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第42話 神の行方

「…………はぅ!?」


「嬢ちゃん

そう熱くなりなさんな」


 超破壊の一撃を受け、生還する男

ダンプットダン・ゼルブラッド!

 あの一撃で消されたと見せかけ

後ろから、ラグナロクを拘束する

 自らと共に、楔で貫いて


「なん、で……私の

滅弾道(ラグナ・ヴェルデ)を食らって、生きて……」


「だって僕、死ねないのん」


 概念すら破壊する、滅弾道(ラグナ・ヴェルデ)

それすら凌駕する、ゼルブラッドの不死性

 全ては、勝った

勝利が為に


「やれ、ハァリナ!

俺毎コイツを、仕留めるなら今しかねぇ!」


「元より、そのつもりよ!」


 死という概念を破壊し、こちらも不死となったラグナロク

だが不死とはいえど、足止めはされる

 よって、拘束可能!

死なぬなら、永久に拘束し続けてやればいい!


彩飾牽美(エレメント)……不憫(エニグマ)


<ズドドドド!!>


 追加!私も楔を打ち込んだ

意図、汲んでくれよ……カターナ


知覚変動(バイエナブル)上限(ハイ)!」


<ゴズゥ!>


 身動きの取れぬラグナロクに

カターナの脚蹴りが、刺さる


「うぉ!?これ結構効いたわ〜ねぇ

でも残念、私を消すにはちょっと火力不足……」


「誰がいつ火力担当だなんて言ったよ

私も変わらず……拘束係だよ」


<ギュオン>


 カターナの知覚変動(バイエナブル)の真髄!

他社からの、エネルギー吸収能力は

ラグナロクの魔力、体力を極限まで吸い尽くす!


「そして、そっからの本命が!」


「俺だよ」


 治療を終えた、アーク!

ゲルダに治療を施され、異常なまでに回復したアーク

ちょっと危ない薬なんかも混ぜられはしたが……

それでも今のアークは、全盛以上!


「散々なぶってくれた礼に、この一撃で……

()()()()()()()()


 アークの弾頭に集まる光は、密度3000倍!

通常時を遥かに上回る、その威力を

ラグナロクに、ぶっ放す


天命哭キ叫ブ(ヒドゥンレイフォード)


<<<ヴィキィィィィィィィィィィィン!!!>>>


 退避!私達拘束組は、この一瞬で離れる

ただ一人を、残して……


「がぁあぁぁぉ!!!

離れろ、小娘ぇ!!」


「離れない!アンタも私と同じく

消し炭になるまでねぇ」


<<ギュルルルルルルルルル!!!>>


 !?、吸収されていく……

天帝の放ったビームが、この娘に吸い取られて

 この脚蹴りの威力が、上がっている! 


 カターナ……そう、私の能力知覚変動(バイエナブル)

他人の攻撃エネルギーを吸収して

自らの攻撃に上乗せすることができる

 それも……等しく上乗せとはいかない

吸収したエネルギーを、何倍にもして打ち出す

それが私の、能力

 許容範囲は無限じゃないからね

下手すると、体がいかれる

でも今回は、そんなんじゃ済みそうにないわね


「だから、()()()()()

この一撃で、私の体が持たないのなら

私の命ごと、この一撃に乗っけてやろうじゃないの!」


「何をそこまで、お前は!

私の何を知っている……なんのために

私の邪魔をする!」


「その焦り用……ってこたぁ

少なくともこの攻撃は、アンタにとって驚異になり得る

やる()()はあるのよねぇ!」


「だぁぁぁかぁぁぁらぁぁぁ!!!」


 理由はあるさ……この戦い

私は反対したのさ、こんなの

たかが数人の驚異を排除するために、女神は

全軍を持って、戦争を始めると言った

いくら犠牲が出るかも分からないのに


 それでも決行したのは、あの女神

いや、それにしてはあまりに異常

この戦争に、誰かしらの介入があると

予想せざる負えなかった

 案の定テメェ、ここにいるじゃねぇかよ

仲間の、仇が!


知覚変動(バイエナブル)極限解放(フルバース)!!」


<<バグォオン!!>>>


 全ての力が混ざり合った、渾身の一撃

それは放たれると当時に、感光!

痛烈な爆発音と共に、辺り一体を包み込み

確実なる命中を、周りに知らせた


「や……った?

やったわよね、ねぇ!

くたばれってんだよメス豚がぁ!

これで、二度と起き上がるんじゃあない……わ……よ」


 光は晴れ、その惨状が明らかとなった

先の一撃で、辺りにはラグナロクの欠片が散らばる

しかし、肝心の本体は

醜悪な肉塊になろうと未だ、そこに存在していた


 体の半分は消し飛び、上半身もまた

頭蓋に至るまで、亀裂が入っている

 だがその目は、体がそんな状況になろうとも

こちらを、ハァリナを睨んで外さない  


 そして、その一撃を放ったカターナは

反動で、その右脚を失っていた


「うっそぉん、まだ生きてんの?」


「このゲテモノが……もう一度食らうがいいわ!」


「辞めて!今攻撃すれば、カターナが巻き添えに!」


「ええい下らん!そんなことより

アレを消し去るのが先決であろう!」


「でも……でも」


「!?、皆待って

あの崩れた体!あの中に()()のって……」


 ゲルダの指す、そこには

崩れ落ちた、ラグナロクの腹の中には……

 ()()()と呼ぶのが相応しい

この世界の、()()()()()()()()

確かにそこへ、こべり付いていた


「サーシャ!」


 ただ一人、サーシャだけが原型を残して

他は完全な肉塊となり、腹の底

異次元ともいえる、その空間に閉じ込められていた


「ミィィィィィィィン

あれぇ、見られちゃった?

乙女の、()()()()()


 既に顔、声帯までもが再生したラグナロク

再生しかけの腕で、腹のサーシャをさすりながら

事を話し始める


「うまいこといったわぁ、これで

神様のパーツ、全部あつまったんだぁ

あとはこの子……サーシャさえ完全に取り込めば

私の()()()()()()()()()

どうにも少し、時間が掛かりそうなのよねぇ」


「なにを、して……」


 サーシャだ、サーシャを取り込んで……

まさかあの女の、中では

神が()()()()()()()()!?

 アレの目的は、まさか

神の力を、その身に取り込むことだったのか!


「けどもうほんの少し!

()()()に比べれば、微々たる時間だわ!

コレのおかげでパワーも上がったし

幾らか、試したいこともあったんだけど

やっぱ辞めるわ、めんどくさい」


 そしてラグナロクは、上空に向かい

その合図を、放つ


<ゥィグ>


「身構えないでぇ、直接の攻撃じゃないから

なんたってもうこれは、()()()()()()()()()()()


「!?、この音は……外だ!」


 何かを動かす機械音

それが四方、まんべんなく上空から

城へと向かって、響き渡る


「これは、天帝軍の艦隊!

外に配備されてたと思ってたら……こんな

まさか、国中を消し飛ばすつもり!?」


「国毎全部ねぇ、貴方達全員

っま、国は跡形もなくなるでしょうけど

貴方達は……砲弾ぐらいじゃ死にはしないでしょ

時間稼ぎぐらいには、なるんじゃない?」


 粉糞がぁ、コイツ

たかが時間稼ぎの為に、国一つ犠牲にする気!

 とことん人の命をなんだと思って……


「私は死ぬ心配ないんだけどねぇ、それ以外

もし本気で私を止めたいなら、この子

サーシャを殺すしかないわぁ、それで

この計画はおじゃん

で、ちなみに

私の計画、上手く行った暁には

この国に居る者全員、()()()()()()

はいよーい、ドン!」


<<ドン!>>


 打ってきた、合図と共に

全艦隊が……私達の居る、城へと

 こんなの、避けようがないじゃない


 なによなによなによ!意味分かんない!

どうしてコイツは、コイツには

勝てるってイメージが沸かないのよ!


「マズい、皆!

ともかく伏せろ!!」


「ふざけるなぁ!こんな砲弾

俺が全て撃ち落として……」


「全部は無理よ!

それより、どうにかダメージを最小限に」


 ちくしょう……ちくしょう!

こっちは必死になってるのに、アイツは

ラグナロクは!


「逃げてぇ、逃げてぇ!

死んじゃうよぉ、砲弾当たって死んじゃうよぉ

全くもうみーんーなー!」


<ブチ>


「命を粗末にしちゃラメぇ!」

(カターナの頭を潰しながら)


 クソッたれがああああああああ!!!


<<ドグォオン!!!>>


 爆炎が上がる、艦隊の砲弾が

そこで炸裂したという、狼煙として

 四方より放たれた砲弾が、ただの一点

ハァリナ達のいる部屋の、()()()()


「……え、この音

砲弾、食らってたわよね?」


「いーやコイツァ、奇跡か」




















「全艦撃ち方辞めーい

目標、沈黙を確認

第二フェーズへ移行する……」


「阿呆、何それ」


「あ痛、っもー

急に殴んないでよー、せっかく

戦場の雰囲気、満喫してたんだからさー」


 ともかく

まさかここまで事が進んでた、たーねぇ

俺等の助力もなく、良くやったもんだ


 でも国取りなんて、悪役めいたこと

俺達がやるしかねーわなぁ……


「行こうぜ、こっから俺達

魔王軍がいいとこ、総取りじゃー!!」




次回へ続く

次回 援軍

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