第2講:二話目なんてトーンダウンしてしまえ
こんにちは、finaleです。
まだ引っ越しはしておりません。
この作品もあまり進んでおりません。
文章もあまり上達しておりません。
時間の空いた時などにお楽しみいただけたら、幸いです。
2012年6月19日、火曜日。
高岡塾2αクラスの授業サイクルは、火曜が英語、木曜が数学、金曜が国語になっている。
そういう訳で、今日の授業は英語だ。講師はキャンキャン。
「はーい席についてー。えーと、今居るのが……浅間君……が居ない、大友さん居る、梶野さん……が居て、金山君……がいない。また浅間君と一緒か。兼本君……居ない。高杉と千葉楽君も居ない。あ゛ー本町中野球部!!桐生さん、斉藤君が居る、寺鷲さん、亘さんっと。全くどうなってるんですか……」
出席率、11分の6。ほぼ半数。キャンキャンが愚痴をこぼしたくなるのも無理はない。
「……はい、じゃあー、半分くらいしか人居ないけど始めます」
キャンキャンは溜息をついて、白いチョークを手に取った。
「今日は、この間の授業でやった補語をとる動詞の続きを梶野さん授業中ケータイはしまってください」
「今マナーモード設定してるんです。ちょっと待っててください」
「そうですか。分かりました。私にはイヤホンで音楽を聴いてるように見えるんですが、まあ気のせいでしょう。えーまず、補語っていうのは先週言ったように、動詞の後ろにきて、主語とぉ、イコールの関係になる名詞・代名詞のことです千葉楽君こんにちは」
またしても授業を中断させられたキャンキャンに、疲労の色が見える。大丈夫かな?なんか見た目インテリ系だもんね。なにはともあれ、千葉楽君が塾に来た。こんにちは。
ん、待てよ?ということは、えっと……
「千葉楽君、高杉ともっちゃんはどうしました?」
そう、それ、私が言いたかったの。あ、もっちゃんっていうのは、兼本君の渾名ね。
「さっき二人のマンションの前で野球してるの見かけました」
そう千葉楽君が証言した次の瞬間、「あいつら!!」と発狂して、キャンキャンは教室を出ていった。ドアが荒々しい音を立てて開閉する。きっと、事務室に電話を借りに行ったんだろう。そして多分、電話する先は二人それぞれの家だ。
(当然、その間の教室は大騒ぎ。梶野さんは、またケータイを取り出していじっていた)
数分後、キャンキャンが教室に戻ってきた。なんか、家に電話したら「今出ました」って、蕎麦屋の出前みたいなことを言われたらしい。それも両方に。
…………キャンキャン、同情するよ。
そりゃあ生徒の前で愚痴も言いたくなるよね。でもブツブツ呟いてるとなんか変人みたいになっちゃうぞ。
頭痛薬を過剰摂取したくもなるよね。でも薬物乱用は良くないぞ。
髪を掻き毟りたくもなるよね。……でも授業続けよっか、うん。
私の願いが通じたのかそうじゃなかったのか、キャンキャンは再び剣を手に取った。
ちゃんと授業続けられるのかは、保証しないけど……
……えーっと、授業すら進んでないなぁ。大丈夫、いつもこんな感じだから。(大丈夫って何が?)
次回は真面目に授業に入れるのかな。
以上。




