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第12回放送『ドッキリをしてみた。』(後編)

ドッキリ企画前編の続きです。


今回もいくつかのドッキリが出てくるのでお楽しみに。


でわ、本文へどうぞ→



ある日、メンバーは8階第8スタジオに呼び出されていた。彼らが呼ばれた理由は、例のドッキリ企画の続きを放送する日が来たからである。

「よし、今日は前に放送をしたドッキリ企画の続きをする。前回のように頼むぞ。って言っても残りは1つだけだから、頑張ってくれ。」

「1つとは?」

「やる時のお楽しみ。」

雄一の問いに赤石さんはそう返した。…何だろうか、この微妙にドキドキ感を与えてくれたような気がするな。さらに、赤石さんはこう言った。

「まぁ、もうすぐで放送が始まるから皆いつものポジションについてくれ。」

「了~解。」

メンバー一同はそう軽く返事をすると、自分達の決められている位置に移動した。彼らが移動し終えるとあるスタッフがこう言った。

「本番開始まで、3・2・1…」

「スタート!!」


バカーン!!


そして、お約束。番組スタート時の合図と同時に赤石さんは持っていたカチンコを粉砕したのだった。

「始まりました、レギュラーメンバーの番組。司会の不藤雄一と…」

「池谷和也です。」

「よろしくお願いたします。」

テキパキと番組を進行させる司会者の2人。まぁ、このような事は日常茶飯事なので慣れているようであった。

「池谷君、今日は前回放送したドッキリ企画の続きをするみたいですよ。」

「という事は、今回でドッキリの内容が全て見終わるという事ですね。」

「そうなりますね。そして、今回はドッキリにかかったというある方々を読んでおります。…どうぞ。」

池谷との話を終え、雄一がそう言うと他のメンバー達が座っている辺りにあった幕の後ろからサイレント・ミュージアン(青柳翔、翠川清和、朱沢蓮、輝石潤也、魂野正人の5人組)が音楽と拍手が流れる中現れたのであった。そして、指定されていた彼らの席へと座ったのだった。すると、雄一は言った。

「サイレント・ミュージアンの皆さんです。」

「よろしくお願いしまーす。」

彼らはそう言って一礼した。すると、坪井さんは言った。

「すみません、彼らは何者ですか?」

「まだ、詳しくは言えないのですが新規アイドルグループらしいです。」

「擬きですけどね。」

雄一の言葉に続けて青柳翔はそう言った。自分達で擬きとか言うなよ。すると、雄一は言った。

「まぁ、時間も限られているので詳しい事はまた今度としましょう。では、ドッキリ企画後半の部を始めましょう。ドッキリはこちら。」

彼が言い終えるとモニターにドッキリのタイトルが表示された。…っていうか、彼らはかなり軽くふれられただけであったな。


『突然、楽器が演奏しだす!?』


「仕掛人はスタッフ一同だと聞いておりますが、ドッキリの対象は?」

雄一がそう言うと、サイレント・ミュージアンの5人組が手をあげた。池谷は言った。

「だから、今日スタジオに呼ばれてたのか。」

「はい、そうです。」

「なるほど。では、VTRをどうぞ。」

彼らが言葉を返し終え雄一が言うと、ドッキリのVTRが始まったのであった…


ある日の事である。今回のドッキリを仕掛けるスタッフ一同は会議室に集まっていた。数は軽く30人は越えるぐらいの数であった。その全員をしきる役はほかでもない、赤石さんはである。

「よし、これからドッキリの打ち合わせを始めるぞ。」

「了~解。」

他スタッフは答える。何ともまぁ、軽いスタンスである。すると、赤石さんは話を進めた。

「今回のターゲットは、あのサイレント・ミュージアンの5人組だ。彼らにとってドッキリは初体験みたいだから、少々軽めでいく。」

「なるほど。」

「では、ドッキリについて説明する。」

赤石さんはそう言うと、ドッキリの説明を始めた…


「まぁ、軽くする気だからそんな手の込んだ事はしません。ザクッと説明すると、楽器演奏です。」

「楽器演奏ねぇ。」

「楽器演奏って、普通に演奏するだけですか?」

軽い説明にスタッフ一同が軽く反応を返すと、ある1人のスタッフがそう言うのであった。

「-んな訳ないだろう。」

赤石さんはそう返した。…という事は、何やら企んでいるのであろうか。すると、1人のスタッフが聞く。

「何か特別な事でもするんですか?」

「するよ、今からそれについて言わさせてもらうさ。

そう言うと、赤石さんはそれについて語り始めた…


「まぁ、特別な事と言ってもさっきも言ったように手の込んだ事はしない。ただ、目の前で楽器が1人でに演奏するのを見せてやろう。もちろん、楽器が勝手に演奏しだす事なんて不可能だからスタッフ一同がステルス機能の付いた服を着て姿を消した状態で演奏する。そうすれば、彼らには楽器が勝手に演奏しているように見えるはずだ。」

「なるほど。」

彼の説明にスタッフ一同は納得したようであった。ただ、ある事が気になったスタッフがこう言うのであった。

「でも、演奏する曲とかは決まっているんですか?」

「決まってはいない。だから、今から候補をとろうと思う。何か演奏したいような曲がある人はいるか?」

赤石さんはそう言った。大抵そのような事などすぐには案は出ない。しかし、このテレビ局のスタッフ達の凄い事は、そのような時にすぐ意見を出す事ができる事である。すると、スタッフ達はどんどん意見を出していった。

「新世界。」

「交響曲第九番。」

「あれ。」

「らっせーらー音頭。」

などなど、案が沢山出されたのであった。赤石さんは言った。

「なるほどな。…っていうか、誰か「あれ。」って言わなかったか?」

「曲の名前が分からなかったので。」

それを言ったスタッフはそう言うのだった。名前が分からなければ仕方ない事ではある。 それに対して赤石さんは言った。

「なるほど。じゃあ、どんなリズムかは分かるか?」

「分かります。」

「じゃあ、リズムを教えてくれ。」

赤石さんがそう言うと、そのスタッフはそれのリズムを教えた。

「なるほど、『カルメンの序曲』か。」

「あー、それです。それ。」

確かにリズムは頭には残りやすいような曲である。(そう思うのは、私だけかもしれませんが。)まぁ、楽器達がひとりでにそれを演奏するのもある意味では珍しいというか、なんというか。

「よし、演奏曲は4つという事で、みんな当日に向けて練習するぞ。」

「了解。」

赤石さんの指示にスタッフ達はそう返したのであった。そして、彼らはドッキリに向けての練習に力を入れたのであった。

そして、ドッキリ当日…


赤石さん及びスタッフ一同は舞台となる部屋で最終確認をしていた。

「赤石さん、楽器配置終わりました。」

「了解、了解。じゃあ、各ポジションについてくれ。」

赤石さんはそう言った。仕掛人のスタッフ一同はお互いのポジションについた。ちなみに、用意されている楽器はピアノ・バイオリン・ビオラ・フルート・ピッコロ・ドラム・シンセサイザー・カスタネット・太鼓・鉄琴などであった。

「後、らっせーらー音頭については助っ人を用意しておいたから。ちなみに、彼らはステルス迷彩によりもうスタンバイしてくれているから。まぁ、後はそこに敷いてある布だが気にしないでくれ。」

赤石さんは言った。ステルス迷彩…上田さんの作った発明品に違いない。まぁ、仕掛人のスタッフ達もステルス機能のついた服を着ているが、まだ機能を使ってはいない。すると、ひとりのスタッフが部屋の中に入って来て言った。

「サイレント・ミュージアン、まもなく到着します。」

「了解だ。よし、みんな服のステルス機能をオンにしてくれ。」

彼が言うと、スタッフ一同はステルス機能をオンにした。すると、当たり前ではあるが彼らの姿は見えなくなった。すると、赤石さんは言った。

「時が来たらこちらで合図を出すから、それまでは静かにしておくようにな。」

そして、赤石さんは別の部屋に移動したのであった。ちなみに、演奏する曲の順番は前もって彼らには聞かされていた。

そして、少しして…


「こちらでお待ちください。」

「分かりました。」

スタッフに連れられて、サイレント・ミュージアンの5人組がその部屋にやって来た。スタッフは彼らが返事をすると、直ぐ様その部屋を出て行った。ちなみに、このスタッフも仕掛人である。

「サイレント・ミュージアンが部屋に入ったな。」

その様子を別室で見ていた赤石さんはそう言った。さらに続けて彼は言う。

「少し様子を見るとしましょう。」

そんな訳で、スタッフ一同とらっせーらー音頭組、及び赤石さんは彼らの様子を少し見てみる事にした…


「みんな、話題とかない?」

「無い。」

「いや、どんなに些細な事でもいいよ?」

リーダー青柳翔の言葉にメンバー一同が、そう即答すると彼はそう聞いたのであった。

「例えば?」

「よく、UFOを見るとか。」

「なるほど。」

リーダーの言葉にメンバー一同はそう言ったのだ。…っていうか、些細な事でおさまるのだろうか。UFOって、未確認飛行物体ではなかっただろうか。それをよく見るとは運が良いのか、それと何らかの関係があるのか、どうなのだろうか。

すると、輝石潤也は言った。

「そんな感じで良いのなら、俺らもあると思う。あるだろ?」

「あるっちゃある。」

「じゃあ、順番に聞かせてよ。」

メンバーの言葉を聞いたリーダー青柳翔が言うと、始めに翠川清和が話し出した。

「この前さ、堤防を散歩してたらさ。通路の一部がさ、陥没っていうか削り取られていたんだよね。-で、何でかなって思って辺りを見回してみたら…近くにタンクローリーが通ってたんだよ。それで、気になったから運転手にそれを聞いてみたら、道を整地してたらゴッソリ持ってかれちゃったらしいんだよね。…以上。」

「確かに、変わった事だ。あまりおきないだろうしな。」

リーダー青柳翔はそう言った。…いや、あまりよりも少ない確率なような気がするけどな。そして、青柳翔が言った。

「じゃあ次、誰か話題ない?」

すると、輝石潤也が手を挙げ話始めた。

「じゃあ、俺が言うよ。…先週の休日にね、散歩してたらさ公園で変わった光景を目にしたんだよね。」

「何?」

メンバー一同はそう聞いた。すると、彼は話の続きを語りだした。

「野球、あるでしょ?あれのボールの代わりにダイヤモンドの球体で野球をしていた人達がいたんだよね。-で、気になったから見物してたら1人のバッターが「ダイヤのボールには、ダイヤのバットだ。」とか言って、ダイヤモンドのバットを持ってバッターボックスに立ったんだよね。まぁ、彼らの勝負の結果は100球以上の勝負になり最終的に夜7時を過ぎたから、試合終了という結果になったな。」

「あ、決着はつかなかった?」

「つかなかったね。」

青柳翔の言葉に輝石潤也はそう返した。すると、翠川清和がこんな事を言うのだった。

「でも、本当に変わった話だったな。」

「そうだな、次は?」

リーダーが言うと、朱沢蓮が手を挙げ話始めた。

「いやぁね、かなり熱かった話なんだけどね。…ある日、番組に呼ばれてさ30度ぐらいの猛暑の日にマラソン大会のランナーとして出た事があったんだけどね。あれ、凄かったよ。だって、最後の100メートル辺りの所に火柱(400度)がたっていて、そこを通り抜けてゴールだったんだよね。どう?熱いマラソンでしょ?」

「熱いどころの話じゃなかったところもあっただろ。」

彼の話を聞き、輝石潤也は言った。…っていうか、火柱がマグマ並みに熱いじゃないか。そして、鉄をも溶ける暑さではないだろうか。そして、青柳翔が言う。

「まぁ、最後を聞こうよ。最後、話を下さい!」

「無い。」

「いや、(記憶のそこから)絞り出せ!!」

紺野正人はそう即答したが、メンバー一同からそう言われ、何か話題がないだろうかと考え出した。そして、少しして…


「あった。」

「何、聞かせてよ。」

彼がそう言うと、メンバー一同はそう言って彼に近づいた。彼らは完全に話を聞く気満々の体制である。すると、紺野正人は話を始めだした。

「まぁ、大したことではないけど。昨日…




茶柱たったとか。一昨日…




四つ葉のクローバー見つけたぐらいかな。」

「お前は、幸運児か。」

彼の話を聞いたメンバー一同から、軽いツッコミが繰り出された。まぁ、どちかも縁起のよい事ではあったがな。すると、紺野正人は言った。

「いや、福引きでも1~3等…懸賞も7つ応募しで7つ当選するとか。そんな感じだよね。」

「お前は、幸運児か。」

再び同じツッコミを入れられる結果であった。まぁ、確かに幸運児かと言いたいほど彼は運や縁起が良い人なのである。ちなみに、VTRでこれが流れているとき池谷は「何これ、余興?」と言っていた。余興かどうかは、皆様の判断にお任せいたします。

さて、ついに仕掛人たちが動くときが来たようだ。彼らの話が一段落すると、赤石さんはステルス状態で部屋内に待機している人達に指示を出した。


「じゃあ、プログラム通りに演奏を始めて下さい。」

「了解。」

彼らはそう小声で答えた。そして、演奏を始めたのである…


「え、何!?」

いきなり楽器たちが独りでに演奏を始めて彼らは驚いた。彼らには楽器たちだけが演奏をしているように見えているが、実際にはステルスじょうたいでスタッフ達が演奏をしている。だが、彼らには見えてはいない。そして、その後も演奏は続き…


ついに、皆様のお待ちかね『らっせーらー音頭』が始まろうとしていた。…待っていない人もおられるだろうが、御了承願います。ちなみに、この時サイレント・ミュージアンの5人は何故か自前の楽器を使って一緒に演奏していた。…驚いたのは、その時だけかよ。

そして、演奏をしている曲が終わると赤石さんがらっせーらー音頭組に言った。

「よし、踊り始めてくれ。音楽はスタッフ達が合わせるから。」

「了解。」

すると、彼らはスコップを持ち呼吸を合わせた。ちなみに、サイレント・ミュージアンには、急にスコップが宙に浮くように見えているが、さほど驚いてはいない。そして、少しして坪井さんが音頭の始める合図を出した。すると、次の瞬間…


「らっせーらー、らっせーらー、らっせらっせらっせーらー。らっせーらー、らっせーらー、らっせらっせらっせーらー。」

と言うようにらっせーらー音頭が始まったのである。ちなみに、ただ単に大声で歌ってスコップを振り回したりしているだけである。スタッフ達は上手く音楽を合わせていた。…どっかの応援団かと言いたいぐらいである。

らっせーらー音頭組は、普通に歌って踊ってしているが、何度も言うようにサイレント・ミュージアンには彼らの姿は見えていないため、スコップのみが空中で動いているという様に見えている。そして、それを少し見ていると青柳翔がこう言った。

「(これに合わせて)踊る?」

「おっしゃあー!!」

メンバー一同はそう即答。いや、普通の人にはそう簡単には踊れない音頭のような気がするが?…まぁ、気のせいにしておこう。

そして、次の瞬間…


「らっせーらー、らっせーらー、らっせらっせらっせーらー。らっせーらー、らっせーらー、らっせらっせらっせーらー。」

彼らも混ざりらっせーらー音頭を踊っていた。この光景は、周りからみれば無駄に声の大きい応援団だ。…スコップの動きさえ気にしなければの話だが。

そして、らっせーらー音頭が終わった。今回のドッキリでサイレント・ミュージアンは驚きよりも楽しみの方が大きかったのだろうな。ちなみに、彼らは躍りを終えて「あー、終わった。」と言いたそうな状態になっていた。すると、部屋の扉が開き中に赤石さんが入ってきた。

「え、何すか?」

「お前ら、凄い楽しそうだったな?」

彼らの言葉に赤石さんはそう返しながら、『ドッキリ大成功』と書かれた看板を彼らに見せた。サイレント・ミュージアン5人は、「ん?」という表情になった。それを見て赤石さんは言った。

「何もなかったような感じでいるが、ドッキリにかかったんだよ、お前らは。…もう、姿を見せて良いぞ。」

すると、まだステルス状態で部屋に待機していたスタッフ達は服にあったステルス機能をOFFにして姿を現した。もちろん、らっせーらー音頭組もだ。


「おわっ!?」

彼らがこのドッキリで一番驚いた瞬間であった。

「今、驚いても遅いよ。」

「もしかして、最初からステルス状態でいたって事?」

「そうだな。」

どうやら、彼らは今回のドッキリについて全てを理解したようだ。その後、部屋内におかれている使われていた楽器や譜面などを見て「はぁ~。」と言い部屋の中でゆっくりするのだった…


VTRは、以上です。

「いやぁ、何ともまぁ奇妙な怪奇現象みたいな事をやるドッキリでしたね池谷君。」

「いや、もう怪奇現象だろ。あれは。」

池谷による雄一へ冷静なツッコミが入った。すると、雄一は言った。

「っていうか、物凄く楽しんでなかったですか?」


「楽しかったです。」

サイレント・ミュージアン5人はそう即答した。よほど、楽しかったのであろう。すると、上田さんか彼らに聞いた。

「ドッキリは、初めて?」

「初めてです。」

「初めてのドッキリが楽しい結果で良かったですね。」

彼らがそう答えると池谷はそう言った。微妙にさらっと物事を流すお方である。すると、雄一は話を次の段階へと進めた。

「では、次のドッキリに参りましょう。次のドッキリは、こちら。」

モニターにドッキリの題名が表示された。


『襲撃、局長のドッキリフルタイム』


「…あー、あれかー。」

スタジオの中にいる人達のほとんどがそう言った。彼らは、これが記憶にあるらしい。そこまで記憶に残るドッキリとは一体。

「池谷君、ついに局長が始動ですね。」

「だな。恐らくあのドッキリ(イタズラ)だわ。」

「ちなみに、このドッキリをされたという記憶がある人?」

池谷からの返事の後、雄一はスタジオ内の全員にそう聞いた。その結果、レギュラーメンバー一同と赤石さんならびにサイレント・ミュージアンの彼らはもちろん、他にも新人の客席辺りにいるの人達も手を挙げていた。…局長、何人にドッキリを仕掛けたのですか。

「まぁ、こんなにいれば一人一人に話を聞いていると日が暮れますのでVTRの方に参りましょう。…では、VTRスタート。」

雄一がそうい終えると、たドッキリのVTRが始まるのであった…


時は、某日。

「お?何してるの?」

「局長!?…えー、最後のドッキリの案を考えているんですが良い案が無くて…

ドッキリスタッフ達が会議しているなか、その部屋に主抜局長がやって来た。あるスタッフが手抜局長にそう言った。手抜局長は、「そうか。」と言い残すと部屋を後にしようとした。すると、彼をスタッフ達が呼び止めた。

「何?」

手抜局長は、そう言う。すると、あるスタッフはこう言うのだ。

「いや、ちょっと相談があるんですが。」

「?…相談ならのるが?」

手抜局長がそう言うと、そのスタッフはそれの内容を話し出した。

「あの、今さっき思い付いたことなんですが…局長にドッキリの仕掛人をしていただけないでしょう…」

「-いいよ。」

彼の回答は早かった。まだ、すべて話しきっていないのにOKを出したのだった。というわけで、スタッフ達によるドッキリの説明が始まるのであった…


「まぁ、立ち話もなんですから。」

「分かってる、座るよ。」

彼らは部屋内にある椅子に座った。そして、あるスタッフが話を始めた。

「えっとですね…今回のドッキリに関しては案が無くて仕掛人だけが決まっている状態なので、すみませんが局長にやる事を決めていただきたいのですがいいですか?」

「やる事ねぇ。」

局長は、少しの間考え込んだ。そして、数分後…


「よし、局長室を使ってドッキリをしよう。」

そう手抜局長は判断を下した。局長室を使うとは、本来はそういう関係では使えない部屋を平気で使おうとするなぁ、彼は。

「局長室、ドッキリの舞台にしても良いんですか?きょ-…」

「-いいよ。」

相変わらず早い回答である。まだ、台詞の途中ですよ、手抜局長。…っていうか、あっさり感が半端ない回答である。まぁ、自分で局長室を使おうと言ったのだがな。

「では、早速ドッキリの内容を考えま…」

「もう、決めた。」

「早っ!?」

仕掛人予定のスタッフ一同の反応はそうだった。いや、これ以外の反応は不可能に程近い、だって本当に何もかも早いのだから。

「内容は?」

「それはだなぁ。」

スタッフに聞かれた手抜局長は軽く彼らに内容を説明をした。…内容はドッキリをするまでのお楽しみである。すると、スタッフは最後の確認のようにこう言った。

「内容は理解しました。仕掛人は、我々と手抜局長で。ターゲットは、思う存分にという風にします。よろしいですか?」

「了解、了解。」

「では、当日よろしくお願いします。」

スタッフの言葉に手抜局長がそう返した後、あるスタッフがそう言うと彼と他のスタッフ達は手抜局長に一礼をした。手抜局長は、「分かった。」と答えるとその部屋から出て行ったのであった…


そして、ドッキリ当日…


手抜局長は、局長室でターゲットが来るのを待ち構えていた。すると、そこに別室にいるスタッフから無線通信が行われた。

-局長、聞こえますか?

「聞こえてるよ。」

-では、これからターゲットが何人か部屋に向かうのでドッキリを頼みます。

「了解。」

そして、会話が終わると手抜局長は無線を切りそれを机の中に隠しドッキリをする状態になった。さて、最初のターゲットは誰なのだろうか…




「何だろうな、話って。」

赤石さんであった。どうやら彼は話があると言われてやって来たという感じだ。赤石さんは局長室の前に来ると扉をノックした。そして、中から「どうぞ。」と言われると「失礼します。」と言ってノブを手で掴んだ次の瞬間…


バチィ…


「痛ぁっ!?」

彼が持った扉のノブに静電気(高圧電流)が流れたのだった。ちなみに、赤石さんはその瞬間反射的にノブから手を離した。すると、扉が開き中から手抜局長が出てきた。

「すまんな、赤石。」

「また、局長仕掛けの静電気ですか?」

手抜局長が謝罪すると赤石さんはそう言った。…何ですか?またという事は、今までにも何回か仕掛け静電気を彼はしていたのですか?

「まぁ、気にするな。」

手抜局長はそう言って右手で赤石さんの肩をポンと叩いた。すると…


バチィ…


「痛ぁ!?」

今度は赤石さんの叩かれた方の肩に静電気がはしったのであった。

「ハハハ、本当にすまんな赤石。」

そう言って手抜局長は自分の右手わ、彼に見せた。よくよく見ると手抜局長の右手には、静電気を起こす機械が装着されていた。…何てものを装備しているんだよ、この人は。

「スタンガンでビリビリやられたような感じになりましたよ。」

「いや、スタンガンなら気絶しているところだろうが。」

赤石さんの言葉に手抜局長がそう返すと、赤石さんは「あー。」というような反応をした。すると、手抜局長ある言葉を添えてドッキリをばらす看板を彼に見せた。

「まぁ、ドッキリなんだけどね。」

「…だろうなとは思いましたよ。いつもは、こういった事は一回しかしないのに、何故今日は二回もされたのだろうかと疑問に思っていました。」

「まぁ、気にするな。」

赤石さんは、手抜局長にそう言った。どうやら、彼はある程度の予想ができていたようだった。…以上が、赤石さんに向けられたドッキリでした。さて、次のターゲットに行くとしよう。次のターゲットは…




「あー、眠ぃーつーかーれーたー。」

神守隆史、通称…神ちゃんであった。彼も赤石さんと同じく手抜局長に話があるという理由で呼ばれたようだ。

-はい、神守さんが局長室の前に到着しました。

「了解。」

その頃、手抜局長はスタッフ達と無線でターゲットのいる場所を確認していた。それが終わると手抜局長は無線を切り、机の中へと隠した。すると、それを見透かしたかしたように神ちゃんが局長室の扉をノックした。中から「どうぞ。」と返事があるのを確認すると、神ちゃんは中へと入っていった。

「おうっ!?」

中に入ると彼はあるモノを見て驚いた。それは、何かというと…




局長室の中に回転寿司があったのだった。ちなみに、回転寿司のレールは左右に2つずつ並んでいるロッカーがあるうちの右手前のロッカーの中から出てきて左手前のロッカーの中へと繋がっていて、普通に見ていては見えないのだが、手前のロッカーと奥側のロッカーの中でレールが繋がっており、奥側のレールの動きは左奥のロッカーからレールが出ていて右奥のロッカーの中にレールが入るという風になっている。…まぁ、これについて言えることは局長室で何をしているのですか、あなたは!!

「何をキョトンとしている?そこに座れ。」

手抜局長は、回転寿司を見てキョトンとしている神ちゃんにそう言った。よくよく見ると、手抜局長が指を指したところには寿司屋のカウンターのように椅子がおかれていた。神ちゃんは、とりあえずそこに座って流れている寿司を見ていた。すると、手抜局長はこう言った。

「何でも、好きなモノを取って良いんだぞ?」

「はぁ、了解です。」

そう言って神ちゃんは何となく、たこ焼きを取った。…どうせなら、寿司とれよ。と思うだろうが好きなモノを取っているのだからおかしくはない。ちなみに、手抜局長は何故か自分の席から動かない。しかし、神ちゃんはそんな事は気にしてはいなかった。

そして、何気なく寿司を食べていてふと寿司が流れて来る方を見ると…


「何じゃ、ありゃ。」

突然、ドでかい鉄火巻きが流されてきたのだった。デカさは通常の鉄火巻きに比べて20~30倍のデカさであった。…確かに、でかいな。

神ちゃんは暫くの間それを気にしつつ寿司を食べていた。そして、それが彼の前まで流れてきた次の瞬間…


ドーン!!


「うおおおっ!?」

皿のしたから間欠泉が発生し、その寿司と寿司皿そして近くにあったそれらを吹き飛ばしたのであった。ちなみに、仕掛けはスタッフ達がその皿の下に小型間欠泉発生装置を取り付けていて、それをこの部屋にいた手抜局長がうまいタイミングで発動させ、色々と吹き飛ばしたのであった。…間欠泉発生装置って何てものを作っているのですか、あなた達は。

「え…何?」

状況が分からず慌てている彼に手抜局長はドッキリをばらす看板を見せた。

「かぁー…ドッキリか!!」

神ちゃんの反応はそれだけであった。さて、次のターゲットに行くとしよう。次のターゲットは…




「局長が話ねぇ。」

歌川さんだった。彼は局長室の前までやって来た。ちなみに、手抜局長はその事をスタッフ達から無線でそれを伝えられていた。補足だが、この時には先ほど設置されていた回転寿司の機械は撤去されて無くなっている。…まったく、いつの間に。

無線で通信を終えると、手抜局長はそれを机の中に隠した。すると、歌川さんが局長室の扉をノックした。手抜局長が「どうぞ。」と答えると歌川さんが中に入ってきた。

「まぁ、ここに座れよ。」

手抜局長は、部屋中央にある机を挟むように置かれているソファーに彼を座らせた。そして、その逆側にあるソファーに手抜局長は座ったのだった。

「さてと、この頃どうだ?」

「はい?」

「疲れてないか?」

「いえ。」

手抜局長と歌川さんの世間話のようなモノが始まった。この後も、彼らは世間話のようなモノを続けたのであった。では、少しだけその様子を見てみるとしよう。ちなみに、語り手は常に手抜局長であり受け手は常に歌川さんである。

「疲れてない?…隠さなくても良いんだぞ?」

「隠してないですよ。」

「元気が無さそうだが?」

「無いですね。」

「そうか…」

ここまで話が進むと手抜局長は、その場を立ちある植物の前に行ってこう言った。

「じゃあ、このサボテンに水をやろうか。」

「はい?」

訳がわからないというような感じでそう返す歌川さん。すると、手抜局長は言った。

「まぁ、とりあえず水をやろうか。」

「はぁ、了解です。」

歌川さんは、あまり訳の分からないまま手抜局長の横へとやって来た。すると、手抜局長は歌川さんにジョウロを手渡した。もちろん、中には水が入れられていた。

「遠慮するな、水をやれ。」

「分かりました。」

手抜局長に言われて何となくサボテンに水をやる歌川さん。すると、次の瞬間…


シュバババババッ!!


「痛痛痛痛痛ぁー!?…はい?」

サボテンが彼に向かって針を乱射したのであった。そして、それはかなりの確率で彼に命中していた。

「何すか、これは!?」

サボテンから距離をとると歌川さんはそう言った。すると、手抜局長は例の看板を歌川さんに見せてこう言った。

「すまんな、こういう事だ。」

それを知った歌川さんの反応はこうだった。

「でしょうね。だって、サボテンが針を乱射してくる事なんかありませんしね。」

案外、平然としていた。そして、彼へのドッキリは終わった。さて、次に行くとしよう。次のターゲットは…




入社してかなり日が経っている1年目の三枝優希と、入社してまだ間もない新人の古田志織(ふるた しおり)吉田香織(よしだ かおり)の3人だった。…新人攻めかよ。

-3人が局長室前に到着しました。

「了解。」

スタッフからの言葉に手抜局長はそう答えると無線機を机の中にしまった。そして、彼女達が扉をノックするのを待ち始めた。数十秒後…


3人の中の優希さんが局長室の扉をノックした。そして、中から「どうぞ。」と返事があるのを確認すると彼女達は中に入って行った。

「いや、入り口にたまってないでそこの椅子に座りなよ。」

彼女達は局長室に入った後、入り口辺りに居たが手抜局長にそう言われると局長室中央にある机のまわりに置かれている椅子へと座った。…先程のソファーの行方は気にしないでおこう。

彼女達が椅子に座った後、手抜局長は彼女達の座っている向かい側の椅子に座った。そして、机の上に自分の名刺を3人分おくとこう言った。

「じゃあ、今日は新人の君達に名刺の受け渡しの方法を教えよう。まず、そこにある名刺を1枚ずつ手に取ってくれ。」

何だろうか、明らかに何かがあるような感じがしてならない。もしかしたら何かが起こるかもしれないし、起こらないかもしれない。あー、なんとも言えない怖さである。

彼女達は何の疑いもなくそれを手に取った。すると、次の瞬間…


バリィ…


「ひゃあっ!?」

彼女達に静電気が流れた。彼女達は反射的にそれを手放し何が起きたかを理解しようとするが、静電気が流れた。という事以外は、理解できなかった。すると、手抜局長が例の看板を見せてこう言った。


「すまないね、ドッキリなんだ。」

それを知った3人は「何だ。」と反応をした。その後に手抜局長は言った。

「まぁ、実際に名刺交換とかの重要な事は俺よりもまともな人がやってくれるだろうから、その時を待ってくれ。」

これで、彼女達へとドッキリは終わった。さて、次のターゲットに行くとしよう。次のターゲットは…




「あの、手抜きさんが用事ねぇ。」

池谷だった。彼は普段、手抜局長には呼ばれる事はなかったので何かしらぬ疑問を頭の中に浮かべていた。そして、そのまま歩いて局長室の前までやって来た。池谷は局長室の扉をノックした。中から「どうぞ。」と返事があるのを確認すると、扉を開けて局長室に入って行った。次の瞬間…


カーン!!


「痛ったぁー!?」

天井から降ってきた大きなたらいが池谷に直撃した。直撃とは、まぁ痛いでしょうな。すると、その直後に手抜局長が彼の目の前にやって来て例の看板を見せてこう言った。

「すまんな、ドッキリだよ。」

「何だ、ドッキリかよ。」

そう言って池谷が気を抜いた次の瞬間…


ボォーン!!


「ぐえっ。」

その看板の真ん中辺りから煙のバズーカの様なものが発射され、それが池谷の顔面にジャストミートした。すると、さらに手抜局長は言った。

「すまんな、ダブルドッキリだ。」

すると、池谷は「はぁ。」と大きくため息をついたのであった。彼へのドッキリは以上です。さて、次に行くとしよう。次は…




「何か、局長室まで無駄に距離があるなぁ。」

雄一であった。彼は局長室まで来るのに長く感じたらしい。まぁ、感じ方は人それぞれだろうがな。そして、雄一は局長室の前までやって来ると扉をノックした。中から「どうぞ。」と返事があるのを確認すると、彼は局長室の中へと入って行った…


「失礼します。」

「おう、来たか。」

「局長、何ですか用事って。」

「あー…ただ、呼んだだけだ。もう帰って良いぞ。

手抜局長にそう言われると雄一は「え?それだけ?」という表情をするのであった。彼へは以上だった。…これ、ドッキリの要素がなに一つ無い気がするのだが…っていうか、ドッキリの看板すら彼は見せてはいない。まぁ、次のターゲットに行くとしよう。次のターゲットは…




「パッパラパッパッパー。」

おおとりの五十嵐&パチパチズの6人だった。彼らはふざけながらも局長室に向かっていた。これから、自分達がドッキリのフルコースを味わうとも知らずに。

彼らは、局長室の前までやって来た。そして、局長室の扉をノックした。中から「どうぞ。」と返事があるのを確認すると…


「たのもー。」


彼らは局長室の中に入って行った。その次の瞬間…



バシーン!!


「痛っ!!」

彼らは、中で待ち構えていた手抜局長にハリセンで6人揃って頭をひっぱたかれた。

「何すんじゃー!!」

頭を叩かれた直後、彼らは手抜局長にそう言った。すると、彼は例の看板を見せてこう言った。

「すまんな、ドッキリだよ。」

「何だ、そういう事か。」

それについては、彼らも納得した。…ここで皆さんは思うかもしれない「え?それだけかよ。」と。まさか、これぐらいで終わるはずは無かった。手抜局長の言葉にはまだ続きがあったのだった。

「-という訳で、まぁソファーにでも座ってくれ。」

そう言うと、手抜局長は彼らに指定したソファーの向かい側にあるソファーに座った。五十嵐とパチパチズは言われた通りに指定されたソファーに座った。すると、次の瞬間…


ドーン!!


「あ"ぁーーーーー!?」

突然ソファーが下からの間欠泉により、天井目掛けて吹っ飛んだのだった。ちなみに、彼らは、天井に激突していた。少しすると、間欠泉がおさまり、ソファーがもとあった場所に戻ってきた。もちろん、天井に激突していた6人も戻ってきた。正しく言えば、ソファーの上に降ってきたの方が良いだろう。

「なんじゃこりゃあああああ!!!」

「すまん、ドッキリだよ。」

五十嵐とパチパチズは激しい反応を見せるが、手抜局長は彼らの言葉にその言葉で即返したのだった。そして、彼はこう言った。

「まぁ、無事に帰って来た事だしさ名刺交換の練習をするぞ。」

「へいへい。」

すんなりと手抜局長の指示に従う例の6人。すると、手抜局長が彼と彼らの前にある机の上に6人分の名刺を用意した。そして、こう言った。

「よし、名刺を手に取ってくれ。」

五十嵐とパチパチズは名刺を手に取った。すると、次の瞬間…


ボォーン!!


「ぎゃあああああ!!!!!」

彼らが手に取った名刺が全て同時に爆発した。…あの、薄い紙の中にどの様な細工をしたらああなるんだよ。

「なんじゃこりゃあああああ!!!」

「すまんな、ドッキリだよ。」

彼らは、フルパワーでリアクションを取ったのだがまたも手抜局長に軽く流されたようだ。すると、手抜局長は言った。

「本当に色々すまなかったな、今回呼んだのはドッキリをお前達にするからだったんだよ。しかし、それも終わったから帰ってくれても大丈夫だそ?」

「だったら、帰らせてもらうぜ。」

五十嵐とパチパチズはそう言うと、席を立ち局長室の扉を開けて廊下にでて行った。すると、次の瞬間…


ガコンッ!!


「あああぁぁぁ~~~!!!」

部屋を出てすぐに廊下の床が開き、彼らはそのまま下に落下していった。すると、手抜局長はそこの近くまで行き穴に向かって例の看板を見せていた。そして、こう言った。

「あ、穴が深いから見えないかな。」

彼らへのドッキリは以上だった。ちなみに、穴の高さは縦に100メートルはゆうに超している様だった。…いや、落ちたら死ぬだろ。っていうか、落ちているのだったな。


これで、ドッキリVTRは終わりです。通常放送に戻ります…


「いやぁ、局長のドッキリフルコースでしたね池谷君。」

「だな。あれ、最後の何連発なの?」

雄一の言葉に返答した後、池谷はあの6人に聞いたが、彼らは首をかしげるだけだった。いやいや、分かるでしょ被害者一同よ。すると、赤石さんがカンペを出した。

【4連発。】

「4連発なの!?かなり、やられたな五十嵐&パチパチズ。」

「全くだよ。」

池谷の言葉に彼らはそう言って返した。…さっき、知らないような反応をとっていた気がするが気のせいか?

「っていうか、不藤さんのは何だったんですかね?」

「あー…そこだけ手を抜かれたな。」

「手抜き男だけに?」

歌川さんの言葉に雄一がそう返すと、五十嵐がそう言った。彼は上手いことを言ったようだが、誰一人それに反応する者はいなかった。そのまま数秒間の間、辺りには沈黙のムードが漂った。すると、雄一が言った。

「…まぁ、局長には多数の人達がドッキリにあったという事ですね。」

「ですね、次に行きましょうか。」

池谷がそう言うと、赤石さんがこんなカンペを出した。

【いや、さっきのが最後。】

「そうなんですか、じゃあ後は何をしますかね?」

カンペを見た雄一はそう言った。すると、赤石さんは直ぐ様次のカンペを出した。

【終わりの挨拶をして。その後に、手抜局長からお知らせがある。】

「-だ、そうですので今から終わりの挨拶をさせていただきます。」

そう言うと、彼はドッキリ終了の挨拶を始めた。

「えー、今日は沢山のゲストならびにお客様に来ていただける事が出来て大変嬉しいです。2回に渡り放送したドッキリ企画はこれで終了となります。放送に協力して下さいました皆様、そして、出演者の皆様、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。…挨拶は以上です。では、手抜局長よら話があるようですので、手抜局長お願いします。」

すると、スタッフ達がいる辺りから手抜局長が姿を見せた。そして、そのまま司会席までやって来て話を始めた。

「えー、まずドッキリ企画お疲れさまでした。私から伝えさせていただく内容は1つです。近々、このテレビ局と他のテレビ局との連携作業という訳でここでは劇をする事になった。それでだ、劇の配役などが決まれば練習をする。そして、発表当日にはカメラを回しての放送になる。だから、その事を頭の中に入れておいてくれ。…以上だ。」

手抜局長の話は以上だった。劇とは、かなりおおきな企画ではないか。上手くいけばいいのだがな。彼の話が終わると雄一は言った。

「局長の話が終わりましたし、終了ですか?」

【終了だな。】

赤石さんの出したカンペを確認すると、雄一はこう言った。

「では、ドッキリ企画を終了します。皆様、お疲れさまでした。…解散。」

こうして、ドッキリ企画は幕を閉じたのであった…


それから、数日後の夜…


「久しぶりの休みだったけど、もう終わりらしいな。何か、休みが短く感じたな。」

雄一がホテルの自室で独り言を言っていると、突如ベッドの上に置いていた携帯電話がなった。彼はそれを手に取り携帯電話を開けて画面を見た。そこには、『メール1件』と表示されていた。雄一はその内容を確認する事にした。書かれていた内容はかうだった。


『劇の題名とシナリオが決まった。配役などに関しては明日、特別会議を開くからそれで決定する。そして、そこからは劇の練習やらセット準備などをして当日に向けて頑張ってもらう事になった。以上だ。…by赤石雄二』


それを見た雄一は『(^_^ゞ』という絵文字を返事として返すのであった。ちなみに、彼流にこの絵文字の意味は「了解。」という意味の様だった。

「それじゃ、会議があるなら早めに寝ますか。」

そして、その後彼は会議に備えて眠ったのであった…



これで、全てのドッキリが書き終わりました。


なんといっても、まぁ…長かったですね。なさか、2話に渡って放送なんて作者も最初は思ってませんでしたが、結果的にそうなりました。


ちなみに、話を書き終えた本人なのですがドッキリがいくつあったかなど記憶ないという状態でございます。


まぁ、唯一頭に残っているのは…


手抜局長のフルコースドッキリぐらいですかね。多分、あれが一番被害者が多かった気がします。


さて、この話の最後辺りでありました劇についてですが司会すぐにというわけにはいきません。


何しろ、他の小説を1つと番組の雑談をはさみの投稿となりますので、劇を期待の皆様には長々と待っていただく事になると思いますが、ご了承下さい。



では、次回作をお楽しみに。


でわでわ…。



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