言葉の後に、そう言った。っていうか、一応ゲストなのだから、言い方を考えなさいよ池谷君。すると、雄一はこう返した。
「確かに早いけど、仕事が終わったから帰っているって事はないよ?スタジオを出てから次の日の仕事への準備などを全て終えてから帰るから、なんやかんやしていたら、遅くまでは局内にいますよ?仕事終わってからね。」
「あぁ、確かにこないだ自販機の前で出会ったよな?」
「そうですね。」
雄一の話を聞いていた上田さんが、彼にそう投げ掛けると、雄一はそう返事をした。まぁ、仕事が終わったからすぐに帰るという人もいれば、色々していて残る人もいるだろうな。
「でも、帰ってからは暇じゃないの?」
「いや、帰ってからは…寝るまでが短いから、短時間で風呂と食事と終わらせて、次の日の支度やらして何か覚えたりする必要があれば覚えて、番組がある前の日なんかはトーク内容を考えていますよ?時間が余ったら、テレビは見ますけどね。」
池谷の質問に雄一はそう答えた。何か、聞くところによると、忙しいよりも限られている時間内に沢山用事があるように聞こえる。まぁ、忙しいのだろうな。
「ちなみに、帰ってから寝るまでの時間は?」
何気にそれが気になった坪井さんが聞いた。雄一はこう返した。
「普通なら、2時間~2時間半で…遅く帰れば、1時間~1時間半ですね。-で、風呂と食事合わせて約1時間ぐらいなので、ギリギリもあれば1時間ぐらいしかない…という感じですね。」
「案外、忙しいみたいだな。」
彼の言葉を聞いて池谷はそう言ったのであった。意外だなと、思っているのがよくわかる。
「まぁ、暇人ではないとね。次の話題に行きましょうか。」
そして、ここまで来ると歌川さんは話を止め、次の質問を読むように池谷に言った。彼は、質問を読み上げた。
『不藤雄一の収入はいくら?』
「何で、こういうのを聞きたがるのですか?彼らは。」
「まぁまぁまぁ、教えてくださいよ。」
歌川さんはそう言う。いや、何で、あなたはそんな率直に聞けるのですか?歌川さん。
「いや、教えませんよ。」
「じゃあ、ヒントは?」
雄一が教えるのを否定すると五十嵐が、遠回しに教えてほしいかのように彼にそう聞いた。雄一は、少し考えた末にこう言った。
「池谷君よりは、下でしょうね。」
「何で、俺が出るの!?」
「なんとなく…」
「いや、なんとなくって。」
いきなり自分が話題に出されて池谷はあたふたしている。すると、雄一はさらに言った。
「でも、それは事実じゃないかとは思いますね。」
「何でだ?」
「彼の方が仕事が多いからかな。」
人形作者の言葉に即、雄一はそう返した。何だろうか、もう少し仕事を与えてほしいという願望が出たのだろうか。すると、大原さんと坪井さんが言う。
「でも、かなりドラマや番組を持ってないか?」
「ちなみに、幾つあります?」
「えっと…5つかな?」
雄一は、手で数えながら言った。
「あるじゃん。」
「いやいや、私は片手で数えるぐらいしかないよ?池谷君は、片手では数え切れないぐらいあるでしょ。多分、3桁は。」
池谷の言葉に雄一は直ぐ様そう返した。ちなみに、3桁って、100はあるって事だよな?もしあればか金額は相当な額になると思うのだが…
すると、池谷は手を振ってこう言う。
「ないない、2桁しか。」
「あるじゃねぇーかよ!!」
スタジオ内の全員の声が1つとなった。まぁ、それは、ならない事もないだろうな。10個以上も番組やドラマを持っていても、額は凄い事になりそうである。そして、確かに片手では数え切れないぐらい池谷君は持っているな。
「ちなみに、池谷の収入はいくら?」
「誰が、言うか!!」
パチパチズの投げ掛けを池谷は秒殺した。すると、人形作者・消化器・バチーン板・スノーウィン・はにわ・ロボコン達が、何やら口パクで彼に告げている。
「え?何…分かんないんだが?」
すると、その直後…
「8兆ぐらい貰ってんのか?って、聞いてるんだよ!!!」
「ないわ!!」
彼らの言葉を池谷は真っ向から否定した。…っていうか、8兆って国の予算を超していないのだろうか?…まぁ、気にしないでおこう。
ちなみに、池谷が否定した後、スタジオ内の大抵の人達は面白くなさそうな顔をしていた。
「それで、不藤さんはいくらなんですか?」
「これぐらい。」
歌川さんに聞かれると雄一は、左手5本と右手3本を立てて全体に見せた。
「8…」
スタジオ内の全員が声をあわせて言った。すると、次の瞬間…
「兆か!?」
「そうそう。…?いや、そんな訳無いだろ!!」
先程の彼らに言われつられそうにはなったが、雄一は何とか違うと否定した。しかも、ノリツッコミで。
「じゃあ、億?」
「違う違う。」
「あー、億じゃない?」
億でもないと雄一に言われると、彼らは何やら分かったかのようにこう言ってきた。
「京ぃ?」
「何で増えるの!?」
ナイスツッコミである。順番的には、万だと思いますが、あえてボケたのか。それとも、わざとなのだろうか。…っていうか、両方同じじゃね?
「京でもないの?」
パチパチズが言うと雄一は頷いた。だいたい、京も貰っていたらかなりの額を国に寄付するよ。
「じゃあ、いくら?」
人形作者は言った。あなたは、金の話になると積極的なキャラクターなのか?雄一は仕方なく答える。
「約、8万ですよ?」
ちなみに、これは彼の1ヶ月間の収入である。8万…多いのか少ないのかは私にはあまり分からない。そこまで、稼いだ事とかないからね。
「普通、なのかな?」
「今まで、ずっと8万でしたよ?」
歌川さんの質問に雄一はそう返した。まぁ、彼にとっては普通の額のようである。お金もらえるだけありがたいじゃないですか。それで、生きていけるのだから。
「そうですか?皆さん、彼の月収入は約8万だそうです。」
「ちなみに、年では?」
歌川さんがお客様にそう言うと、人形作者が雄一にそう聞くのだった。何か、もう君には金の事には興味ありすぎに思えてきますね。
「大まかにこのまま単純計算すると…約36万ですかね。」
「絶対ちげぇーだろ!!」
雄一の大まか計算に直ぐ様反論したのは、池谷だった。-と、いうよりも池谷以外は反論はしなかった。要は、バカみたいに大きな事がスタジオ内に響いただけという事だ。さそれに対して、雄一はこう返す。
「いやいや、大まか計算で全月を8万としての計算だから実際には違うよ?だから、約もつけていますし、大まか単純計算と言ったじゃないですか。」
「計算ぐらいは、しっかりやれよ。」
「他の質問やる時間が無くなりますし、カンペで大まかでいいとあるじゃないですか。」
ここまで言い合いをした末に、池谷は確かにそう書かれているカンペが出されている事に初めて知った。ちなみに、反論しなかった彼らはしっかり、それに気付いていたようだった。
「あー、ホントだわ。」
池谷はそれを見て納得した。相変わらず、雄一1人の言葉では信じる気のないような人である。すると、歌川さんが言った。
「では、池谷君。次の質問に行きましょうか。」
「ですねー。」
そして、数秒後。例のモニターに次の質問が表示された。
『不藤さんに、即席で何かを考えてほしい。』
「すみません、これはどういった?」
「そのままです。」
雄一の言葉に歌川さんはそう即答した。どうやら、ここ場で新しい企画みたいなモノを発表してやってもらいたい。そういう、質問であった。…っていうか、これは質問じゃくて、要望じゃね?
「今、企画を考えるかぁ…」
雄一はいきなりの無茶ぶりにもかかわらず、腕をくみ、真剣に考え始めた。すると、その最中、池谷が言った。
「っていうか、いつもお前が企画を考えてるの?」
「え?まぁ、そうですが。」
コノヤロウ、集中力を欠かせやがって。普通なら、そう言いたくてもおかしくはない状況だが、雄一はあえて言わなかった。そして、再び考え出した。
「っていうか、いつもテキトーに出てきたモノをやっているわけじゃないの?」
「ないですね。考えを自分なりにまとめた上で、局内会議に持っていき話の末に局長が承諾したら、放送で使います。」
またも、池谷が割って入ったが雄一は普通にそう対応していた。…っていうか、どんだけテキトーだと思っているのだよ君は。
「でも、あの局長なら何でも(テキトー)でも承諾するだがな。」
「いや、局長さんはしっかりとしてますよ。じゃないと、レギュラーテレビが破綻するじゃないですか。」
「そうだろうか…」
【少しはお黙り下さい。池谷君。】
ここで、赤石さんが大抵の人達が思っている事をカンペで出した。それを見た池谷は軽く礼をして話を止めた。
ちなみに、手抜局長はしっかりと場を巻き舞えてキャラを変えている。取引や契約または、会議などは超真面目であり番組出演で呼ばれたりすると、それにあった感じのキャラを演じるようだ。1つだけ言うとすれば、手抜局長は手抜きだけが取り柄ではありません。
池谷が話を止めた後、歌川さんが言った。
「すみませんね、池谷君が喋りすぎまして。アイデアどころではなかったですね?」
「いや、普段これぐらいの会話を聞きながら案を練ることや多重の会話を聞いて対応する事はしているので大丈夫です。もう、考えはまとまりましたから。」
雄一は、そう言った。まぁ、そうじゃないと普段この番組でメイン司会をやるのは難しそうである。すると、人形作者が彼に聞いた。
「-で、どんなアイデア?」
「まぁ、これについては…今というよりは、随分前に会議に挙がっていて承諾もされていたのですが、やるような時間が持てなかったので放送していなかったのですが、ちょっとしたテレビショッピングをレギュラーメンバーの番組でやる事になりました。ちなみに、これ担当の本人も何時でも大丈夫です。と、言っていたので急遽ですが今から始めたいと思います。」
雄一はさらっと、やるべき事を説明した。ちなみに、テレビショッピングの担当者は誰ぞや?-と、思いの皆様にお伝えいたします。テレビショッピングの担当者は…
上田何作です。あー、やっぱりね。-と、思った皆さんはその予想で正解でしょう。しかし、何故か知りたいという人達もいるでしょうからお伝えいたします。
彼が、テレビショッピングの担当者に選ばれた理由は、彼しかメンバーの中でモノ(凄い?)を作る人がいなかったからです。まぁ、もう1つ、根本的な理由があります。それは…
この企画の名前自体が、『上田テレビショッピング』というからです。…以上!!←終わり方、雑だな。
では、話を戻します。説明を終えた雄一は上田さんとスタッフに向かって言った。
「じゃあ、テレビショッピングの準備をお願いします。」
「了解。」
彼らは直ぐ様、テレビショッピングが出来るようにスタジオを開拓し始めた…
【しばらくお待ちください…】
開拓から数分後…
「えー、というわけでスタジオがテレビショッピング用に変えられました。ちなみに、司会者も今だけ不藤と歌川さんが変わっております。」
作業終了後、雄一はそう言った。すると、周りを見て何か思ったのか池谷はこう言う。
「あのー、どの辺りが変わった?」
「司会席横に、横長テーブルが数個置かれただけ。」
雄一は即答した。確かに、変わっている場所といえば、それしかない。強いて言えば、ゲスト登場用の幕が健在している事ぐらいである。雄一の言葉を聞いた池谷は次にこう言った。
「だよな。-で、何するの?この企画は。」
「あー、初めてだから説明が必要ですよね。では、今から軽く説明をします。」
そして、雄一は上田テレビショッピングの説明を始めた…
「えー、上田テレビショッピングとは。簡単に言ってしまえば、通販番組ですね。ただ、上田さんが自家に開発した様々な製品が登場します。普通のテレビショッピングとは、かなり普通のライン外れる製品が登場すると思いますがご了承下さい。まぁ、毎回様々な製品が登場しますので、お楽しみに。実演は、当たり前ですが、上田さんにして戴きます。…以上です。」
雄一は説明を終えた。軽くではなかった気がするのだが、まぁ、いいか。すると、池谷はこう言った。
「なるほど、凄いモノが沢山紹介されそうですね。」
「そうですね、池谷君。では、本人も幕の後ろでお待ちなので、登場してもらいましょう。…天才発明家(?)、上田何作さんです。」
雄一がそう言うと、ゲスト登場用の幕が開き、上田さんが登場した。そして、実演用の机までやってくると皆様に一礼をした。
「どうも、天才発明家と呼ばれております。上田何作です。」
「えー、上田さん。先ほどテレビショッピングの説明をしましたが、あれで正しかったですか?」
「正しいよ。でも、強いて言うなら番組や実演をしている間にも注文が出来ます。ちなみに、スタッフ全員が電話の前に座っているのは、いつ電話がかかってきても大丈夫なようにだ。そして、赤石さんが持っているホワイトボードに商品名と注文数が書かれていく事もある。」
雄一の言葉に上田さんはそう返した。…っていうか、いつの間にあんな大量の電話の用意を?軽く、100台はあると思うのだが…いや、それよりも単純に考えると、スタッフも100人スタジオの中にいるのか。
「そうなんですか。まぁ、不藤、上田さん。始めた方が良くないか?」
「そうだな。じゃあ、上田さんの自由なタイミングで始めて下さい。」
雄一はそう言った。では、いよいよ上田テレビショッピングが始まります。お楽しみ下さい…
「では、始めていきます…上田テレビショッピング。実演者は、私…上田何作。そして、司会者2人にも同席してもらいます。ちなみに、今後もこのような面子でやっていこうと思います。」
上田さんは開始の言葉を言い終えると、ついに商品紹介へと入っていった…
まず、当たり前だが1品目から行くとしよう。1品目に上田さんは何やらヘルメットのようなモノを机の上に置いた。…っていうか、ようなモノじゃなくてヘルメットにしか見えないのだが?強いて違うと言えば、普通は白色が一般的だが様々な色のヘルメットがあるぐらいだろうか。
ヘルメットを全て出し終えると、上田さんは実演を始めた…
「さて、さっそく始めていきたいと思います。まず始めに、皆さんにはこれが何に見えますか?」
「ヘルメット。」
上田さんにそれを見せられたメンバー一同とお客様たちはタイミングを合わせてそう言った。確かに、ヘルメットを何と聞かれようが、ヘルメットである。…っていうか、みんな良くできているなぁ。
「―ですね?しかし、これは普通のヘルメットとかなり違うのですよ。」
「違うとは?」
上田さんの言葉に雄一がそう言うと、彼は説明をしがてらそれに答えた。
「違うところはね…普通、ヘルメットというモノは頭にかぶり頭を守るような役割を持っておりますが、このヘルメットをかぶると…あらゆるモノから全身を守る事が出来ます。まぁ、地雷とか銃弾とか通り魔とか色々なモノからね。」
「いや、何でそんな危険なモノしか言わない。」
そう言う池谷の突っ込みらしきモノは軽々とスルーされ、上田さんの話が続く。
「何故かと言いますと、かぶった瞬間に(ヘルメットを)目には見えない特殊なバリアが全身を覆うのです。まぁ、私は、絶対装甲と呼んでいますがね。ちなみに、この絶対装甲は長年(ほんの数日←年じゃねぇーじゃん。)の時間を掛けて政策そして、検査をしありとあらゆるモノ全てから身を守れる事を証明できております。」
そして、ここまで上田さんは言うと何やらその証明をするためにした事などをペラペラと喋りだそうとしたが、長そうなので割愛された。
「まぁ、割愛ね。…確かに話しても頭に?が浮かぶでしょうから、実際に体験してもらいましょうか。…じゃあ、かぶりたい人?」
それは、ゼロだった。すると、上田さんは言った。
「じゃあ、池谷…かぶりなさい。」
「えー?嫌ですよ、得たいの知れないモノの実験台になるのは。それにこういう面倒な役はアイツにやらせましょうよ。」
池谷はそう言って五十嵐を指差した。ちなみに、得体は知れている。さらに、面倒な役でもないはずである。ヘルメットをかぶるだけなのだから。…何だか、『池谷和也=実験台拒否+面倒くさがり屋たという方程式がありそうにも思えてきた。
「じゃあ、五十嵐…やるか?」
「安全か?」
「安全だ。」
「なら、やる。」
上田さんの投げ掛けに素直に五十嵐は答えた。こういう面で五十嵐にはボーナスが入るのですね。←止めなさいよ、あまり金の話だけは。
「なら、ヘルメット受けとるがいいよ。」
上田さんはそれを五十嵐に向かって投げ渡した。ちなみに、アンダースローの投げ方で。何故かは気にしないでおこう。
五十嵐はそれを受け取った。―というよりは、身体で受け止めたという形になっていた。全く、上田さんの投球(?)に対応できていなかった。
「痛ぇー!?」
「すまん、コントロールが狂った。」
上田さんは五十嵐にそう一言だけ告げた。ちなみに、アンダースローで五十嵐のみぞおちに向かって投げられたヘルメットは変化する事は無く、そこにぶち当たっていた。…狙ったよね?うん、狙ったよね?
「まぁ、気にするな。早くかぶってスタジオの真ん中辺りに立ってくれ。」
「ったく、お前はなぁ…」
上田さんに言われると五十嵐は渋々とヘルメットをかぶり言われた所までやって来た。そして、彼は言った。
「―で、何をすればいい?」
「いや、立っているだけで良い。但し、絶対に動かないでくれよ?」
「へーいへい。」
上田さんと五十嵐のやり取りが終わると、雄一が彼にこう聞いた。
「―で、上田さん。彼にはヘルメットをかぶっていただきましたが、何をするのですか?」
「ヘルメットの機能を見せるために、今から自家製小型爆弾を五十嵐に向かって投げつける。ちなみに、威力は通常のダイナマイトの100倍ぐらいしか無いから大丈夫だ。爆発範囲も直径5センチぐらいだから、安心して良い。」
「いや、待て。ダイナマイトの100倍って、かなりどころの話じゃない威力だが?そして、直径5センチしか爆発範囲か無ければ、ほぼ爆発威力がそのまま来るのでは?」
上田さんの説明に池谷がそう言うが、気にするな。という一言で片付けられた。ちなみに、五十嵐は何も文句は言わなかった。安全だと聞いていたからというのが、理由だろうが話の内容で安全には見えないと気づけなかったのだろうか?
「じゃあ、まぁ、とりあえず、実験を始めるぞ。」
上田さんはそう言うと、ポケットから小型爆弾を取り出した。大きさは巨峰の実1つ分ぐらいの大きさだった。確かに、爆弾にしては小型だ。…いや、感心していていいのだろうか。
「五十嵐、準備はいいか?」
「合点承知。」
上田さんの投げ掛けに五十嵐はそう返した。どうやら、大丈夫らしい。さぁ、実演をしていた時に言っていたように何からでも身体を守ってくれるのだろうか?…運命の時です。
少し間を開けると、上田さんは五十嵐に向かって小型爆弾を投げつけた。ちなみに、今度はオーバースローです。そして、それがヘルメット付きの五十嵐にぶつかった次の瞬間…
ドゴォォォォォン!!!!!(爆発音)
「ぎゃあああああ!!!!!」
直径5センチ辺りが大爆発を起こした。…これって、超新星大爆発(?)並みの爆発威力じゃないだろうか?
それから数秒経つと、爆発で出来た煙が徐々に晴れてきた。すると、雄一は言った。
「さて、五十嵐は無事なのか?ヘルメットも無事なのか?」
スタジオ内の全員が固唾を飲んで煙が完全に晴れるのを待った。そして、数十秒後…
爆発で出来た煙が完全に晴れ、中からはヘルメット付きの五十嵐の姿が現れた。しかも、両方とも無傷だった。すると、上田さんは言った。
「はい、この通り無傷であります。」
スタジオ内は、歓声と拍手で包まれた。何か、ムードがノーベル賞をとったみたいな感じになっている。…まぁ、確かに、凄い発明なのだろうがな。
「-で、上田さん。気になるお値段は?」
それらが止むと、雄一はそう彼に聞いた。上田さんは1回手を叩きこう答えた。
「特別価格…1980円。色は、好きな色を選択できます。えー、お買い求めの方は今日の只今より注文を募集しております。数量は限られていませんので、じゃぁんじゃん申し込み下さい。電話番号は、画面下に表示されている通り08-8888-8888にお電話下さい。ファックスの方も番号は同じとなります。ハガキで申し込みをしたいという方は、東京都◯◯区◯◯8丁目レギュラーテレビ上田テレビショッピング係と書いて応募して下さい。商品は1週間以内にお届けいたします。」
以上であった。注…ちなみに、番号も住所も本小説でテキトーに作られた架空のモノですのでご理解下さい。
上田さんが言い終えると雄一はこう言った。
「-だそうですので、お買い求めの方はご連絡下さい。」
そう言っている最中に大量のお買い求め電話がスタッフ達の近くにある電話にかかってきていた。…大人気ですね。
「以上、上田テレビショッピングでした。」
雄一はそう言った。そして、上田テレビショッピングが終了し上田さんは自分の席に戻って行った。ちなみに、上田テレビショッピングの時間は終わっても受付はいつまでもしているようだ。さそして、少ししてから…
「じゃあ、ゲスト企画に戻します。」
再び歌川さんが企画を進行させ始めた。
「いたの?」
「いましたよ。」
池谷の言葉に歌川さんは、さらっと即答した。ちなみに、彼は上田さんが席に座ると同じぐらいに司会席に戻ってきていた。さらに、歌川さんは言った。
「じゃあ、まぁ、次の質問にいきましょうか。」
【放送時間が危ういから、締めを頼む。】
「-だそうですので、不藤さんから一言頼みます。」
カンペを見た歌川さんはそう言った。どうやら、締めとはゲストの一言のようだ。すると、雄一はこう言った。
「えー、本日はゲスト企画に呼んでいただきありがとうございました。今後もレギュラーメンバー一同、番組を頑張っていきますので、応援をよろしくお願いいたします。」
「ありがとうございます。今回のゲストは、不藤雄一さんでした。ありがとうございました。」
そして、歌川さんがそう言い終えると、ゲスト企画が終了するのであった…
まぁ、試しで前に書いたやつよりはマシかとは思いますね。
ゲストに呼ばれる方は、読者の皆様からの票や声の多い順に登場させていきますので、ご了承下さい。
今回は、途中からゲスト以外が主という場面がありましたが、そういう事もあります。
後、今回誕生した上田テレビショッピングはこれからも書いていくつもりですが、住所や電話番号等はテキトーに考えられたモノですので、ご理解下さい。
では、次回作をお楽しみに。
でわでわ…




