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第8章 三蛇奇一家を脅かす妖炎

 三蛇奇一家さんじゃきいっかは、神奈川県に本拠を置く暴力団組織である。構成員は約600名で、関東全域に縄張りを有している。

 政界との結び付きも深く、元組員が大臣の私設秘書を務めていたこともある。

 現在の会長、三奈垣作次みながき・さくじは四代目になる。わずか数十名だった一家の勢力を拡大し、全国に名を轟かせる存在にまで高めた三代目会長の義理の息子である。

 茨城県の末端組織で若頭をやっていた三奈垣の素質を見込んで、前会長が一家に引き抜いた。そして娘と結婚させ、幹部候補生として育てたのである。

 無論、いきなり現われた新参者がエリート街道を歩むことに、反発する者も少なくなかった。だが、そういった連中を、三奈垣は力で黙らせた。

 「ヤクザの世界は力が全て」

 というのが、三奈垣の座右の銘であった。


 やがて組織内に、彼に歯向かう者はいなくなった。彼が会長を襲名すると、一家の結束はさらに強まった。三代目の頃には関西の組織との間に抗争が勃発したが、現在の関係は安定を保っている。

 三奈垣は、さらなる組織の拡大に向けて順調に歩みを進めていた。

 だが、そんな三奈垣にとって、由々しき事態が起きた。

 それは、息子の修が惨殺されたことである。


 三奈垣にとって、修は悩みの種だった。本来ならば後継者として育って欲しかったが、修は中学時代から無軌道な性的犯罪に走り始めた。

 ただし、警察沙汰になることは無かった。多くの被害者は泣き寝入りしたし、訴え出ようとするケースでは三奈垣が裏から手を回したからだ。

 三奈垣は、息子をヤクザにした場合、いずれ性癖が厄介事の火種になることを不安視した。歪んだ性癖を矯正するため、三奈垣は修を空手道場に通わせた。

 だが、その空手さえ、修は女を征服するための道具として利用した。

 やがて三奈垣は、犯行の隠蔽に手を貸さなくなった。

 息子を見放したのだ。

 そして逮捕されたのを機会に、三奈垣は修を勘当した。刑務所にも、一度も面会には行かなかった。出所したことさえ知らなかったほどだ。


 三奈垣は「息子はいない」と公言し、周囲もそれについて触れることを避けた。

 しかし修の死を知った時、仕舞い込んでいた親としての気持ちが、三奈垣の中で蘇った。幾ら出来が悪くても、やはり息子は息子なのだ。

 警察へ行き、遺体安置室で無残な骸となった息子の姿を見た時、三奈垣の感情は操縦不能な状態となった。怒りと悲しみで、彼の心はグチャグチャになった。荒れ狂って壁を叩き、絶叫した。遺体を抱き上げようとして、同行した組員と立ち会いの警官に制止された。

 三奈垣が犯人探しに躍起になったのも、至極当然のことだ。

 もちろん、彼は犯人を探し出して報復するつもりであった。

 しかし現在までに、有力な手掛かりは何も掴めていない。


 ***


 転神市の北に位置する王浄市。

 そこに、三蛇奇一家の本部ビルは建っている。入り口に「三奈垣興業」の看板が掲げてある15階建てのビルだ。

 その最上階に、会長室がある。


 空が曇り始めた午後2時頃、会長室のドアがノックされた。

 「入れ」

 デスクチェアに座ったまま、三奈垣が短く告げる。

 ドアが開き、

 「失礼します」

 と丁寧な挨拶があった。

 頭を下げた男は、三蛇奇一家の若頭、石井多可文いしい・たかふみである。

 「会長、刑事が面会に来ておりますが」

 「刑事?」

 三奈垣の顔が険しくなった。

 ヤクザの事務所に刑事が来る場合、良い方向に転がることは、まず無い。組織の誰かが罪を犯したり、あるいは過去の犯罪行為が漏れたりした可能性が高い。全ての刑事に対してそう言えるわけではなく、繋がりの深い刑事が裏情報を流しに来ることもある。ただし、その場合、石井は「刑事」と呼ばず相手の名前を告げる。


 「どこのどいつだ、その刑事は?」

 「転神署の原田という刑事です」

 「それなら、ここは管轄外だろう」

 「ええ、そうなんですが、若の事件について聞きたいことがあるとかで」

 石井の言った「若」とは、修のことである。

 「とにかく会長に会わせろとしつこいんです」

 「あの事件で来たのか」

 そう言って、三奈垣はしばらく沈黙する。

 「そうか、原田というのは、修の事件の第一発見者だな。確か、怪物の仕業だと主張していた男だ」

 三奈垣は馴染みの刑事から、その情報を聞いていた。もちろん彼は、得体の知れない怪物が犯人だという話を全く信じていない。


 「どうなさいますか」

 「……よし、通せ」

 三奈垣は言った。どうせ刑事が来た以上、簡単に追い払うわけにもいかない。それに、もしかすると事件に関して有力情報が得られるかもしれない。

 石井は再び頭を下げて了解の意思を示し、それからドアに歩み寄った。

 「どうぞ、お入りください」

 ドアを開けてそう言うと、原田がズカズカと入ってきた。

 「どうも、刑事さん」

 三奈垣は椅子から立ち上がり、下手な愛想笑いを作った。しかし原田は無言のまま、部屋の真ん中へと足を進めた。石井はドアを閉め、その近くに立ったまま待機する。

 「座るぞ」

 原田は荒っぽい口調で告げ、ソファーに腰を下ろす。

 「ええ、どうぞ」

 言いながら、三奈垣はソファーに近付く。


 「原田刑事、でしたね。わざわざ管轄外まで遠出して、今日はどんな用件でしょうか」

 「お前の息子が殺された事件で来た」

 原田は単刀直入に用件を述べる。

 「そのことですか」

 三奈垣は沈痛な表情に変わる。ただし、息子の死に心を痛めていることは確かだが、その表情は刑事向けの芝居だ。

 「しかし、我々の所へ来ても、意味が無いのではありませんか。あの事件は三蛇奇一家に絡んで起きたわけではありませんし」

 「おい、三奈垣」

 相手の言葉尻に被せるように、原田が言う。

 「お前、どうせ息子の仇討ちを考えているんだろう」

 「とんでもない」

 三奈垣は真面目な顔で否定した。

 「惚けるなよ。三蛇奇一家の組員が色々と嗅ぎ回っているのは分かっている。それで、どこまで情報を掴んだ?言ってみろよ」

 原田は問う。

 彼がわざわざ三蛇奇一家の事務所まで足を運んだ理由は、そこにあった。謎の老人が言った通り、どうも警察の捜査は進展の気配が無い。村野が当日の記憶を取り戻せないまま刑事を辞めたため、目撃証言による援護射撃も期待できなくなった。

 ならば、ヤクザはどうかと彼は考えたのだ。

 ヤクザの情報収集能力は、時に警察を凌駕することがある。


 「情報なんて、何もありませんよ。変なことを言われては困りますね」

 三奈垣は言いながら、原田と向かい合う形でソファーに腰を下ろした。

 「つまらん嘘をつくなよ。あれだけ組員が動いているんだ、犯人について色々と調べ上げているんだろう?」

 「いえ、そんなことは」

 三奈垣は大げさに首を振った。

 それは本当のことだった。実際に、何の情報も得ることが出来ていないのだ。


 三奈垣の号令により、組員が犯人探しに奔走したことは事実だ。さらに三奈垣は、親密な関係にある警察関係者にも情報提供を求めた。だが、これといった手掛かりを得ることは出来なかった。

 そもそも、犯人の動機からして絞り切れなかった。

 まず三奈垣は、三蛇奇一家にダメージを与えることを狙った犯行の可能性を考えた。だが、組織に属していない修を狙うのは不自然だ。

 次に考えられるのは、修に襲われた被害女性の家族や関係者による復讐だ。こちらの可能性が、かなり高いと三奈垣は推理した。だが、それにしても手口が残酷すぎる。素人に、あれほどの殺人をやれるとは思えない。仮に恨みではなく通り魔的犯行だったとしても、それに関しては同じことが言える。

 凶器は、拳銃や刃物ではない。だが、どのような方法で殺害が行われたのかは、警察でも正確には分かっていなかった。

 その不可思議にして残酷な殺人を犯した者は、果たしてどんな人物なのか。

 それが全く分からないまま、三奈垣の日々は過ぎていた。


 「無駄話に時間を割いている暇は無いんだ。そっちが掴んでいる情報を話せば、こっちが知っているネタを教えてやってもいいぞ」

 原田は取引を持ち掛けた。

 彼は何のネタも持っていない。その誘いはブラフだ。そこまでしても、彼は事件に関する情報が欲しかった。いや、事件ではなく、あの怪物に関する情報だ。

 原田の頭の中で、怪物の存在感は日に日に増すばかりだった。

 絶対に奴を見つけ出してやる。

 そう原田は心に誓っていた。

 ただし、見つけ出してからどうしたいのかは、自分でも良く分かっていない。

 逮捕したいのか、殺したいのか、それとも別の目的があるのか。

 自問自答しても、答えは霧の中だった。


 「刑事さん、本当に何も知らないんですよ」

 三奈垣は困った顔で言った。

 「私だって息子を殺した犯人を捕まえてほしい。ですから、何か知っていれば刑事さんにお話ししますよ。でも、何も知らないのに、話しようがありません」

 「……」

 原田は黙ったまま、じっと三奈垣の顔を凝視した。

 (こいつは真実を述べているのか、本当に何の情報も掴んでいないのか)

 だが、相手の心を読み取ることは出来なかった。


 「……分かった」

 原田が口を開いた。

 「とりあえず、今日は帰るとしよう」

 「そうですか。それはどうも」

 「ただし、お前の言葉を信じたわけじゃないからな」

 原田は立ち上がりながら言った。

 「また日を改めて来るつもりだ。その時には、色々と話してもらおう」

 「何も知らないんですけどねえ」

 三奈垣は、半ば呆れたように言った。

 原田が三奈垣に背を向けると、石井がドアを開けて待っていた。原田は石井をチラッと見やり、部屋を出て行った。



 「やれやれ、面倒な刑事だ」

 三奈垣は溜め息をついた。

 「どういうことでしょうね。単独で事件のことを聞きに来るなんて」

 石井がドアを閉め、三奈垣の方へ歩み寄った。

 「ワシにも分からんよ」

 三奈垣は窓際へと歩き、外を眺めた。

 「だが、あの事件を熱心に捜査してくれているのだから、感謝すべきかもしれんな。他の刑事は、あまり力が入っていないような雰囲気もあるし」

 「はあ」

 石井はどう言うべきか迷い、曖昧に返答した。

 次の言葉を探しながら床を見下ろした時、その視界にチラッと何かが入った。

 慌てて、彼はパッと振り向く。

 「だ、誰だ?」

 石井は警戒した様子で、そう口にした。

 部屋の隅に、1人の男が立っていた。

 ドアが開閉する音はしなかったにも関わらず、いつの間にか侵入者がいたのである。


 そもそも誰かがビルに入ってくれば、会長室へ辿り着く前に組員が気付くはずだ。だが、組員からの報告は無い。

 ということは、誰にも気付かれず、男はここまで来たことになる。

 石井の声に、三奈垣も振り向いた。そして、その男を確認した。

 男は身長が190センチを超えており、スラッとした体格だ。抹茶色の法衣を着て、銀縁のサングラスを掛けている。

 目が隠れているのでハッキリとは判別できないが、三奈垣は外国人のような印象を抱いた。サラサラとした髪は赤毛で、鼻が高く、肌は透き通るように白かったからだ。


 「何者だ?いや、その前に、どうやって入った?」

 石井は男を睨みながら、懐のスミス&ウエッソンM13を抜いて構えた。かつてはFBIも採用していた拳銃だ。

 「そんな物騒な道具は、しまってもらいたいものですね」

 丁寧な日本語が、男の口から発せられた。銃を向けられても、全く動じることが無い。

 男は真っ直ぐな視線を三奈垣に向けた。

 「三奈垣さん、私は敵ではありません。むしろ味方に近い」

 「味方だと?」

 「ええ。貴方の息子さんが殺された事件について、情報があるのですよ」

 「何っ」

 三奈垣が体をビクッとさせた。しかし、すぐに平静を装った。彼は石井に手で合図し、拳銃を下ろさせた。


 「情報とは、具体的にどんなことだ?」

 「貴方の息子さんを殺した犯人の正体も居場所も、私は知っています」

 「犯人を?」

 三奈垣の平静は、わずかな時間で終了した。

 感情を抑え切れず、彼は早口で尋ねる。

 「それで、どこのどいつだ、修を殺した奴は」

 「犯人は普通の人間ではありません」

 謎の訪問者は、答えをはぐらかすように言った。

 「前置きはいい、犯人の名前と居場所を教えろ」

 三奈垣は男に近付き、急かした。

 「そう慌ててもらっては困りますね。私は、交渉のために来たのですから」

 「交渉だと?」

 「そうです。こちらとしても、ただ情報を教えるだけというわけには行きません」

 「幾ら欲しいんだ」

 「お金ですか。これは笑止な」

 男は見下すように笑う。

 「何が可笑しいんだ」

 石井が喧嘩腰で言った。

 「これは失礼。そうか、こういう場合は金目当てだと思われるのですね」

 「違うのか。だったら、何が望みだ」

 三奈垣が尋ねる。

 「復讐に同行させていただきたいのですよ」

 「んっ?」

 意外な答えに、三奈垣は当惑の表情を浮かべる。


 「何を言っているんだ?」

 「私の言葉が通じませんか?では、噛み砕いて説明しましょう。三奈垣さん、貴方が復讐を考えていることは明白です。私が居場所を教えれば、必ず犯人を殺しに行く。ですから、その際に同行させてほしいのですよ」

 「面白いことを言うじゃないか」

 三奈垣は心に沸いた小さな怒りを鎮めつつ、余裕の態度を取った。

 「そうですね、犯人の手強さを考えて、武装した組員を8名、いや10名ほど用意してもらいましょうか」

 「おい、調子に乗るなよ」

 石井が男の肩を掴んだ。

 「何のつもりか知らないが、ふざけたことを言っていると、どうなるか」

 「ふざけているつもりは全くありません。私は、本気で頼んでいるのですよ」

 「カタギの人間が、ヤクザを相手に取引とは恐れ入った。だが、そろそろ遊びは終わりだ。さっさと知っている情報を吐け」

 石井は再び拳銃を構えた。

 「三奈垣さん、ちゃんと子分のしつけが出来ていないようですね」

 男は石井に目もくれず、三奈垣を見据えて淡々と告げた。


 「てめえ、いい加減にしろ」

 カッとなった石井は、銃床で男の顔を殴り付けた。その弾みで男のサングラスが飛ぶ。

 石井は男の胸倉を掴み、引き寄せようとした。

 しかし相手の顔を見た途端、石井に激しい動揺が走った。彼はパッと手を離し、慌てて後ずさった。

 「な、何者だ、テメエ」

 強がった言葉だが、明らかな怯えが含まれていた。

 その怯えは、石井だけのものではなかった。三奈垣の顔にも、畏怖が浮かんでいた。

 「その目は……」

 呻くように三奈垣が言った。

 「お2人を怖がらせないように、隠していたんですけどね」

 静かな口調で言った男の両目は、真っ赤に燃えていた。

 比喩ではない。

 実際に、彼は眼球に炎を湛えているのである。両眼の奥で、赤と黄とオレンジを取り込んだ小さな炎が、ユラユラと揺れているのである。

 三奈垣は、炎の中へと吸い込まれそうな感覚に襲われた。まるで全身が焼かれているかのような錯覚に陥った。異常な喉の渇きを感じ、慌てて視線を外した。


 「余計なことをするからですよ」

 まるで子供をなだめるかのように、男が石井に言う。

 彼はサングラスを拾い上げ、再び掛けた。それから、また石井の方に向き直った。

 「そうだ、それが邪魔なんですね」

 男は石井に歩み寄った。

 「な、なんだ?」

 石井は虚勢を張るが、両腕には鳥肌が立っていた。

 「ええ、ちょっと」

 男は言いながら、右手の人差し指でチョコンと拳銃に触れた。

 その途端、スミス&ウエッソンM13の銃身がグニャリと飴のように曲がった。

 「へっ?」

 石井は素っ頓狂な声を発した。

 「交渉に、そんな物は不必要です」

 男は言った。

 石井は、じっと手元を見つめた。そこに握られているのは、間違いなくスミス&ウエッソンM13だったはずだ。人間の力で簡単に曲がるような物ではない。それを、男は人差し指1本で簡単に変形させてみせたのだ。


 「さて三奈垣さん、交渉の続きに戻りましょうか」

 男は何事も無かったかのように落ち着いている。

 「なぜ、復讐に同行したいんだ?」

 三奈垣は背中の冷や汗を感じながら、質問した。

 百戦錬磨の三奈垣は、男との力関係を察知していた。相手は只者ではない。少なくとも、ここで強硬に出るのは得策ではないと彼は考えた。

 「その犯人に対して、アンタも恨みがあるのか」

 「いえ、そういうわけではありません」

 男は静かに否定した。

 「だったら、同行の目的は?」

 「そうですね、お手並み拝見、といったところでしょうか」

 「意味が分からんが」

 「相手の技量、実力がどれほどのものか、確かめたいのですよ」

 「……その言い方だと、我々はアンタの確認作業のための実験台だと受け取れるが」

 「そういう解釈も出来ますね」

 男は否定しなかった。

 「しかし、そちらが犯人を始末してくれれば、問題は解決する。貴方にとっても、それで復讐が完了する。お互いに目的が達成できるのですから、いい取引だと思いませんか」

 「なるほど」

 三奈垣は腕組みをする。確かに、デメリットは思い浮かばない。


 「しかし取引相手の素性を何も知らないのは、不安だな」

 「ほう、そうですか」

 「アンタ、どこの誰なんだ?」

 「私の名はジュナ」

 男はそう言って微笑した。妖気を放射する微笑だった。

 「それだけ知れば、充分ですよ。それ以上の情報を知っても、貴方には何の得も無いし、知ってしまったら後悔するでしょう」

 「……」

 三奈垣は黙り込み、思考する。

 ジュナと名乗った男の言葉は、淡々としていた。だが、その中にも圧力があった。


 考えながら、三奈垣は男を見た。すると男は、スッとサングラスを外した。

 三奈垣は、思わず目を見てしまった。

 あの、火炎の目を。

 慌てて目を逸らすが、完全に気圧された三奈垣は、それ以上の質問をすることが出来なかった。

 「取引は、成立だ」

 それだけ言うのが、やっとだった。


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