第1講:物語なんて適当に始めてしまえ
どうも、finaleです。
相変わらずスローモーションタイプです。少しは上達したかな。
取り敢えず本業は夕日ヶ丘の方なんで、こっちは副業みたいなもんだと思ってください。
気楽に、だらだら、続きます。
finaleより全ての皆様に愛と敬意を込めて
「はい、じゃー、漢字テスト後ろから集めてー」
教室中に、まっさんの声が響く。
「はい、えーっと、まず高杉君が30点中30点、浅間君が30点、寺鷲さん30点、桐生さん30点、金山君30点、大友さん30点、30点、30点、30点……なんだ、今日はすごいじゃないか!」
まっさんの驚きの声が少しエコーする。
私たち高岡塾2αクラスは、見ての通り成績優秀。月例テストだって必ず県内10位以内に入る。
……というのは、もちろんタイトルとあらすじを見てくれればわかるように、真っ赤な嘘。成績優秀なのには、もっと別の理由がある。
「この調子なら早稲田に入れそうだな、うん!」
まっさんは嬉しそうに何度もうなずく。
でも、でもねまっさん。あんた忘れてるでしょ。
このクラスは正直言って問題児集団の集まり。悪い人はいない、むしろ良い人たちしかいないけど、授業が進まなかったり、宿題がほとんどそろわなかったことから、もう3か月も担当してるんだからそろそろ推測してほしい。
という訳でね、まっさん。あんたは知らないんだよ。
このクラス全員が、プロサッカーも顔負けの見事な連係プレーでカンニングしていたことをね!
(ちなみに、答えの発信源は成績優秀な大友さん。)
……ということを、私ことカンニングの共犯者、桐生は思う。思うだけ。声には出さない。
まあ私としても、またイヤミをぐちぐち言われるのは嫌だし。イケメンは笑ってる顔が似合う。
……という、罪からの現実逃避。
あと、下の名前を明かす必要はないと思う。このクラスはみんな名字呼び捨てだし、あってもそれに「君」をつけるくらい。だから、その必要は全くなし。
あと……なに?お前あれだろ、あいつだろって?変なこと言うな。
なに、英検の級盛りすぎだろ?知るかそんなの。
「俺たちはみんな知ってるんだぞ!」
俺達って誰、ねえ。
……まあ、そういうことで、これは3分の1位事実で、3分の2位フィクションの物語。
(ちなみに、実名出してる人はいないので、検索しても無駄だからね。こういう塾もないから、以下略)
気楽に、だらだら、進んでいきます。
乞うご期待……は、するな。
以上。




