9話
(ここからは30日の建国パーティーまでをお送りするのは長くなってしまうのでこむぎ視点の16歳潜入特殊工作員の24時間Vlogで建国パーティまでの数日のうちのとあるこむぎの一日をお送りいたします。)
16歳潜入特殊工作員の♡24時間Vlog~♡
7:00
みんなまだ寝てる~wちょっと顔に落書きでもしたろかな~w
8:20
朝ご飯の時間~w扉壊したのバリ怒られた~wバリ気まず~いw
9:00
お仕事開始~w
10:45
なんかメイド長が水槽持って廊下走ってた~w意味わから~んw
11:00
りんなとサボってお菓子タイム~wバリ楽しいw✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌w
12:30
お昼ご飯~wお菓子食べ過ぎて全然食べれへ~んw
13:10
葵さんが深淵くん引きずりまわしてた~w意味わから~んw
14:00
掃除してたらなんかピンクのやつ乱入して来た~wクソおもろ~いw
15:00
ピンク怒られててくさ~www
16:00
翔と久ぶりに話した~wちょい気まず~いw
17:00
ゲームタイム~wサボりは正義~w
18:00
やばい~w葵に見つかった~w
19:00
この度は、私の軽率な行動によって周囲に多大な迷惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした。
自分の行動を振り返り、今度は同じことを繰り返さないように注意します。お詫びとして切腹します。許してください葵様。
20:00
業務に励みました。自分の仕事をキッチリ行うことの重要性が身に染みて痛感しました。今後は大変激しく業務せり、奉仕すること決めす。
21:00
我、御風呂に入り候。湯の泡、掃除の箒に見ゑれば、日々の業務の有難さを深く感じ入り、涙を流して大ひに号泣しけり。
22:00
ぁのねぁのね。ごはんたべてたらねぇ。すっごぉぉいぉぃしかったょ。ぃっぱぃたべてぇ。ぉなかぱぁんぱん
メイド室でこむぎが二段ベッドの上の方でたブレッドでゲームをしていると
メイド室の扉が勢いよく開く
りんなが言う
「こむぎちゅあん♡」
終わった。
りんなが手招きをしながら言う
「お話があるの♡こっち来て♡」
++++++++++++++++++++
こむぎがりんなと真っ暗な廊下を歩く、りんなが持つ懐中電灯の先だけがこむぎの見える世界だ
その照らす先に2つのライトのかすかな光が見える。
しばらく歩きその明かりの正体が明かされるまではそこまで時間が経っていなかった。
優香が言う
「さっきぶりだね。」
こむぎが肩をすくめて言う
「それで?こんな時間にどうしたの?」
祈が言う
「少し...遊んじゃおうよって...りんなさんが...」
りんなが言う
「えー♡もしかしてこむぎちゃん興味ない~??」
こむぎが言う
「いや...別に。」
4人が館の棟から出ると、テニスコートに連れられる。
空と言う名のキャンパスに黒を覆い隠すほどの白い星々が夜の帳を照らしていた
りんながこむぎの手を取り、走りだす
りんなが言う
「きゃー♡こむぎちゃん楽しいね♡」
こむぎが言う
「いや...走ってるだけだし...テニスのルール知ってるの?」
りんなが言う
「知らなーい♡」
その時
祈が言う
「皆さんは....ここを離れられるのですか?」
3人全員が面食らったように反応してしまう
優香が俯く
「ああ....わかってたんだ。」
こむぎは目を逸らし
りんなは腕を後ろで組んで足をすり合わせてモジモジしている
こむぎが言う
「ごめん。祈。私達は....そうなんだ。」
りんなが言う
「いつから気づいてた?」
祈が言う
「眼鏡のお姉さんと話してましたよね...?その人とりんなさんの会話を聞いてて...そういうことなんだって。」
こむぎと優香がりんなを睨む
りんなが顔を伏せるも横目でこむぎの鋭い眼差しをとらえる
祈が言う
「誰にも言いません....人の秘密は...言っちゃダメだと思うので...。」
優香が言う
「ありがとう。本当に。」
胸の前で手を組んで少し上を見上げる
その時私はね。こう言ったの。
「もし....次も会えるなら、《《次も皆さんの仲間になりたいです》》。」
星の綺麗な夜だった。4人ともテニスのルールなんて知らないけど
なんだかとっても楽しかった。




