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第9回放送『運動会』


今回もリクエスト企画です。


この話しは運動会をメンバーならびにテレビ局内の何人かの人達が合同で行う話です。


今までの話の中では、この話が一番の長編だと思いますが最後まで見ていただけると嬉しい限りです。


では、本文へどうぞ。




「あー、久しぶりの休暇だったなぁ。」

 雄一はホテルの自室でゆっくりしていた。彼は、何気なくテレビをつけてみた。すると...


『今日の特番!!』


 あるCMが流れていた。


『今日は、レギュラーメンバーの番組で運動会の企画をするそうです。あのメンバーが運動会をするとなると、さぞかし盛り上がり色んな意味で楽しめるかと思います。でわ、お楽しみに。』


 こうして、CMが終わり推理ドラマが始まった。これを見た雄一は言った。

「...聞いて無いんだけど。」

 すると、雄一の携帯が鳴った。誰かからメールが届いたようだった。雄一はその内容を確認してみた。メールには、こう書かれていた。


『本日の午前9時より、局内合同運動会を開催する。レギュラーメンバー一同は、放送の準備をしてくるように。なお、合同の企画のため知らない人達もいるだろうから、そのつもりで。


...by赤石雄二』


 このメール、タイミング良すぎじゃないか。CM終わった後に送られてきたぞ。このメールを見た雄一はテレビの電源を切り放送に行く準備をしてレギュラーテレビへと向かって行った...


◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 雄一がスタジオに着くと、スタジオ内には今日、合同企画に参加する人と思われる人達が沢山いた。

「不藤、ちょっと来てくれ。」

 スタジオに入ってきた雄一を呼ぶ赤石さん。雄一がそこに行くと赤石さんは言った。

「見ての通り今日は、合同企画という事もあり沢山の人達がスタジオに来ている。−だが、気にせずにいつも通りにやってくれ。」

「それは良いですけど、メール来るまでは企画の事知らなかったですよ。」

「まぁ、気にするな。」

 雄一の言葉に赤石さんはそう返した。いや、気にするだろ普通は。

 すると、雄一は聞いた。

「−で、最初はスタジオでやるんですか?」

「最初はスタジオで開始して、その時が来たら専用の場所に移動する。そして、司会用の番組進行用紙を渡しておく。」


 赤石さんはそう言うと、雄一にその紙を渡した。雄一はそれを見て言った。

「あー、了解です。」

 すると...


「では、いつもの場所について下さい。合同企画なので、早めに集合を頼みます。」

 そうあるスタッフは言った。レギュラーメンバー達はいつものポジションについた。合同企画で来た他の人達はスタッフ達のいる方にいた。

「本番開始まで、3・2・1...スタート!!」


バカンッ!!


 放送が始まると同時に赤石さんはカチンコをかち割った。...好きですね、それ。

「えー、始まりました。レギュラーメンバーの番組...司会の不藤雄一と...」

「池谷和也です。」

「今日もよろしくお願いします。」

 2人は、いつもの様に放送を始めた。すると、雄一は言った。

「えー、今回はね合同企画という事でして局内から沢山の人達が番組に参加をして下さるそうですよ池谷君。」

「一体どんなイベントをするのでしょうね。」

 司会達が話をしていると、赤石さんがカンペをだした。

【運動会をする。】

「赤石さん、ばらすの早いよ。」

 池谷が言うと、坪井さんはこう言った。

「うおー、燃え尽きたぜ!!」

「坪井さん、まだやってもないけどね。」

「っていうか、燃え尽きたのか。」

 池谷ならびに雄一はそう言った。すると、赤石さんはカンペをだした。

【早く先に進めてくれ。】

「了解です。」

 そう言って雄一は話を進めだした。

「では、今回は運動会をするのですが運動会といえば、チームが必要ですよね。」

「あ、今から決めるの?」

 池谷は言った。すると、雄一はこう答えた。

「いや...もう決まっているから、それを発表する。」

「決まっているとは?」

 東大は言うと、雄一は答える。

「いや、今決めようとしてもすぐには決まらないだろうから、スタッフさん達が前もってチームを作ってくれているらしい。」

「なるほど、楽しみだぜ。」

「だね。」

 五十嵐・パチパチズは言った。まぁ、運動会などのチーム発表を楽しみにする人達は多いですよね。

「さて、誰とチームで誰と敵かな。」


「どうにしろ、燃え尽きたぜ!!」

 上田さんならびに坪井さんはそう言った。すると、

「だから、燃え尽きちゃいかんだろ坪井。」

 大原さんの冷静な突っ込みが入った。すると、人形作者が言う。

「そんな事より、早くチーム発表してくれよ。」

「だな。」

 雄一はその後にこう言った。

「では、チーム分けの結果を発表します。チームは、全部で5つあります。」

「そうですか、では発表を頼みます。」

 そう池谷が言うと、雄一はチームを発表し始めた...


「では、発表します。第1チーム...パチパチズ5人でパチパチズです。」


 パチパチパチパチ...


「おっしゃー!!」

 5人が同チームで気合いの入るパチパチズである。まぁ、この5人組は基本的には固定ではある。逆にバラバラにしようが無い。雄一は次のチーム発表を始めた...


「第2チームは、上田・坪井・大原・東大・歌川の5人でベストファイターズです。」


 パチパチパチパチパチパチ...


「凄い、5人が1つのチームになりましたね。」

「その通りだな。」

 歌川さんならびに大原さんはそう言った。確かに、異常人間達の集団という凄いメンバー達がチームになっている。雄一は続けチームを発表した...


「第3チームは、人形作者・消化器・バチーン板・スノーウィン・はにわ・ロボコンの6人で、キャラクターチームです。」


パチパチパチパチパチパチ...


「同チームか。」

「面白い事になりそうだ。」

 消化器ならびにバチーン板が言うと

「はっはー、協力しようぜ。」

「必ず、優勝だ。」

「しまって行こー。」

 スノーウィンならびにはにわ、そしてロボコンがそう言った。...まだ、始まってはないけどね。すると、人形作者は言った。

「まぁ、暴走しないようにな。」

「お前が一番危険そうだがな。」

 池谷は軽く突っ込みを入れた。−が、彼らはスルーした。そして、雄一は次のチームの発表をした...


「第4チームは、赤石・三枝・神守・田崎の4人でゲストチームです。」


パチパチパチパチパチパチ...


 今までの中では一番まともなチームではありそうだ。おそらく、赤石さんが後輩達をリードするだろうな。ちなみに、彼らは全員スタッフ側にいる。そして、雄一は最後のチームを発表した...


「第5チームは、五十嵐缶三郎のみで、チーム五十嵐です。」



パチパチパチパチ...


「おー。」

 そう1人で勝手に喜ぶ五十嵐、そんなに嬉しいらしい。...いや、そんなわけがない。

「いや、お・か・し・いだろ!!」

 そう数秒後に彼は言ったのだから。まぁ、あなたからすればおかしい。決めた方からしたら可笑しいのであろう。すると、五十嵐は司会者に言った。

「何で、俺だけ1人!?そして、お前らは何をするんだよっ!!」

 確かに、どちらも不思議には思える事である。すると、司会者2人は別々に答えた。池谷は、五十嵐が1人チームについてこう言った。

「お前だけ1人なのは、多分ウケ狙いだよ。結果、微妙にウケたから良いじゃないか。」

 そして、雄一は司会者は何をするかについてこう言った。

「俺らは参加しないよ。実況が何人かいるから、そっちをしてくれよと言われたしな。」

 司会者は実況をするという事か。まぁ、この2人が実況ならしっくりくる可能性は高い。すると、五十嵐は言った。

「そうなのかよ。」

 珍しくすぐに引き下がった五十嵐であった。すると、雄一は言った。

「この際だから、聞くけど。何か言いたい事のある人はいるか?」

 誰も手を上げはしなかった。無しという事である。すると、雄一は言った。

「じゃあ、さっき言ったチームで協力して頑張るように。」

「これで、全部言い終わったのか?」

 池谷が言うと、赤石さんはカンペをだした。



【いや、実況とかの紹介も頼む。終われば会場に移動だ。】

「えー、次に実況などの紹介をさせていただきます。」

 雄一はそう言って、その役職の人達を紹介しだした...


「まず、実況は先ほど言ったように不藤と池谷です。後、破出崇先生や氷室先生達にはスターターやゴールテープとかの役をやっていただきます。そして、カメラや器具の順番等はスタッフ勢がやります。以上です。」

「さらっと、説明したな。」

 池谷はそう言った。確かに、さらっとだった。まぁ、先生方も一応は実況の枠にはいます。すると、雄一は言った。

「では、運動会をする会場に移動して下さい。」

 スタジオ内にいる人達は運動会の会場となる場所に向かって行った...


 そして、数分後...


 彼らは運動会の会場へとやって来た。会場は陸上競技場みたいな感じで、天井はドーム状になっていた。ちなみに、外は大雪のためにドームの天井は閉まっていて、照明が競技場内を照らしている状態だった。

「では、皆さん自分のチームの待機場所に荷物などを置いてからトラック内にチームごとに整列して下さい。他の人達は、開会式の準備を頼みます。」

 雄一がそう言うと、彼らはすぐに行動をした。そして、数分後...


 全員はやるべき事を終えて、参加者達はトラック内にチームごとに並んだ。他の人達は、客席やトラック外にて待機しといた。すると、雄一はマイクを持ち言った。

「では、これより合同企画の運動会を開始します。まず、レギュラーテレビ局長の手抜局長より開会の挨拶をしていただきます。」

 雄一はそう言うと、手抜局長にマイクを渡した。すると、手抜局長は開会挨拶を始めた。

「皆さん、今日の運動会楽しんで下さい。...以上です!」

 この時、雄一と池谷はしらーとした表情で手抜局長を見ていた。相変わらずの、手抜きっぷりである。そして、手抜局長は雄一にマイクを渡した。すると、雄一は言った。

「...では、競技上の注意等をを破出崇先生から言っていただきます。」

 雄一は破出崇先生にマイクを渡した。すると、破出崇先生は言った。

「競技上の注意を言います。まず、1つ目に...しっかり最後まで参加をしてください。2つ目に...競技者以外の人は競技者を妨害しないで下さい。そして、3つ目に...楽しんで下さい。...以上です。」

 破出崇先生は言い終えるとマイクを雄一に渡した。すると、雄一は言った。

「では、氷室先生からその他の内容を言っていただきます。」

 雄一は氷室先生にマイクを渡した。すると、氷室先生は言った。


「私からは、準備や待機などに関する事を言わせていただきます。競技の準備についてですが、遅れると後のスケジュールに影響しますので、出来るだけ早く済ませて下さい。競技の待機については、早めに次の競技の待機場所に行っていて競技が出来る状態でいて下さい。...以上です。」

 言い終えると氷室先生は雄一にマイクを渡した。すると、雄一は言った。

「これで一応は、伝える事は伝え終わりましたが池谷君からは何かありますか?」

 池谷は即座に首を横に振った。何もないという事であろう。

「では、運動会を開始します。なので、皆さん。第1競技の準備を頼みます。」

 雄一がそう言うと、参加者は待機場所に移動した。ちなみに、プログラムは配布していませんが、皆さんは臨機応変に行動しています。そして、スタッフや競技準備係は競技の準備を始めた。そして、少し経つと競技の準備が完了した。...


 すると、実況席に移動した雄一は言った。

「第1競技、100m走ー。」

 競技場内はかなり盛り上がった。そして、雄一は競技の説明を始めた。

「ルールは簡単、100m走れば良いだけです。この競技は各チームから1人の参加です。」

「この競技は、運動会には必要不可欠な競技ですね。」

「まぁ、全国的にも運動会でこの競技をする学校はあるでしょうね。」

 雄一ならびに池谷はそう言った。実況席の2人がこのような話をしていると...


ピー!!


 笛が鳴った。どうやら、走者達の準備が出来たようだ。

「おっ、走者の準備が出来たようです。」

「じゃあ、走者の発表を頼みます。」

 雄一が言うと、池谷はそう言った。すると、雄一は参加者の紹介を始めた。


「参加者の紹介をします。第1レーン...ベストファイターズより、坪井速人。第2レーン...ゲストチームより、赤石雄二。第3レーン...キャラクターチームより、人形作者。第4レーン...チーム五十嵐より、五十嵐缶三郎。第5レーン...パチパチズより、ポロフ。−と、なっております。」


 雄一は参加者の発表を終えた。すると、池谷はこう言った。

「なぁ、不藤...これは、明らかに1位はあの人に決まっているよな。」

「ダントツで1位だろうな。まぁ、2位争いかな。」

 雄一はそう返した。ちなみに、彼らが言っている人は誰の事かはお分かりであろう。坪井さんである。あの瞬間移動を使うか、少し本気を出して走るであろう。まぁ、どちみち光の早さよりは早いという事は事実である。さらに、雄一は言った。


「まぁ、とりあえず始めて下さい。」

 すると、破出崇先生はピストルを上に向けて言った。

「位置について、よーい...ドン!」


パンッ...


 そして、発砲した。すると、それと同時に...


「ゴール!!」

 坪井さんはゴールしていた。...はっきり言うと、誰にも見えていなかったみたいだ。

「えー、坪井さんはゴールしたようですね。池谷君。」

「そうですね、本当の競争は2位争いですね。」

 坪井さんが即ゴールする事を分かっていたように雄一と池谷は実況をしていた。

「うおおおっ!!」

 無駄に暑い競争が続いている中、坪井さんは呑気に順位札持って自分のチームの場所に戻っていた。

 そして、残りの人達の数人が後30m辺りまで走ると試合に動きが出てきた。

「おっと、池谷君。赤石さんが2位に立っていますね。」

「その後には、人形作者がいますね。ちなみに、五十嵐とポロフは只今50mぐらいの所を走っていますね。」

「ダントツでビリタイですね。」

 雄一と池谷は互いに現在の状況を実況していた。ちなみに、4位争いじゃなく彼らは、ビリタイの扱いをされている。

 そして、数秒後...


「ゴール!!」

 赤石さんに続き、人形作者もゴールした。これで、2位と3位は決まった。後は、ビリタイがゴールするのを待つだけである。

「いやぁ〜、どっちがビリになるんでしょうね池谷君。」

「不藤、もし同時にゴールしたらどうなるの?」

「ビリタイです。そういうのでは、4位なんぞはやらん!!」

 意地でも、同時にゴールだったら4位はやらないというね。すると、このような話をしていると五十嵐とポロフは同時にゴールした。すると、雄一は結果発表をした。

「お疲れ様でした。結果は...1位、坪井速人。2位、赤石雄二。3位、人形作者。そして、ビリタイは五十嵐とパチパチズでした。」

「えー、得点は1位が50点で下にいく程、10点ずつ減少していきます。最低は10点となります。」

「では、得点係は得点をつけに行って下さい。」

 池谷に続き雄一が言うと、スタッフ達は得点をつけた。その間に氷室先生率いる準備係により、次の競技の準備もされていた。

 ちなみに、現在の得点はこうなっていた...



ベストファイターズ

50点。

ゲストチーム

40点。

キャラクターチーム

30点

チーム五十嵐

10点

パチパチズ

10点


 ベストファイターズが1位の状態であった。まぁ、これから順位は変わるかもしれないからこれが結果ではないであろうな。

 得点がつけ終わって少しすると、次の競技の準備が完了した。その合図を確認した雄一は言った。



「第2競技、体育器具競争ー。」

 会場は盛り上がった。あまり聞かない競技名な気がするが。

「じゃあ、不藤。ルール説明を頼む。」

「了解。」

 池谷に言われると雄一はルール説明を始めた。

「ルールは、簡単。200mのトラック内には幾つかの体育器具が置かれています。その体育器具の前の看板には、お題が書かれています。そのお題をそこにある体育器具を使って全てクリアし、ゴールを目指して下さい。」

「走りながら、さらに運動をさせるという事ですね。」

「まぁ、そうなりますね。」

 さらに、池谷と雄一の話は続く。

「っていうか、障害物競争でも良かったんじゃないの?」

「それにしたら、後々困るので...」


ピー!!


 まだ話し中なのに、選手の準備が完了した笛が鳴った。すると、雄一は言った。

「おっと、選手の準備が完了したようです。」

「じゃあ、不藤。参加者の紹介を頼みます。」

 池谷に言われると、雄一は参加者の紹介を始めた。(レーンにいるチームは競技により変わります。)

「えー、参加者の紹介をします。第1レーン...ゲストチームより、三枝優希さん。第2レーン...キャラクターチームより、ロボコン。第3レーン...チーム五十嵐より、五十嵐缶三郎。第4レーン...パチパチズより、ペロフ。...と、なっております。」

「いやぁ〜、ロボコンってロボットだけど普通に行けるかな。」

「さぁ...だが、チームで決めたから大丈夫だろ。」

 まぁ、彼らの競争に期待しよう。っていうか、レーンが4つじゃなかっただろうか。すると、池谷は言った。

「そういや、ベストファイターズからは誰が?」

「...あ、忘れてた。第5レーンはベストファイターズより、歌川等心です。」

 付け足しのように雄一はそう言った。すると、池谷は言った。

「ああ、歌川さんか。たまに本気で忘れてしまうわ。」

 おいおい、失礼な。すると、破出崇先生は言った。

「始めます。」

「頼みます。」

 司会者2人がそう返すと破出崇先生はピストルを上に向けて言った。

「位置について、よーい...ドン!!」


パンッ...


 第2競技が始まった。全員、スタートダッシュは問題なく成功し走って行った。


「始まりましたね。誰が注目ですか、池谷君。」

「ロボコンが体育器具をどうやって使うがが気になるかな。不藤は誰が注目?」

「えー、三枝さんですかね。彼女は、新人社員でここに入ったばかりですから、色々と注目して良いんじゃないでしょうか。」

 司会者2人は、そのような実況をしていた。話に出ていた三枝さんですが、軽く跳び箱を前方倒立回転とびをしてクリアして行ったし、マットは飛び込み前転をしてクリアしダントツの1位状態でゴールテープを切った。

「ゴール!!」

「早いですね、彼女は。」

「だな。−で、池谷が気になると言っていたロボコンは跳び箱の前にやって来ましたね。」

 さて、どうやって跳ぶのだろうか。ロボコンは跳び箱の前で考えていた。ちなみに、後ろからは無駄に争いながら五十嵐とペロフが追いかけて来ている。すると、ロボコンは驚くべき行動をとった。

「ジェットエンジン、発動。」

「は?」

 実況2人は声を合わせた。ロボコンは、そういうと、小型ジェット機を装備しレーンにそってゴールまで向かって行った。そして、途中に走っていた歌川さんを悠々と抜き去りゴールした。

「...不藤、アレはあり?」

「まぁ、ありじゃね。」

 実況2人は呆然としていた。すると、その間に歌川さんがゴールした。残るは、無駄に争いあっている2チームである。

 彼らは、互いに跳び箱は台上前転でクリアをしてマットも前転でクリアしていた。

「おー、彼らはまたもいい勝負ですね。」

「まぁ、最下位争いだけどな。」

 雄一が言うと、池谷はそう言った。また、さっきみたいに同時にゴールすれば、ビリタイになるのだろうな。すると、彼らの戦いに動きが出てきた。

 それは、彼らがゴールまで30m辺りまで来たときだった。

「うわぁっ!?」

 ペロフが石につまづいて転がりだした。それもゴールに向かってだった。

「おぉっと、ペロフが転けた。そして、転がった。」

「このままゴールしそうですね。」

 雄一ならびに池谷が言うと、五十嵐は

「ずりぃぞ、俺も!!」

 とか言って転がろうとしたが...


ズテ...


「いってぇー!!」

 ただ単にその場にずっ転けるだけの結果となった。人間はそうコロコロとは転がれないよ。パチパチズは、体型が丸ッこいから可能だけどさ。

 ちなみに、それを見た実況のコメントはこうだった。

「お前は、バカか!!」

「バカとは何だ、バカとは!!」


 五十嵐は言い返してきた。実況の言葉は、選手達にも聞こえているようですね。すると、その間にペロフは転がったままゴールした。...まぁ、ゴールした後は目が回っていた。

 すると、池谷は言った。

「煩い、とりあえずゴールしろ。じゃないと、次の競技が出来ない。」

「分かったよ。」

 五十嵐はそう言うと、ゴールして行った。全員がゴールすると雄一は順位を発表した。

「えー、順位を発表します。1位は...ゲストチームより、三枝優希さん。2位は...キャラクターチームより、ロボコン。3位は...ベストファイターズより、歌川等心。4位は...パチパチズより、ペロフ。ビリは...チーム五十嵐より、五十嵐でした。」

「そして、結果はこのようになりました。」

 順位の発表が終わると、池谷はそう言った。ちなみに、得点はこうなっていた。


ベストファイターズ

80点。

ゲストチーム

90点。

キャラクターチーム

70点

チーム五十嵐

20点

パチパチズ

30点


 以上のようになっていた。(計算が正しければね。)ちなみに、点数は全て50点がMAXでそこから順位ごとに10点ずつ減少していくという設定になっています。

 それを見た雄一はこう言った。

「おー、首位の順位が変わりましたね。」

「そうですね。」

 池谷はそう返した。下位の2チームについては、ふれられなかった...


 そして、数分後...


 次の競技の準備が氷室霊華とスタッフ達により完了したため雄一は競技名の紹介をした。

「第3競技、どっちが強い?向かい風vs人間レース!!」

 楽しげに雄一はそう言ったが池谷の反応はこうだった。

「...はい?何すか、それ。」

 おそらく何をするのか全く分からないという状態であろう。すると、雄一はルールを説明した。

「えー、分からない人が多いでしょうのでルールを説明します。ルールは、簡単です。150mの長さがある距離を走ってゴールを目指す競技ですが、見てわかるように巨大な扇風機がコースのゴールゾーンより少し後ろに5台置かれています。この扇風機から皆さんに向けて向かい風がかけられます。皆さんは、その向かい風に向かって進んでいき、ゴールを目指して下さい。ちなみに、向かい風は半分以上進みますと、最初は自転車をこいでいる並みだったのに、台風並みになるみたいです。そして、今回はレーンが無いためレース区域の移動は自由に行えます。以上です。」


 ...ここのスタッフはバカなのか?こんな危険なレースをさせるとは。

「池谷よ。説明して思ったが...これ、危険じゃないか?」

「危険の領域を軽々と超えているはず。まさに、ここのスタッフはバ...」


ピー!!


 またも話の途中で集合完了の笛が鳴った。すると、池谷は言った。

「じゃあ、参加者の発表を頼みますわ。」

「了解。」

 雄一はそう返すと発表者の紹介をした。



「では、参加者の発表をします。参加者は...ベストファイターズより、大原哲。ゲストチームより、田崎愛魅さん。キャラクターチームより、バチーン板。チーム五十嵐より、五十嵐缶三郎。パチパチズより、パロフとなっております。」

 以上が参加者だった。すると、池谷は言った。

「ベストファイターズとキャラクターチームは勝負に出てますね。」

「そうですね。彼らには多分、風なんて関係ないでしょうからね。」

「まぁ、大原さんは気合いがありますしバチーン板は風なんて効きませんからね。」

 雄一ならびに池谷はそう言っていた。確かに、その2人に関しては問題なく進めそうではある。しかし、一番の問題はゲストチームのオーダーである。

「何で、この競技に愛魅さんが出ているかが知りたいですね。」

「彼女も初めて見ますが、新人なのですかね不藤さん。」

「いや、彼女は何年かぶりにレギュラーテレビに帰ってきた僕らの先輩にあたる人だそうですよ。」

 池谷の質問に雄一はそう返した。そういえば、雄一以外はまだ彼女にはあった事がない。なので、知らなくても無理はない。

「−で、不藤。彼女に異常な要素とかは?」

「無い。かなり優しい子です。」

「じゃあ、ますます彼女がここで起用された理由が分かりませんね。」

「そうですね。」

 2人がこのような話をしていると...


ピー!!


 破出崇先生が集合完了の笛を鳴らした。すると、雄一は言った。

「準備が出来たようです。始めて下さい。」

 すると、破出崇先生ピストルを上に向けては言った。

「位置について、よーい...ドン!!」


パンッ...


 参加者は一斉に走りだした。それと同時に巨大な扇風機も起動した。


ビュオオオッッッ...


「これは、凄い風ですね池谷君。」

「っていうか、この風の中で進んで行っている参加者達は凄い。」

 実況はこんな感じに話していた。確かに、この強風の中で参加者全員はすぐに半分まで進んでいて今は、台風ゾーンの真っ只中だった。

 そんな中、風を振り切り走りだした人がいた。

「うおおおっっっ!!!」

 大原さんだった。すると、バチーン板も

「負けるかぁー!!」

 と言って、どんどん前に進始めた。凄いね、今は暴風の状態なのによく前に進めるよ。

そして、そのまま大原さんとバチーン板の順に彼らはゴールした。

「あの2人は、ゴールしましたね。」

「残りはどうでしょうかね。」


 実況2人がそちらを見ると、愛魅さんは暴風に耐えながら少しずつ前に進んでいた。ちなみに、五十嵐とパロフというと...


「うわあああっ!!」

 何でも風に吹き飛ばされてスタート地点まだ辺りにいた。雄一はそれを見て言った。

「パロフは軽いから仕方ないが、五十嵐は愛魅さんよりは重いはずなのに、何で吹き飛ばされているんでしょうね。」

「さぁ、何故でしょうね。」

 池谷はそう返した。すると、愛魅さんはようやくゴールした。残るは、五十嵐とパロフだけであるが...


「ぎゃあああ!!」

 全く前に進む気配がなかった。結果、時間切れで失格となった。すると、池谷は言った。

「じゃあ、不藤よ結果を頼む。」

「了解。」

 雄一はそう言うと、競技の結果を発表した。

「えー、競技の結果です。1位...ベストファイターズより、大原哲。2位...キャラクターチームより、バチーン板。3位...ゲストチームより、田崎愛魅さんでした。...なお、失格のチーム五十嵐とパチパチズは得点は0です。」

 雄一が結果を言い終えると、池谷は言った。

「ちなみに、得点はこのようになっています。」


ベストファイターズ

130点。

ゲストチーム

120点。

キャラクターチーム

110点

チーム五十嵐

20点

パチパチズ

30点


 何、この上位3チームと下位2チームの点数の違いは。まぁ、仕方ないか。

 すると、次の競技の準備が始められた。実況2人はそれが終わるまで話をする。

「この差は、ひっくり返るのか不藤。」

「完全にひっくり返らなくても次の競技で、縮める事は可能じゃないかな。」

「と、言いますと?」

 池谷が聞いたところで競技の準備ならびに選手の準備が完了したらしい。すると、雄一は言った。

「まぁ、始まれば分かるさ。さて、準備が出来たようなので始めましょう。」

 続けて雄一は競技名を言った。

「第4競技、チーム対抗、50m玉入れ競争ー。」

 お、運動会の定番がようやく出てきたようだ。ただ、50mが気になる。すると、池谷は言った。

「じゃあ、ルールを頼む。」

「了解。」

 雄一はそう言うと、ルールを説明しだした。

「えー、ルールは至って簡単。トラック内に落ちている玉をかごに入れるのを競う競技です。ただ、違うのはかごが地上から50mの高さにある事だけです。そして、この競技は入った玉の数で順位が決まるのではなく、入った玉の数で点数が決まります。制限時間は、3分となっております。」


 ルールは以上だった。途中がおかしかった気がするがな。すると、池谷は言った。

「まさかの、そっちか。」

「他に何だと思ったの?」

「いや、玉を持って50m先のかごに入れに行くのかと。」

「そんな芸のない事をするわけがない。」

「まぁ確かに、ウチのスタッフはそんな感じだしな。」

 雄一と池谷が話していると、五十嵐が言った。

「−で、玉の入った数で点数を決めるみたいに言っていたが、玉1つの点数はいくらなんだ?」

「10点。−だが、五十嵐とパチパチズだけはあまりに劣勢なので、得点は倍にします。」

「太っ腹じゃないか。」

 雄一がそう答えると、パチパチズはそう言った。すると、池谷はこう言った。

「まぁ、そうしないと点数バランスが酷い事になっているからな。」

 まぁ、確かにそうである。これぐらいのハンデはあげても大丈夫であろう。すると、雄一は言った。

「では、かごも50mの高さになったので始めましょうか。」

 すると、破出崇先生はピストルを上に向けて言った。

「よーい、スタート!!」


パンッ...


 ピストルの音が鳴ると、彼らは一斉に玉をかごに向かって投げ出した。...みんな、かごは見えているのだろうか。

 それを見ていた実況2人は競技の実況を始めた。

「いやぁ、始まりましたね池谷君。みんな玉を沢山投げておりますが、あの高さまで届くのでしょうか。また、かご自体は見えているのでょうかね。」

「さぁ、分かりませんね。ただ、皆さん必死に挑んでますね。」

「ちなみに、池谷君。どこが一番点数は高いと思われますか?」

「分かりませんね。今回は2チームにハンデがついていますからね。」

「確かに、そうでしたね。」

 この人、絶対に忘れていたよね。そのハンデがどう響いてくるかは、確かに見ものではある。すると、雄一が各チームのかごにいくつかの玉が入っている事をモニターで確認して言った。

「おっ、各チーム玉が入ってますね。」

「あー、凄いですね。」

「ちなみに、池谷君は3分で50mぐらいの高さにあるかごにいくつ玉を入れられると思いますか?」

「多分、0だな。まず、かごが見えないだろうから。」

「まぁ、そうですよね。」

 このような実況をしていると、破出崇先生が言った。

「残り10秒ー。」

 もうそんな時間になっていたようだ。さて、もうそろそろ競技は終わる結果が楽しみである。

「終了ー。」

 破出崇先生が言うと、各チーム共に玉を投げるのをやめた。いよいよ、結果発表である。ある意味で、楽しみだ。


「では、かごを元の高さに戻します。」

「どうやって?」

 雄一の言葉に池谷はそう返した。すると、雄一は言った。

「いや、あれさ...ここにあるボタンを押すと、棒が縮むらしい。」

 それを聞いた瞬間聞池谷はこう発した。

「...上田さん製作か。」

「まぁ、そうだな。」

 そう言うと、雄一はその場にあったボタンを押した。



 すると、さっきまで軽く50m長さがあった棒はみるみるうちに縮んでいった。そして、最終的には普通に運動会で使われる玉入れの棒並みになったのである。まぁ、上田さんの作った物は不思議な点が多いから仕方ないのである。

「じゃあ、数え役の人達は数えに行って下さい。」

 すると、数え役のスタッフはかごのある場所に向かって行った。そして、彼らがそこにつくと雄一は言った。

「では、玉の数を数えて下さい。」

 すると、彼らは玉の数を数え出した...


「1・2・3・4...」

 この時点で、ゲストチームの玉は数え終わった。雄一は言った。

「ゲストチームは4つでした。」

「よく、4つも入りましたねぇ。」

 続けて池谷はそう言った。すると、スタッフ達は玉数えを再開した...


「5・6...」

 ここで、キャラクターチームのカウントは終わった。雄一は言った。

「キャラクターチームは6個入りましたね。」

「いやぁ、よく頑張ったと思いますよ。」

 続けて池谷は言った。すると、スタッフ達は玉を数え出した...


「7・8・9...」

 それからいくつか数えて...


「15・16・17...」

 ここでパチパチズの玉のカウントが終わった。雄一は言った。

「二桁が出ました。」

「お前ら、よくやったよ。」

 池谷はそう言った。そして、スタッフ達は再び玉の数を数え出した...


「18・19・20...」

 ここで、五十嵐のかごの玉のカウントが終わった。雄一は言った。

「チーム五十嵐は20個でした。」

「おー、何か良い戦いになってくるんじゃないでしょうかね?」

「そうですね。残りはベストファイターズだけですが、何個玉は入っているのでしょうか。では、カウントを再開して下さい。」

 池谷の言葉に雄一はそう返して次の指示を出すと、スタッフ達は残りのかごの中にある玉のカウントを再開した...


「21・22・23...」

 そして、数十分もの時間が過ぎ...


「86・87・88っ!!」

 ここで数えていたスタッフが玉を今までにない高さまで投げた。つまりは、この玉が最後だったという訳だ。すると、雄一は言った。


「よく入ったものだよ。」

「まぁ、異常な人達だから仕方ないさ。」

 池谷はそう言った。それは、否定できない気がするけどな。

 すると、雄一は言った。

「ですね。...では、玉入れの得点を発表します。」

 得点の付け方は確か、五十嵐とパチパチズは点数が倍になり、それ以外は通常通りであったな。ちなみに、通常通りの点数は10点であったな。では、点数を発表するとしよう。この競技の点数は次の通りとなった...


ベストファイターズ

880点。

ゲストチーム

40点。

キャラクターチーム

60点。

チーム五十嵐

400点。

パチパチズ

340点。


「かなり点に偏りがありますね。」

「仕方ないよ、かごの高さがおかしかったしハンデがあったからさ。」

 競技得点を見た雄一がそう言うと、池谷はそう返した。これで、総合得点はどのように変わるのだろうか。すると、雄一は言った。

「まぁ、そうですね。じゃあ、総合得点を見てみましょう!」

 現在の総合が表示された。結果は、こうなっていた...


ベストファイターズ

1010点。

ゲストチーム

160点。

キャラクターチーム

170点

チーム五十嵐

420点

パチパチズ

370点


 ...1位が異常な点数に感じるのだが、気のせいか?雄一はこう言った。

「何か、凄い点数になってしまいましたね。」

「これは、逆転出来るのでしょうかね?」

 今回は珍しく池谷が雄一に質問を投げたけた。雄一はこう返した。

「全く分からないですね。」

 まぁ、今のところ1位がずば抜けているのは事実ではある。そして、雄一は続けて言った。

「では、次の競技にいきましょう。」

「ですね。」

 ちなみに、次の競技の準備は彼らが話をしている間に終わっていた。すると、雄一は競技を発表した。

「第5競技、ぐるぐるダッシュ〜。」

 明らかに名前からして、バットを使ってその場で回転してから走るというあの競技なのであろうか。

「じゃあ、ルールを頼むよ。」

「了解。」

 池谷に言われると、雄一はルール説明を始めた...



「ルールは、簡単。200mのトラックの中にバットとろくろが設置されています。まずは、スタート地点から一番近くにあるろくろに乗って、100回転ずつ左右に回転をしてバットのある場所に進みます。そして、トラックを半分走った辺りまで行くとバットが置いてあるので、左右に20回ずつ回転して下さい。そして、ゴールを目指しましょう。ただ、早ければ良いという事ではなくバット〜ゴールまでにはあちらこちらにカードがばらまかれています。余裕があれば、入手して下さい。何があるかはお楽しみです。そして、ここから得点は競技別に変わりますのでメンバー起用も重要になってくるでしょう。...以上っ!!」

 ルールを聞き終えると池谷ならびに雄一は話を始めた。

「後半はマシだったが、初めのギミックは酷いよね不藤。」

「ろくろ?...あれは、スタッフ達が楽しそうだから考えたらしいよ。」

「軽いノリだな。」

「まぁ、気にするな池谷。」

 この一言で話を断ち切る雄一であった。その時、池谷は「気にするよ。」という表情になった。

 すると...


ピー...


 破出崇先生が準備完了の笛を鳴らした。それを聞くと池谷は言った。

「まぁ、とりあえず参加者紹介を頼むよ。」

「了解。」

 すると、雄一は競技に参加する人を紹介し出した。


「第1レーン...ゲストチームより、神ちゃん。第2レーン...パチパチズより、プロフ。第3レーン...ベストファイターズより、坪井速人。第4レーン...チーム五十嵐より、五十嵐缶三郎。第5レーン...キャラクターチームより、スノーウィン。...このような感じになっています。」

 雄一が参加者紹介を終えると、池谷は言った。

「これ第3レーンでサイクロンが起こる気がする。」

「坪井さんか?...まぁ、大丈夫だろ。」

「だと、いいがな。」

 すると、破出崇先生が言った。

「始めるよ。」

「お願いします。」

 雄一がそう返すと、破出崇先生ピストルを上に向けては言った。

「位置について、よーい...ドン!!」


パンッ...


 競技が始まった。走者達は、最初にろくろに向かって走って行く。そして、実況者2人は実況を始めた。

「いやぁ、みんな良いスタートをきりましたね池谷君。」

「そうですね。皆さんろくろに向かって良い走りですね。」

 すると...突如、3レーンにサイクロンが発生しバットに向かって行った。

「あのサイクロンは、坪井さんか。」

「以外、想像はつかないな。」


 池谷ならびに雄一は言った。ちなみに、他の選手達は今ろくろに乗ったぐらいだった。すると、今度はバットの置かれている辺りでハリケーンが発生しだした。

「坪井さん、何でハリケーンが発生させる事が出来るんだ...」

「...不明だ。」


「ゴール!!」


 このような事を実況していると坪井さんはゴールした。ちなみに、5秒ぐらいで彼はゴールしていた。点数は後程、発表いたします。

 そのころ、他の選手達はろくろの回転が終わり、走りを再開していた。−が、みんなかなりフラフラな状態であった。

「残りの人達は大丈夫でしょうか。」

「かなりフラフラしていますね。ろくろの回転が効いているようです。」

 池谷と雄一はそう実況をしていると、神ちゃんとスノーウィンがバットの場所までやって来た。

「おっ、バットの場所に彼らがやって来ました。ここから、どのような順位が付くのでしょうか。」

「分かりませんね。」

 ただ、言えることは2位と3位争いとビリの争いをしている事だけは、事実ではある。

 すると、彼らは回転を終えて再び走りだした。彼らはしっかりと地面に落ちているカードを拾ってゴールを目指していた。

 その頃、ビリ争いの2チームはというと...




「うおおおっ!!」

 無駄にビリを争っていた。ただ、かなり目が回っているのだろうか、かなりフラフラな状態でバットのある位置に向かって走っていた。

「おー、相変わらず威勢だけは良い2チームですね池谷君。」

「ですね。どちらがビリになってしまうのでしょうかね。」

 あくまでもビリとしか言わない彼らである。彼らがバットを持つと、神ちゃんそしてスノーウィンはゴールをした。ちなみに、カードは幾つか拾っております。

「これで残りは、五十嵐とパチパチズになりました。」

「さて、先にゴールするのはどちらなのでしょうか。」

 実況者は毎度のように実況をしていた。すると、彼らはバットでの回転を終えるとフラフラしながらカードを拾いつつゴールした。ちなみに、プロフの方が五十嵐よりも早かった。すると、池谷は言った。

「全員、ゴールしましたね。不藤順位を頼むよ。」

「了解。」

 雄一はそう言うと、順位を発表し出した。

「1位は、ベストファイターズより...坪井速人。2位は、ゲストチームより...神ちゃん。3位は、キャラクターチームより...スノーウィン。4位は、パチパチズより...プロフ。ビリは、チーム五十嵐より...五十嵐缶三郎。となりました。」

 これは、ベストファイターズが1位確定するんじゃないだろうか。すると、雄一は続けて言った。

「そして、今回の得点に関しましては1位は500点。そして、順位が下がるにつれて100ずつ減っていきます。つまり、ビリは100点になります。さらに、今回は拾ったカードに応じて得点が追加されます。」

「では、得点発表を頼むよ不藤。」

「了解。」

 すると、雄一は発表を始めた。

「まず、ベストファイターズは1位でしたがカードは拾っていなかったので、500+0で500点。次に、2位のゲストチームに関してはカードを10枚拾っていました。カードは1枚につき100点ボーナスとなります。よって、彼らの得点は400+1000で1400点となります。そして、3位のキャラクターチームも10枚カードを拾っていました。なので、300+1000で1300点となります。4位のパチパチズは、カードを10枚拾っていました。よって、200+1000で1200点となります。ビリのチーム五十嵐は、カードを10枚拾っていました。よって、100+1000で1100点となります。」


 競技の得点発表が終わった。すると、池谷は言った。

「何か、凄い点が多かったな。」

「仕方ないさ、スタッフさんが決めた事だからさ。」

「そうかい...じゃあ、総合得点を見てみますか。」

 雄一の言葉の後に池谷がそう言うと、司会席辺りのモニターに総合得点が表示された。


ベストファイターズ

1510点。

ゲストチーム

1560点。

キャラクターチーム

1470点

チーム五十嵐

1520点

パチパチズ

1570点


 さっきの総合得点よりは、バランスがとれている気がするな。−が、運動会ってこんなに点数ありましたっけ?...それは、さておき実況者達は次の競技の準備が終わるまで話を始めた。

「いやぁ、総合得点が各チームとも良いぐらいの差になりましたね。池谷君。」

「そうですね、これからどうような結末になるんでしょうか。」

 彼らがここまで話すと...


 競技の準備が完了したとの報告が実況者に入った。すると、池谷は言った。

「じゃあ、不藤。次の競技の紹介を頼むよ。」

「了解。」

 雄一は競技の紹介を始めた。


「第6競技、借り物競争ー。」

 競技場内は、盛り上がった。池谷は言った。

「じゃあ、ルールを。」

「了解。」

 そして、雄一はルール説明を始めた。


「ルールは簡単。200mトラック内の1ヶ所(残り100m付近)にレーン別のお題が書かれた立て札があります。参加者達は、その立て札をヒントに正解だと思う物を借りてきて下さい。そして、ゴールを目指して下さい。点数は、借りてきた物の得点と順位を足して発表します。なお、借りて来た物は得点発表の時に正解かどうかを決めますので、借りて来たらそれを管理するスタッフ達に渡してから残りの100mを走って下さい。」

 雄一はルール説明を終えた。すると、池谷はこう言った。

「今回は、普通な感じの競技じゃないかな。」

「だと良いがな。」

 雄一はそう返した。確かに、今までいくつかおかしい競技があったから確実に普通とは言い切れない気もする。すると...


ピー...



 破出崇先生が参加者達が集合完了した事を実況に知らせる為に笛を鳴らした。

「参加者が集合したらしい、紹介を頼むよ。」

「了解。」

 池谷に言われ雄一は参加者の紹介を始めた。


「第1レーン...キャラクターチームより、消化器。第2レーン...ゲストチームより、三枝優希さん。第3レーン...ベストファイターズより、上田何作。第4レーン...チーム五十嵐より、五十嵐缶三郎。第5レーン...パチパチズより、ピロフ。−という選手達がこの競技には参加をします。」

 参加者の紹介が終わった。すると、池谷は言った。

「まぁ、今回は借り物競争なので特にハンデになりそうな事は無いな。」

「問題は、しっかりとお題にそった物を借りて来られるかですね。」

 実況2人が話していると、破出崇先生は言った。

「始めていいですか?」

「頼みます。」

 雄一が言うと、破出崇先生ピストルを上に向けては言った。

「位置について、よーい...ドン!!」


パンッ...


 参加者達は一斉に走り出した。そして、お題が書かれた立て札へと向かった。実況2人は実況を始めた。

「さて、誰が一番最初に立て札にたどり着くのでしょうね池谷君。」

「この並びからすると、上田さんが最初に着くと思うね。」

「ほぅ、今回は分からないじゃないのですね。」

「まぁね。」

 すると、それから数秒後に上田さんが自分のレーンにある立て札の前にやって来た。彼のレーンにある立て札には、こう書かれていた。


『生の百獣の王。』


 これが、上田さんが借りて来るもののヒントだった。...ほぼ、答えじゃないか?これは。

 そのお題を理解した上田さんは、さっそく狩りに言った。(漢字は、こっちの方が正しいと思います。)ちなみに、その頃の実況の会話はこうだった。

「なぁ、あのお題の答えって俺達が知っているアレの事かな。」

「アレ以外には、無いような気がする...。」

 雄一の言葉に続けて池谷はそう言った。アレと何回も出てきているが、おそらく皆さんはお分かりなはずです。まぁ、全員がゴールしたら答えが分かりますのでお楽しみを。


 実況が話していると、次に優希さんが自分のレーンにある立て札の前にやって来た。そこの立て札にはこう書かれていた。


『寒い時に、手につける物。』


 なぁ、だいたいの方なら理解していただけるはずである。立て札に書かれている事を理解した優希さんは、それを借りに行った。

 その頃の実況はこんな感じであった。

「コレは、この時季だとすぐに見つかると思うな。」

「確かに池谷の言う通りだな、冬だと大抵の人が使っているかもな。」

 池谷ならびに雄一は言った。皆さんは、お分かりだろうか。まぁ、正解は発表の時に言いますのでお楽しみに。

 すると、優希さんが物を借りに行ったと同時に上田さんが指定された物をスタッフに渡してトラック内の自分が走っていたレーンに戻り再び走り出した。

「あー、上田さんが戻って来ましたね池谷君。」

「ゴールに向かって猛ダッシュしていますね。」

 彼の事を実況する2人である。後ろを走っている3チームはそっちのけである。ちなみに、上田さんはそのままゴールしました。

 それと同時に消化器が立て札の前にやって来た。立て札には、こう書かれていた。


『部屋を明るくする物。』


 消化器は探しに行った。これに関しては答えが複数ある気がするな。彼が借り物を探しに行くと、優希さんが帰って来て再び走り出した。



「おー、彼女も帰って来ましたね。」

「そういや、三枝さんは今回の運動会ではかなり活躍されていましたね。」

「あ、ゴールしましたね。」

 2人が実況をしていると、優希さんはゴールしていた。そして、気づくとビリタイの2チームの姿が無かった。

「あれ、不藤。ビリタイの2人は?」

「分からないな、多分お題にそった物を取りに行ったんだと思うな。だって、立て札にお題が書かれているからな。」

 あの立て札は、走者があそこに行くと文字が浮かび上がるらしい。ちなみに、彼らに出たお題はこうだった。


(チーム五十嵐へのお題。)

『風邪を引いた時に着用する物。』


(パチパチズへのお題。)

『周辺機器の電池をためる時に使う物。』


 どちらもあまり難しい物ではないな。まぁ、彼らがしっかりと持って来られるかが問題である。

「っていうかさ、今トラック内に誰もいない状態じゃないか?」

 池谷は言った。確かに、誰もいない。物を取りに行った3人はまだ帰って来ていない。すると、雄一は言った。

「まぁ、気長に待てば帰って来るよ。」

 という訳で...数分後...


「あ、消化器が戻って来て走り出しましたね。」

 雄一はそう言った。すると、ある事に気づいた池谷が言った。

「おっと、すぐさま後ろから五十嵐とピロフが追って来ましたね。」

「あー、かなりの早さで追い上げていますね。」

「ですねー。」

 雄一ならびに池谷はそう言った。この2人、応援も実況もする気がないだろと言いたくなってくるな。

「うおーーー!!!」

 五十嵐とピロフはさらにスピードを上げて消化器を抜かした。そして、同時に言った。

「ハッハッハー、トロイなぁ!!」

 すると...


ガチャン...


「...は?」

 実況は声を合わせた。彼らが声を合わせた理由は消化器にあった。ついさっきまで、消化器はそこら辺にある赤色の消化器に似た感じの形だったのだが、急に羽が生えたのである。そして...


「俺のとっておき、見てみな!」

 とか言い、消化器はある技を発動した。


《消化器・ブーストモード》


ズキューーーン!!!


 技の発動後、消化器は新幹線なみの早さでゴールゾーンを通過して行った。まぁ、ゴールである。ちなみに、追い抜かれた時に五十嵐とピロフは「っんだとぉ!?」と言っていたがブーストモードの音で書き消されていた。


 一方、実況者達の反応はこうだった。

「不藤、あれは有りか?」

「まぁ、一応...自分のレーンを使って飛んでいたから大丈夫だろうな。」

 彼らも、ある程度は驚いていた。色々な物に変化を遂げるな、あの消化器は。それは、さておき。取り残された五十嵐とピロフはというと...


「ビリになれ!!」

「そっちがなれ!!」

 言い争いながら、ゴール寸前まで来ていた。...もう、ビリタイで良くないかな。

 そして、そのまま同時にゴールした。すると、雄一は言った。

「はい、全員ゴールしたようなので得点発表に行きます。」

「確か、借り物の確認みたいな事をするんだっけ?」

「だな。それに順位点数を加点します。」

 池谷に言われた雄一はそう言った。さらに、雄一は言った。

「では、借り物を管理していたスタッフさん。それをここに持って来てください。」

 スタッフ達は、黒い布らしき物で借りて来た物を覆っていた。そして、1つ1つに選手の名前もつけていた。そして、それを実況の2人のもとに持ってきた。すると池谷は言った。

「よし、借り物も届いたし不藤...結果発表してくれ。」

「了解。」

 雄一はそう言うと、借り物の結果を発表し始めた。


「まず、一番早かった上田さんのやつからいきたいのですが、何か...ヤバい気がしてならないのですがね。」

 雄一が言うヤバい気とは、中に入っている物の事であろう。すると、池谷は言った。

「確かにね、中から凄い猛獣のような感じの事が聞こえているのが、実況には分かります。」

 ちなみに、他の人にはあまり聞こえていないが、実況はそれの真近くに居るため嫌でも耳に入ってくるのだ。皆さんもだいたいの予想はついているであろう。

 すると、雄一は言った。

「まぁ、今から布を取りますが上田さんが読んだ立て札に書かれていた内容をもう一度、確認しておきましょう。」

「えー、お題は...『生の百獣の王。』でしたね。」

「その通りです。百獣の王と言う事は、あの動物の事でしょう。さぁ、上田さんは何を借りてきたのでしょうか。では、オープン!!」

 池谷の言葉にそう返し雄一は布をとった。すると、そこには大きなおりがあった。そして、中には...




「ライオンだぁー!!」


 競技場内はかなり驚きの声に包まれた。まぁ、驚くのも無理はない。借り物競争でライオンを借りてこいなんて指示はある訳がない。(あっても、やらないよ普通は。)

 競技場の騒ぎが収まると雄一は言った。

「ライオンか、まぁ...お題にはあっていますね。ベストファイターズは、追加得点50点をプラスします。」

「ちなみに、聞くが。上田さん、このライオンは動物園から借りて来たんですか?」

 池谷は聞いた。...動物園、ライオンを貸しはしない気がするが。すると、上田さんはこう答えた。

「いや、自前だが?」

「は?」

 実況2人は再び声を合わせた。自前という事は、やはり狩っていたのか。この人、一体何者なんだよ!

「何か、問題でも?」

「いえ、ありません!」

 上田さんの言葉に実況2人はそう返した。(ライオンはスタッフ達が協力をして、もといた場所に返して来ました。)そして、雄一は次のチームの結果について話す事にした。

「次は、ゲストチームの三枝さんの借りて来た物がお題にあっているかを見てみましょう。」

「そうですね。確か彼女への指示は、『寒い時に、手につける物。』でしたね。」

「そうでしたね、では見てみましょう。オープン!!」

 池谷の言葉に返しをした雄一は布をどかした。そこに現れたのは...




 手袋だった。これを見た雄一は言った。

「お題には、あっていますね。正解です。」

「いやぁ、今回は普通な感じで良かった。」

「そうですね。ゲストチームにも、50点を加点します。」

 池谷の言葉に続けて雄一はそう言った。確かに、さっきのライオンよりは何十−いや、何百倍もマシで良かったですね。

 すると、雄一は次のチームの結果発表を始めた。

「えー、3位のキャラクターチームの結果を発表します。」

「確か彼の出されたお題は、『部屋を明るくする物。』でしたね。」

「はい、そうですね。では、オープン!!」

 池谷の言葉に答えた雄一は布をどかした。そこに現れたのは...




 発光ダイオード×10000だった。それを見た雄一は言った。


「これだと、カラフルにはなるけど通常通りの明るさにならない気がする。」

「でも数は異常だな。っていうか、よく集めたよ。」

 この結果を見て雄一は少し考え込んだが、何とか点数を割りだし言った。

「まぁ、お題に近いし数が数だったからサービスで、30点を加点します。」

 言い終えると、雄一は次のチームの結果を発表し始める前にこう言った。

「問題は、ここからだよ。」

「ですね。」

 池谷はそう返す。問題はここから...どういう事なのだろうか、全く分からない。では、残っている2チームは何かというと...


 チーム五十嵐とパチパチズだった。...確かに、ここからが問題である可能性は高い。果たして彼らは、ちゃんとした物を借りてこられたのだろうか。

 雄一は色々な不安もありながら、彼らのチームの結果を発表し始めた。



「えー、ビリタイだったから同時に発表するってのが良いかもしれないが、それはやりにくいから五十嵐から発表する。」

「よっしゃ、こいやっ!!」

 雄一の言葉を聞き、何故か自信満々な五十嵐である。すると、雄一は続きを言い出した。

「では、池谷よ五十嵐のお題は何だったか言ってくれ。」

「五十嵐に出たお題は、『風邪を引いた時に着用するもの。』だったかな。」

「そうでしたね、では五十嵐が借りて来た物を見てみましょう。オープン!!」

 そこに現れたのは...




 何やらハンカチみたいな物だった。

「何これ。」

 思わず棒読みで声を合わせた実況の2人。すると、五十嵐は言った。

「それはだな...クロロホルっ−」

「はい、全然違いますねー。」

「っていうか、それしたら眠るんじゃないか?」

 五十嵐の言葉を聞くと、2人はそのセリフに割って入った。確かに、病人がクロロホルムをしているのは想像しがたい。ちなみに、答えはマスクなどです。...五十嵐よ、あの自信はどこから出てきたのだ。

「まぁ、どのみち正解ではないので追加得点は、0です。」

 雄一が五十嵐の結果を発表し終えると池谷は言った。

「では、パチパチズの結果を頼む。」

「了解。」

 池谷に言われると、雄一はパチパチズの結果を発表し出した。

「では、パチパチズの結果を発表します。パチパチズへのお題は何でしたか?池谷君。」

「確か、『周辺機器の電池をためる時に使うもの。』だったかな。」

「確か、そんな感じだったな。では、オープン!!」

 池谷にそう返して言うと、雄一は布をどかした。そこに現れたのは...




 何やら怪しげな縦に長くて機械の中には緑色の水みたいな物が入っている物体だった。

「はい、アウト!!」

「ボツだよ、ボツ。」

 雄一ならびに池谷はそう言った。すると、取りに行っていたピロフが言った。

「速攻で済ませるな。せめて、何かを聞いてよ!!」

「−んで、何ですかこれは?」

 言葉の先頭に「はいはい、言えば良いんでしょ。」とつけたいような感じで雄一はそう言った。ピロフはこう言った。

「フッ...よくぞ聞いてくれた。」

 お前が聞けと言ったのだがな。ピロフは続けて言った。

「これはな、僕らの星ウサギ星の中心にあるリジェネーターだ!!これさえあれば、環境は永遠に豊かで不老不死で居れて、そして...」


 長いので...


 割・愛...


「割愛するなぁー!!」

「まぁまぁ、そう怒るな。」

「ちゃんと、リジェネーターって分かったから。」

 ピロフの言葉に雄一と池谷はそう返した。...ウサギ星のリジェネーターを持ってきたという事は、一度は星に帰ったのかよ。ちなみに、ウサギ星の場所は地球から遠いいよりも、宇宙よりも外にあるため今のところは誰も地球〜ウサギ星までの距離を知らないのである。

「じゃあ、得点は?」

「0っ!!」

 池谷の言葉の後にピロフがそう言うと、実況2人はそう即答した。ちなみに、このお題なら携帯電話の充電器とかで良いはずである。

 そして、借り物の結果発表は終わった。ちなみに、借りて来た物は全てスタッフ達がもとの場所にお返ししました。

 結果発表を終えると雄一はこう言った。

「えー、これで全チームの追加得点が発表されました。では競技を発表します。今回は、1位の得点を300点とします。そして、順位が下がるにつれて50点ずつ減少していきます。今回ビリは2つあるため、ビリは150点になります。では、追加得点も合わせて発表します。」

「頼みます。」

 池谷が言うと、雄一は競技得点を発表し始めた。

「では、競技得点の発表をします。1位は、ベストファイターズより...上田何作で300+50で350点です。2位は、ゲストチームより...三枝さんで250+50で300点です。3位は...キャラクターチームより、消化器で200+30で230点です。−で、ビリタイがチーム五十嵐とパチパチズから、五十嵐とピロフで150+0で150点でした。」

 得点発表が終わった。すると、池谷は言った。

「総合得点は、こうなっています。」


ベストファイターズ

1860点。

ゲストチーム

1860点。

キャラクターチーム

1700点

チーム五十嵐

1670点

パチパチズ

1720点


 このような結果になっていた。これは、本当に良い試合かもしれないな。

「いやぁ、池谷君。この企画良いんじゃないかな。」

「最初は心配だったが、ここまでの良い勝負になるとはね。」

 実況2人も驚いているようだった。すると、池谷は言った。

「ちなみに、競技は後いくつあるの?」

「2つだな。」

「その2つでどうなるかだな。」

 雄一の言葉を聞いて池谷はそう言った。すると、次の競技の準備が出来たと氷室先生から実況に連絡が入った。

「おっ、次の準備が完了したらしいね。」

「だな。」

 池谷ならびに雄一は言った。

「じゃあ、次の競技の紹介を頼む。」

「了解。」

 池谷がそう言うと雄一はそう答えて次の競技の紹介を始めた。



「第7競技、レギュラークイズ競争ー!!」

「・・・」

 それを聞いて池谷は黙りこんだ。周りは、盛り上がっているのに何故だろうか。雄一は言った。

「どした?池谷。」

「なぁ、レギュラークイズってあれか?あの、レギュラーテレビの人が勝手に考えた問題が出題されるってやつか?」

「それだろうな。多分、変な問題も出るだろうね。」

 池谷の質問に雄一はそう答えた。池谷は「マジかよ。」と思いつつこう言った。

「そうか、まぁここならではだから良いんじゃないか。じゃあ、ルール説明を頼む。」

「了解。」

 雄一はそう言うと、ルールの先生を始めた。

「ルールは、簡単。200mのトラック内に3つの立て札があります。そこには、問題が書かれており参加者はそれに解答してゴールを目指してもらいます。−が、立て札は問題に正解するまで消えません。ちなみに、ゴールするまでに3つの立て札の問題を正解していないとゴールは認められません。ちなみに、不正解の場合はスタート地点に吹き飛ばされます。そして、問題はその都度変わりますのでご注意を。...以上です。」

 雄一はルール説明を終えた。聞いただけなら普通にクイズに答えてゴールを目指す競技のようだ。すると、池谷は言った。

「あの、スタート地点に吹き飛ばされるとは?」

「どこからともなく攻撃をされて、スタート地点に飛ばされるって事。」

「怖いな、それ。」

 雄一の言葉に池谷はそう返した。すると...


ピー!!


 破出崇先生がお馴染みの合図の笛を鳴らした。すると、雄一は言った。

「おっ、参加者が準備出来たようですね。」

「紹介を頼む、不藤。」

「了解。」

 池谷にそう言われた雄一は参加者の紹介を始めた。

「えー、参加者を紹介します。第1レーン、チーム五十嵐より...五十嵐缶三郎。第2レーン、パチパチズより...ポロフ。第3レーン、ベストファイターズより...東大天才。第4レーン、キャラクターチームより...はにわ。第5レーン、ゲストチームより...赤石雄二。−という風になりました。」

 参加者が発表された。池谷は言った。

「ベストファイターズは、必ず勝てる布陣で来ましたね。そして、ついにキャラクターチームからは、はにわが登場しましたね不藤。」

「そうですね。という事は、これで全員が参加したという事になりますね。」

「さて、この起用が試合をどう変えるのでしょうね。」

「それは見てからのお楽しみですね。」

 池谷と雄一が話していると、破出崇先生は言った。

「始めて良いですか?」

「はい、頼みます。」

 雄一がそう言うと、破出崇先生ピストルを上に向けては言った。

「位置について、よーい...ドン!!」


パンッ...




 参加者は勢いよくスタートした。今回のレースには特に障害は無いため参加者達はスムーズに立て札まで進んだ。タイミングは赤石さんと東大はほぼ同時だった。そして、彼らには別々の問題が出された。ちなみに、はにわは少し遅れていますし五十嵐とポロフはかなり遅れている。


ベストファイターズへの問題

『325が表す、生き物の種類は?』


東大「えぇ!?」

不藤「珍しいですね、東大が悩んでいます。」

池谷「答えは一体...何だろな。」

 東大が考えている最中に赤石さんは2つ目の立て札に向かっていた。すると、東大は閃いた。

東大「分かった、魚だ!」

 正解である。立て札が消えた。魚になる理由は携帯電話のボタンを見れば分かります。東大は赤石さんの後をおっていった。

 その頃、横でははにわが問題の答えを考え始めていた。


キャラクターチームへの問題

『夜に空で光っている物は何?』


はにわ「簡単だ、星。」

 彼も正解し、先に向かって行った。ちなみに、赤石さんと東大はもはや最終クイズを前にしていた。

 ここでようやく、ビリ争いの2人が第1クイズを受けに来た。


チーム五十嵐への問題

『鉛筆やシャーペンで書いた文字を消すために使う物は?』


五十嵐「簡単だぜ、修正液。」

 それを聞いた実況の池谷のコメントはこうだった。

「お前、鉛筆とシャーペンの文字消すのに修正液を使っているのかよっ!!」

 だが、一応は消す事は可能なので正解です。すると、五十嵐は先に進みだした。その頃、東大は1位でゴールしていた。

「あ、東大ゴールした。」

「本当だ。ちなみに赤石さんは最終クイズ中ですね。」

 実況の2人は軽く実況をしていた。ちなみに、赤石さんの問題はこれだった。


ゲストチームへの問題

『AIDSの正式名称を答えよ。』

赤石「えっと...後天性免疫不全症候群。」


 正解ですね。赤石さんはそのまま走って行きゴールした。

「よく噛まずに言えましたね、あれ。」

「まぁ、確かにね。」

 実況2人は、何故か関心していた。すると、ようやく1問目を正解したポロフが2問目の立て札までやって来た。この時、五十嵐とはにわは3つ目の立て札を目指していた。


パチパチズへの問題

『アで始まりアで終わる国はどこ?』


ポロフ「アジア。」


ブー...


 不正解です。という訳で、彼はスタート地点に戻された。そして、彼は再び走り出した。ちなみに、それを聞いた実況の池谷は言った。

「それ国じゃないから。」

「まぁ、言うとは思いましたがね。ちなみに、答えはアルジェリアね。」


 続けて雄一も言った。すると、はにわと同時に3つ目の問題の前にやって来た五十嵐は言った。

「ハハハ、バカだなあいつは。」

 ほう、ならば君は簡単に正解出来るのかな。この2人には、別々に問題が出題された。


キャラクターチームへの問題

『体の体温を計る為に使う物は?』


はにわ「体温計。」

 正解です。そして、はにわはそのまま進みゴールした。

「3位まで決まりましたね、池谷君。」

「ですね。残るは例の2チームか。」

「どうなるか楽しみです。」

 雄一ならびに池谷はそう言った。はにわ、案外頭が良いみたいだな。

 同時に3つ目の問題に参加した片方がゴールした。五十嵐はまだ答えられてはいなかった。だが、もう少しすれば答えが出そうな状態だった。

 では、彼の問題ならびに解答を見てみよう。


チーム五十嵐への問題

『一般的に鉛筆を削る時に使う機械は何?』


五十嵐「簡単だぜ、かんな。」

「は?」

 実況は声を合わせていた。もちろん...


ブー...


 不正解である。その瞬間、五十嵐は「え?違うの。」という表情になった。はい、違いますよ。という訳で、五十嵐はスタート地点に戻された。その後、五十嵐はポロフを追って走り出した。...人の事を言えないじゃないか。

 そして、五十嵐はポロフに追い付いた。そのまま同時に1つ目の立て札にやって来た。すると、問題が出された。


チーム五十嵐への問題

『WWWを略さず言うと?』


五十嵐「worst、winter、write。」


パチパチズへの問題

『PL法の別の名前は?』


ポロフ「perfect、life、法。」


 両方違います。この解答を聞き、池谷は言った。

「お前ら、頭文字だけがあっていても意味は無いよ?」

「直訳すると...五十嵐のは、『最悪、冬に書くこと。』で...ポロフのは、『完璧な生活法』かな。...何とも言えないよ。」

 雄一はそう言った。全くその通りである。ちなみに、五十嵐とポロフはとっくにスタート地点に戻されていた。そして、再び立て札の前にやって来た。

「早いな、来るの。」

「大丈夫だろうか。」

 池谷と雄一はにわかに心配はしていた。すると、2つのチームに問題が出題された。


チーム五十嵐への問題

『□からぼた餅。この□に入るのは?』


五十嵐「ぼた餅だろ?2階からぼた餅。」


パチパチズへの問題

『一□二鳥。この□に入るのは?』


ポロフ「一鳥二鳥。」



ブー...


 互いに不正解だった。そりゃ、そうだよ。ちなみに、実況2人は呆れていた。

「五十嵐の、2階からぼた餅って何か想像しがたいな。」

「ポロフ、一鳥二鳥って数えなくていいし...鳥は確か羽で数えるはずだぞ。」

 池谷ならびに雄一はそう言った。確かに、そうである。そして、彼らはスタート地点に戻された。そして、再び立て札に向かって行った...


 -がまたも不正解。そして、またまた不正解。さらにまたまたまた不正解と不正解が続きまくった。そして、数時間後...


 彼らはようやく最後の立て札までやって来た。そして、問題が出題された。

チーム五十嵐への問題

『簡単に言えば、落ち込むことという意味のある言葉は何?』


五十嵐「来た、陥没っ!!」

 正解です。ようやく、五十嵐が正解をした。彼はそのままゴールを目指していった。

「陥没を答えたか。」

「何か、もう正解したから良いやって感じになるよな。」

 池谷と雄一がそのような会話をしていると、五十嵐はゴールした。残るは、最終クイズを考えているポロフだけだが、答えが出たようだ。では、見てみよう。


パチパチズへの問題

『ガソリンが切れそうになった時につくランプをなんというでしょう。』


ポロフ「エンプティランプ。」

 正解です。エンプティランプの事を知っていたとは凄い。これには、実況の2人も驚いていた。

 そして、問題に正解したポロフは五十嵐を追ったが五十嵐はすでにゴールしていた。結果はビリとなった。

 これで、参加者全員がゴールをした。すると、池谷は言った。

「みんなゴールしたし、得点発表を頼むよ不藤。」

「了解。」

 池谷に言われ雄一は得点を発表し出した。

「得点の発表の前に点数の付け方についてですが、この競技は1位が300点で順位が下がるにつれて50点減少します。ビリは、100点となります。では、得点を発表します。1位、ベストファイターズより...東大天才。2位、ゲストチームより...赤石雄二。3位、キャラクターチームより...はにわ。4位、チーム五十嵐より...五十嵐缶三郎。5位、パチパチズより...ポロフ。−と、なりましたー。」

 雄一が発表をし終えると池谷は言った。

「今の競技の得点を足して総合得点はこうなりました。」


ベストファイターズ

2160点。

ゲストチーム

2110点。

キャラクターチーム

1900点

チーム五十嵐

1820点

パチパチズ

1820点




 これを見て言える事は、ビリタイが並んだ事と1位と2位が良い争いをしている事そして、3位が上手い具合に中立状態という事が分かる気がする。

 そして、ここで競技と競技の間を埋める実況トークが始まった。

「いやぁ、池谷君。接戦ですね。」

「そうですね。皆さんここまでよく頑張りましたね。」

「もう、時間は夜の6時を回っていますね。」

「あー、そんなに時間経ったんですね。」

 確かに競技場内にある時計はその時刻を回っている。すると、ある事に気づき雄一は言った。



「そういや、競技場内の人達は昼飯食べてないですね。」

「そういや、そうだな。」

「多分、終わったらみんなで夕食な気がする。」

「だな。」

 この実況2人は、何の話をしているのだろうか。確実に競技の話ではなかった。すると、池谷が話題を変えた。

「−で、不藤。次がラストなんだよな?」

「そうだな。」

「全員参加なの?」

「チームの人数による。」

「そうか。」

 実況2人は、話を競技に戻した。チームの人数によって全員参加かどうか決まるか...五十嵐は確実に参加しなければならないな。一体、最終競技は何をするのだろうか。

 すると、競技の準備が完了したとの報告が彼らに入った。すると、池谷は言った。

「えー、どうやら次の競技の準備が出来たようです。では、不藤よろしく。」

「了解。」

 池谷に言われると雄一はそう言って競技の名前を発表した。

「最終競技、ミックスリレー!!」

 会場は今まで以上に盛り上がった。まぁ、最終競技だしね。すると、池谷は言った。

「ルールを頼みます。」

「了解。」

 雄一はそう言うと、ルール説明を始めた。

「ルールは、簡単。これから200mのトラックを全チーム5周してもらいます。まぁ、要は1キロ走れという事ですね。ただ、最初の200mの前半は二人三脚を後半は力自慢競争をしてもらい残りの800mは800m走をしてもらいます。...つまり、この競争には3つの競争が混ざっているという事でミックスリレーとなりました。−で、ルール説明に戻しますが、二人三脚競争は普通に二人三脚で指定ゴールまで走って下さい。力自慢競争は、まぁ走行レーンにお題があるのでそれをクリアしてゴールを目指して下さい。800mは、普通に走ってゴールして下さい。...以上です。」

 ルール説明が終わると池谷は言った。

「何か、最後の800mの人だけ過酷じゃないか?不藤。」

「まぁ、人によるかな。」

「そうだな。」

 2人が話していると...


ピー...


 破出崇先生が集合完了の笛を鳴らした。すると、雄一は言った。

「参加者が揃った見たいですね。」

「紹介を頼むよ、不藤。」

「了解。」

 池谷に言われた雄一はそう言って参加者の紹介を始めた。




「では、参加者の紹介をします。第1レーンは...ベストファイターズより二人三脚は、東大天才&大原哲。力自慢は、上田何作。800m走は、坪井速人です。第2レーンは...キャラクターチームより二人三脚は、はにわとバチーン板。力自慢は、消化器。800m走は人形作者です。第3レーンは...ゲストチームより二人三脚は、三枝さん&田崎さん。力自慢は、神ちゃん。800m走は赤石雄二です。第4レーンは...パチパチズより二人三脚は、プロフとパロフ。力自慢は、ペロフ。800m走はピロフとポロフでやるそうです。−で、第5レーンはチーム五十嵐より、五十嵐が全部1人でやるそうです。...以上っ!!」

 雄一は参加者の紹介を終えた。すると、池谷は言った。

「いやぁ、最後の最後まで五十嵐は1人でやるんですね。」

「まぁ、仕方ないですよ。」

「ちなみに、五十嵐は二人三脚はどうするの?不藤。」

「マネキンを足にくくりつけてやるらしいですよ、池谷君。」

 雄一はそう返した。マネキンをつけてやるか...どのみち1人ではあるな。

「よくやるよな。」

「まぁ、そこら辺の気持ちはたまに尊敬するけどな。」

 池谷の後に雄一はそう言った。たまにはという事は、そこまでは尊敬してないようだ。すると、池谷は話題を変えてきた。

「−で話は変わるけど、ベストファイターズの起用の仕方は2つの競技を終えたら即座に終了するんじゃない?」

「あー、800mを坪井さんが行くからか?」

「そう。多分、上田さんがゴールして坪井さんの800mが始まるとほぼ同時辺りにゴールしそう。」

 雄一の言葉の後に池谷はそう言った。まぁ、要は1秒もかからないだろうという事を言いたいのだろう。すると、雄一はこう言った。

「さあ、どうなるのでしょうね。」

 何か、微妙に期待をさせてくれる。すると、タイミングを呼んだ感じに破出崇先生は言った。

「始めますよ。」

「頼みます。」

 雄一がそう答えると、破出崇先生ピストルを上に向けては言った。

「位置について、よーい...ドン!!」


パンッ...


 各チーム第1走者が走り出した。ちなみに、彼らは二人三脚グループである。当たり前だが、早さはチームによって違う。

「皆さん、息があっていますね。池谷君。」

「そうですね、大原さんと東大は...早いですね。大原さんの気合いに東大が無理矢理食らいついていますね。」

 確かに、早い。他のチームと軽く50mは差をつけていた。そして、砂煙をあげながら走っていた。ちなみに、他のチームで目に入るといえば誰かというと、五十嵐だった。

「うおおおっ!!」


ダダダダダダダダ...


「早い、五十嵐早いー!?何と、現在は2位です。」


「でも、1人だしマネキン引きずってるだけじゃないか。」

 雄一は驚いていたが、池谷はそれだけだった。すると、雄一は言った。

「いや、でもマネキンって結構重いからな。」

「そうなの。」

 池谷はそう返した。この人、この話しに興味ないな?

 すると、早かった五十嵐だがどんどん失速していった。

「あ、あれは飛ばしすぎでばてたな。」

 池谷は言った。すると、後ろからゲストチームとキャラクターチームに抜かされて4位になった。そして、超慎重に走っているパチパチズと並んだのだった。

「あー、五十嵐はビリタイ状態になりましたね。池谷君。」

「だな。ベストファイターズは、上田さんに回って上田さんがお題を前にしているぞ。」

「本当ですね。」

 先頭のベストファイターズは1周目の半分を終えて上田さんに順番が回っていた。そして、上田さんは力自慢のお題を見ていた。お題はこれだった。


お題

『25Kgのバーベルを持ち上げろ。』


 これは、人によっては簡単または難しい競技である。さて、上田さんはどうだろうか。

「よいしょ。」

 彼は軽くバーベルを片手で持ち上げた。そして、その場に置きゴールを目指して走り出した。...何そのあっさり感、ねぇ何そのあっさり感。

 そして、坪井さんの800m走が始まった。

「おっ、坪井さんが...−帰ってきました。」

「ベストファイターズ、1位抜けです。」

 まるで、実況が追い付いていなかった。ちなみに、その頃ゲストチームとキャラクターチームは力自慢競争走者の神ちゃんと消化器に順番が回っていた。ちなみに、先に走っているのは神ちゃんであり消化器はその後を追っている。−で、二人三脚隊の五十嵐とパチパチズの2チームは、もう少しで100mゾーンといった所だった。だが、なかなか前に進まない。

 何故かというと、五十嵐はばてているし、パロフとプロフは一歩一歩ゆっくりと前に出しているからである。...パチパチズ、本当に慎重すぎだよっ!!

 二人三脚グループの彼らが頑張っている中、力自慢競争の2グループはお題の前にやってきた。

「おっ、彼らがお題を見ています。」

「不藤、お題って変わるの?」

「いや、全員同じらしい。」

 という事は、お題の内容は上田さんの時のバーベル持ち上げという事だな。彼らはお題を見終えるとその場にあったバーベルを手に持った。ちなみに、バーベルは複数置かれています。

「ぬぅおぉぉぉ!!!」

 上田さんはヒョイと持ち上げたが、彼らにとってはめっちゃ重いらしい。本当に重さの感じ方は人それぞれである。


 その頃、二人三脚グループはゴールし力自慢競争の走者に順番が回っていた。まぁ、五十嵐は代わりないらしいが。代わったというと、パチパチズの走者がパロフ&プロフからペロフになった事ぐらいである。

 そして、彼らもお題のもとに向かって行った。



 すると、ほぼ同時に...


「おりゃあー!!」

 神ちゃんがバーベルを持ち上げておろした。そして、走り出した。それに少し遅れて消化器もホースみたいな場所をバーベルに巻き付けて持ち上げた。そして、すぐさま地面において走り出した。...はい、よく頑張りました。

「やりましたね、あの2人。」

「いやぁ、頑張ったとしか言いようがないね。」

 雄一ならびに池谷がこのような会話をしていると、彼らは800m走の走者に順番を回していた。ちなみに、ゲストチームは赤石さんでキャラクターチームは人形作者がその走者であった。彼らは、これから4周しなければならない。

 しかし、後ろにはようやくお題を読む人達の姿があった。

 皆さんもお分かりであろう。五十嵐とペロフである。彼らはお題を読み終わりバーベルに手をかけ持ち上げようと引っ張るが...


「ぐおおおっ!!!」

 やはりすごく重くて持ち上げるのは無理らしい。

「あれ、見るたびに思うけど重そうだな池谷。」

「あの2人だと、すぐには無理だな。」

 池谷がそう言うと...


「気合いじゃぁーーー!!!」

 彼らはバーベルを上に放り投げた。それを見た実況2人は言った。

「すっげぇ〜。」

 バーベルを放り投げた彼らはかなり調子に乗って笑っている。すると...


バコーン!!


「あ゛ーーーーー!!!」

 バーベルが投げ飛ばした2人の頭の上に降ってきたのである。調子に乗っているからこうなるのである。そして、彼らはその場に倒れ込んだ。すると、雄一は言った。

「そして、彼らはこの後...あちら側の世界に旅立つのであった。」

「何ナレーションしてんだよっ!!様にはなっていたけどさ。」

 即、池谷に突っ込まれた。すると...


「勝手に殺すなぁー!!」

 倒れていた2人は起き上がった。そう言われた雄一はこう返した。

「あ、生きてたか。じゃあ、ゴールに走って下さい。」

 コイツ、容赦ないな。彼らはそのまま走りゴールし800m走へと入って行った。ちなみに、他の2チームよりも2周遅れの状態であった。

 これで、全チームが800m走を走っている状態となった。まぁ、ベストファイターズは他として。

 彼らは残されたレースに全力で立ち向かっていた。

「池谷君、残りチームは4つ。どこが1-いやっ、2位になるのでしょうね?」

「さっき1位って言いかけたよね?」

「まぁ、気にするな。-で、どこが2位になるかな。」

「さぁ、分かりませんね。」

 いつものような感じで実況がされていた。走者達は着々とゴールに近づいてきている。赤石さんは、残り50m。人形作者は、残り100mといった所まで来ていた。五十嵐とピロフは残りが2周になった。そして、パチパチズは走者がポロフに変わった。

「さぁ、試合もそろそろ大詰めとなってきていますね池谷君。」

「はい、そうですね。結果が楽しみです。」

 2人が実況をしていると、赤石さんがゴールした。そして、それに少し遅れて人形作者もゴールした。

「おーと、ゲストチーム・キャラクターチームの順にゴールしました。」

「彼らも無事に終わりましたね、不藤。」

「ですね、おっ...五十嵐達がやって来た。」

「本当だ。」

 五十嵐とポロフがゴールゾーンに向かって来ていた。しかし、彼らはもう1周走らなければならない。−のだが、ゴールゾーンを超えた瞬間彼らは終わりだと思って立ち止まり喜んでいた。

 すると、それを見た雄一は言った。

「あの、あなた方は後1周です。」

「え?」

「後1周です。」

「マジかぁー!!」

 そう言って彼らは走り出した。後1周だと知っていたため互いに全力疾走だった。

「こりゃ、早いな。」

「確かにね、また知っていたため失速しなければいいが。」

 池谷に続き雄一は言った。だが、大丈夫だった。今度は、失速をせずに再びゴールまでやって来た。そして、同時にゴールした。

「これで全員がゴールしましたね。」

「では、結果発表を頼むわ不藤。」

「了解。」

 池谷に言われると雄一はそう言って結果を発表し始めた。

「えー、最終競技の結果を発表します。第1位は...ベストファイターズです。第2位は...ゲストチームです。第3位は...キャラクターチームです。そして、ビリタイは...チーム五十嵐&パチパチズとなりました。ちなみに、得点は1位が500点で順位が落ちるごとに100点減少していきます。...以上です。」

「では皆さん、閉会式をする準備をして下さい。」

 得点発表が終わると、池谷はそう言った。すると、競技場内にいる人達は閉会式の準備を始めた。ちなみに、この時外はかなり暗かった。そして、時間は夜の7時を回っていた。

 そして、数十分後...


 競技場内にいる人達は閉会式の準備を終えた。実況者2人は、トラック内に整列している彼らの前に立った。そして、マイクを持ち雄一は言った。

「これから、閉会式を始めます。」

「では、最初に総合得点を発表しちゃいましょうかね。」

 池谷はそう言った。あの、早くないかなそれ。すると、雄一は言った。

「そうしましょう。」

 そうするのか。そして、総合得点が発表された。総合得点は次のようになっていた。


ベストファイターズ

2660点。

ゲストチーム

2510点。

キャラクターチーム

2200点

チーム五十嵐

2020点

パチパチズ

2020点


「という訳で、優勝は2660点獲得のベストファイターズです。」

「おー!!」


 盛大な拍手と歓声が競技場には響いた。それが止むと雄一は言った。

「では、優勝チームから代表として坪井さんに一言をお願いします。」

 坪井さんは「私ですか!?」という表情で前に出てきた。すると、雄一は坪井さんにマイクを渡した。すると、坪井さんはコメントを言い出した。

「えー、テステス...只今、マイクのテスト中です。」

 あっ、失礼そこからやるんですね。今度こそ坪井さんはコメントを言い出した。

「この度、運動会で優勝をしました。ベストファイターズ代表、坪井速人です。今回はでせね、チーム全体が1つになれたいい企画でありました。それは、今回優勝した我々だけでなく、全てのチームにも言える事だと私は思います。まぁね、皆さんに今回の企画をいい思い出になったなと思っていただけると私も嬉しい限りです。...以上です。」

 坪井さんのコメントは以上だった。マイクを雄一に渡すと坪井さんはもとの位置に戻った。すると、池谷は言った。

「えー、素晴らしいコメントをありがとうございます。」

「そうですね。この企画が皆さんの楽しい思い出になる事をこちらとしても願っております。まぁ、終わったんですがね。」

「ですね、では最後と行きましょうか。」

 雄一の言葉の後に池谷は言った。閉会式の最後、閉会の挨拶の事であろう。という事は、彼の出番である。雄一は言った。

「そうですね、最後は手抜局長より閉会の挨拶をしてもらいます。」

 すると、手抜局長はマイクを持って各チームが並んでいる前に立った。そして、手抜局長は閉会の挨拶を始めた。

「えー、これにて運動会を終わります。」

 ...以上だった。相変わらずの手抜きっぷりである。ちなみに、このテレビ局の局員全員はそれには慣れているため普通にいられるのである。

 手抜局長がその場から去ると雄一は言った。

「では、これにてこの企画を終わりますが何か用事がある人はいませんか?」

 すると、手をあげて赤石さんが雄一のもとにやって来た。そして、マイクを持って言った。

「えー、これからの事についてだが解散してからはここの全員で飯に行こうと思う。まぁ、用事があったりゆっくりしたい人達は自由にして構わないから軽い気持ちで頭の中に入れといてくれ。ちなみに、今回は俺がおごるよ。」

「うおーう!!」

 競技場内にはこの声が響いた。これは、「太っ腹ー。」という意味であろうな。

「以上だ。不藤、シメと解散指示を頼む。」

 赤石さんはそう言ってマイクを雄一に渡した。ちゃっかりと大役をなすりつけたなこの人。すると、雄一は言った。

「えー、皆さん今日は運動会お疲れ様でした。これからも、皆さん頑張って行きましょう。では、解散ー!!」

 こうしてこの企画は終わったのであった。そして、この後行ける人達は食事会に行き再び楽しむ人達もいるようだった...






書き終えて一言...


長かったね、今までで一番長かった。


でも、リクエストをいただきありがとうございました。


これで、今コメントされていたリクエストはお答えしました。ここからは、またリクエストが来るまでは、自作ネタを考えて行きます。


後、投稿に2週間時間がかかりすみませんでした。


ちょっと、体調が思わしくなかったという事で執筆スピードが落ちていました。


まぁ、これからも頑張って書きますので応援していただけると嬉しい限りです。


では、次回作をお楽しみに。


でわでわ...。



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