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『初の局内会議』


前回の放送で言っていた会議です。


まぁ、久しぶりに手抜局長が登場されます。


では、本文へどうぞ。




 今日は局内会議が開かれる日、雄一はそれに出席するためその会議が行われる会議室に来ていた。会議室の中には沢山の局員達の姿があった。おそらく、彼らも他の番組代表等であろう。

 部屋内の机の並び方は、長方形みたいな感じで並べられていた。そして、彼らは指定された席に座り手元にある資料を見ながら会議が始まるのを待っていたのであった。

 そして、数分後...


 ある1人の男局員がホワイトボートの近くにたった。そして、白い幕をおろして言った。

「えー、これより局内会議を始めます。一同、起立っ!!気をつけ、礼っ!!」

 出席している人達はその通りに動いた。そして、着席に指示が出ると自分の席へと座った。

「えー、これより局内会議を始めます。まずは、レギュラーテレビ局長の手抜局長より始めの挨拶です。」

 会議の司会者はそう言った。やはり最初は局長の挨拶から始まるようだ...




 −が、ここで1つ問題が発生した。それは、この部屋のどこにも局長の姿が無いのである。何だろうか、会議さえも面倒なのかあのお方は。それに気づいたある局員が手を挙げて言った。

「失礼ですが、手抜局長の姿が見えませんが。」

「あー、そうですね。では、読んでみましょうか。案外、以外な所から登場されるかもしれませんよ。」

 辺りを見回すと司会者はそう言った。その時、雄一は「読んで出てくるのか?」と内心では思っていた。すると、司会者がこう言った。

「では、私が「せーの...」と言いますので皆さんはそれに続けて局長を読んであげてください。」

 出席者全員は軽く頷いた。まぁ、そのうち約1名は「本気でやるのか。」と思っているようだがな。すると、司会者が合図を言い出した。

「せーの...」

「局長ー!!」

 それに続けて出席者達は全員、そう言った。すると...


ガコッ...


 司会者辺りにあったホワイトボートが突然、傾いたのだ。

「は?」

 それを見た大半の人達は、そう声を漏らした。そして、そのままホワイトボートは床の上に落ちた。それがあった場所を見てみると、そこには人が入れるような空間がある事が分かった。...これは、まさか。

 すると、次の瞬間...



「とうっ!!」

 そこから手抜局長が飛び出てきた。そして、ポーズを決めて彼はこう言った。

「手抜局長、ここに見参っ!!」

 まさに、「何を言っているのですか、アナタは。そして、何がやりたいのですか!?」と言いたい状態である。何故か、会議室内には拍手が響き渡る。雄一は訳のわからないような表情ではありつつだが、拍手をしていた。まぁ、訳のわからない状態なのだがな。

「よし、拍手止めっ!!」

 手抜局長がそう言うと拍手が鳴りやんだ。すると、手抜局長は地面に落ちたホワイトボートを持ち再び壁にはめ込んだ。...あれ、はめ込み式だったのか。

 そして、それが終わると手抜局長は局員達の方を向き言った。

「−で、何すんだっけ?」

 それを聞いた瞬間、彼らはずっこけた。そして、再び席に座り体制を整える。すると、司会者が彼に言った。

「局長の挨拶です。」

「あー、そうだったな。じゃあ、始めの挨拶をするよ。」

 局長はそう返すと、始めの挨拶を言い出した。さて、どのような感じになるのであろうか。気になるその結果は...




「始めます。」

 以上だった。相変わらずの手抜き感満載である。局員達はもう慣れているため、普通に聞いていた。...っていうか、何を始めるかさえも言わなかったな。

 すると、司会者は話を進めた。

「では、今回の会議で話し合う内容を発表します。まず、番組の現状報告をしてもらいまして次に、要望や提案等についての話し合い。そして、最後に局長の挨拶で終わりという過程で会議をする事になっております。まぁ、詳しい事はお手元の冊子に書かれております。」

 司会者はさらっと会議の内容を話終えた。話の後半、大抵の局員達は冊子に目を通していた。雄一が冊子に目を通していると隣にいた赤石さんが彼にこう言った。

「番組の報告をする時は一緒に立つようにな。たまに、お前に返してもらう事があるからな。」

「了解です。」

 雄一はそう返した。「では、現状報告をしていただきますので、冊子に書かれている順番に報告をお願いします。」

 司会者は一番最初の話し合いに駒を進めた。すると、一番最初の発表番組の代表者が立ち上がった。ちなみに、雄一達の順番は沢山ある中のど真ん中であった。最初の代表者が話を始めた。


「えー、ウチの番組は主にニュース放送関連の物を放送しております。我々の現状は、アナウンサーやキャスターそして、スタッフ一同が一丸となって放送を上手くやっていけているので、大変良い状態だと思います。」

「なるほど。」

 言い終わると手抜局長はそう反応した。「え?それだけ。」と思うだろうが、彼にとってはこれが『普通』なのである。

「次。」

 そして、彼は次の発表をするように言った。すると、次の人が発表をしだした。そして、このような感じで発表が続いた。そして、数十分後...


「ふ〜ん、次。」

 ようやく雄一達の出番まで回ってきた。すると、赤石さんと雄一はその場に立った。すると、赤石さんが先人を切って話を始めた。

「えー、ではレギュラーメンバーの番組から現状報告をさせていただきます。今回はスタッフ側から見てと出演者側から見て番組がどんな感じなのかを互いの代表者が報告しようと思います。」

 雄一が必要で会ったのはメンバーのリーダーという事だけではなく、出演者側から見ての事を発表するために必要であったようだ。

 すると、最初に赤石さんが話を始めた。

「ではまず、スタッフ側から番組見た状態を私、赤石から言わさせていただきます。まぁ、スタッフ側の視線から彼らの放送を見ているとその日の放送でやる事はしっかりやれているとは思います。では、出演者側の不藤に発言権を渡します。」

 すると、今度は雄一が話を始めた。

「えー、こういう場でこういった話をするのは初めてなのですが自分なりに言わせていただきます。出演者側から見てメンバー達は時には話から脱線する事も多々ありますが、彼らは彼らなりにネタ等を途中で入れて笑いなどをとってくれているので今のところでは、目立った事は無いと思います。レギュラーメンバーの番組からは、以上です。」

 そこまで言い終えると彼らは再び椅子に座った。すると、手抜局長はコメントを言った。

「まぁ、初めての場でそこまで話せたら大丈夫だろうな。」

 今回に関しては、案外普通な返答を彼は返してきたのであった。すると、

「じゃあ、次。」

 手抜局長は次の発表者に発表権を写した。すると、また沢山の番組が順番に発表をしていくのであった。そして、数十分後...



 全ての番組の発表が終わった。すると、司会者はこう言い次の段階に話を進めたのであった。

「では、次に要望等について話し合いを始めます。皆さん、前のモニターに注目して下さい。」

 司会者全員はそれに目を向けた。すると、そこに要望と思われる様な文章が表示された。司会者はそれを読み始めるのだった。

「えー、今回出された要望は...歌手グループを作ろう。続編パチパチズと五十嵐の出演ストーリーを作ろう。...の、2つでした。これについてどうするかを今から決めていただこうかと思います。決め方は至って簡単です。挙手制で多かった方を取るという形にします。」

 要は、多数決で決めるという事である。すると、彼は多数決を始めるのかと思いきやこう言った。

「まぁ、いきなり多数決と言われても決めづらいでしょうから。この2つについて局長から話があるようですので、それを聞いてから決めていただきたいと思います。」

 あの局長の話しかあまり時間は取らないであろうな。そう彼に言われると手抜局長は要望についての話を始めた。



「えー、では2つの要望に対して私の方から色々と言わせていただきます。」

 出だしは好調である。さて、この後の彼の言う話はどのような感じなのだろうか。手抜局長は続けて話を進める。

「まず、歌手グループについてだがウチのテレビ局にはまだユニットはいない。まぁ、歌手グループについては一流になるまでは大変だろうがユニットを作ってみる価値はあるに違いない。次に、パチパチズと五十嵐の続編ストーリーについてだが、第1弾は思っていた以上に評判が良かったらしいから、これも作ってみる価値はあるだろう。...以上だ。」

 局長の話は、今までとは明らかに違った感じで話されていた。それに聞きながらではあるが、大抵の局員は「あの人、あんなに話す事とかあるんだ。」という表情で聞いていた。彼の話が終わると、司会者は言った。

「では、この2つをどちらとも実現させるかどうか賛否両論を取りますので、該当するものに手を挙げて下さい。」

 そして、彼は出演者達に聞いた。

「まず、保留の方。」

 それは、いなかった。

「では、反対の方。」

 これも、0であった。

「賛成の方。」

 もちろん、ここには全員が手を挙げた。すると、司会者はこう言った。

「全員賛成により、可決しました。」

 部屋内には拍手が鳴り響いた。それがやむと彼は言った。

「では、今回議論する内容は全て終わりましたので、最後に局長から終わりの挨拶をしてもらいましょう。では、局長お願いします。」

 すると、手抜局長は終わりの挨拶を始めた。

「えー、会議を終わります。...以上っ!!」

 最後は局長の手抜挨拶で会議は終わったのであった。

 会議が終わった後...


 雄一と赤石さんは部屋の中に残っていた。

「じゃあ、俺達も帰るか不藤。」

「そうしましょうか。」

「まぁ、近いうちに研修が入るだろうがその時はまた誰かから連絡が行くだろう。まぁ、それも頑張れ。」

「了解です。それじゃあ、帰りましょうか。」

 そして、彼らはこの部屋を後にして行くのであった...






会議と言って、良い話だっただろうか。っていうか、局長さんよアナタはどこから出てくるんですか。ホワイトボードの後ろ辺りから出てくる人なんてそうそういないだろう。←いや、いたら怖い。


そして、幾つかの要望がありましたが見事に全て可決されましたね。


その時だけ、唯一局長が真面目みたいになっていた気がします。


まぁ、無事に会議が終わって何よりでした。


では、次回作をお楽しみに。


でわでわ...。



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