第8話 昔見た夢え
星の船出航!ルナとレナの異世界旅行記
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第8話 昔見た夢
「ふう、お腹いっぱい」
ルナは満足そうに椅子にもたれている
「そろそろ片付けないと、ルナは先にお風呂に入っておきなよ、ナムル案内してあげて」
「了解じゃ、ほれこっちじゃよ」
ナムルが彼女を案内してレグルス地下へと降りる
「ジプテルの恵み...すごい綺麗」
そこは自然で作られた緑の温泉地であった、湧き出る水はジプテルの営みが終わっていない証である
「ここら辺一帯は恵みによって守られておるから虫もおらん、ゆっくりしていくといいじゃろう」
ナムルは去っていく
ルナは服を脱いで温泉へと向かう、替えの服は幸い星の船に積んであったので借りなくて済んだ
「綺麗な水、これがこの星の恵み」
温泉に全身浸かると今日1日の夜疲れが吹き飛んでしまいそうだ
「あれ、この花」
水面に咲いている花を摘み茎を加えて息を吹く
するとシャラランとハープのような音色が響く
「やっぱり、コトシアの花だ」
何故かその名前は知っていた、それを吹いたらこのように綺麗な音色が響くということも
「ふーっ」
もう一度吹きてみる、するとその音色に共鳴するように辺りに咲いているコトシアの花が音色を奏でる
「森のコンサート、楽しい」
しばらく後ルナは顔を赤くして食卓に現れた
「ルナ、のぼせてるじゃないか」
「コトシアの花のコンサートしてたらボーッとした」
「一度横になった方がいいよ、こっちにおいで」
ボクは寝床にルナを寝かせる
「ボクはお風呂に入ってくるからルナはそこを動かないでちゃんと寝てるんだよ」
立ち去ろうとするボクの手を彼女は掴む
「星きれい」
そのままボクは引っ張られて彼女の横に仰向けに倒れこむ
「ほんとだ、綺麗だね」
満天の星空を眺めながら彼女に話しかける
「実はルナがお風呂に入ってる間に星の船にあった本を読んでたんだ、それで昔のことを少しだけ思い出してね」
「レナの昔、スージアにいた頃?」
「うん、昔こんな風に誰かと夜空を見上げ見上げながら話してた事なんだけどね、夜空に浮かぶ小さな星の輝きも綺麗だけどボクは月に惹かれたんだ、他の星よりもずっと大きくて何よりも輝いている蒼い光にね」
「それはレナの夢?」
「そうだね、月に一度でいいから行ってみたかった、それで青く光るカケラを持って帰って部屋の隅に飾りたかったんだ、我ながらおかしな夢だよね」
「いいと思う、ちっちゃくても夢は夢」
「ルナの夢は何?」
「スージアを守ること、それだけが星の守人の役割」
「それは夢じゃなくて使命だよ、夢っていうのは冒険みたいにワクワクするものなんだ」
「じゃあレナと一緒に冒険すること、それがルナの夢」
「そうだね、僕の今の夢もそうなのかな」
月って車から見てるとなんだか動いてるみたいで不思議ですよね
ではではまた明日〜




