6話
3人が社長室を出ると廊下には葵が立っていた
葵は腕を前に組んでいる。こむぎ達が零華と話している間
ずっと待っていたようだ
葵が言う
「4人とも。あたしのスマホを見なかったかい?」
りんなとこむぎが顔を合わせる
こむぎが隠し持っていたスマホを出す
「は...はい。さっき落ちてましたよ...」
葵が少し眉間を寄せて疑いの眼差しを向けるが
すぐに回答が来た
「あぁ、ありがとう。」
葵が言う
「そうだ。庭園の方に君達の先輩である、佐藤ミクが手入れをしているから、その人になんか仕事を貰ってきて。
...あ。そうだ。君たちの名前は?」
こむぎが言う
「ミオです...」
祈が言う
「霧崎祈です...」
りんなが言う
「い...カナです...」
優香が言う
「倉持優香です。」
葵がフンっと息を吐き言う
「そう。じゃあ、あたしはりん....カナと、祈はあたしと一緒に来て。わかった?」
りん....??なんでしょうねえ
りんなと祈が葵と一緒に行くのを見送ると
こむぎは優香と一緒に歩き出す
庭園ねえ...
沈黙が続く中、2人は足を運ぶ。
そうしているとなんと障壁が!!
ツルに浸食された古びた扉があった。
こむぎが言う
「うーん...これ開けれるのかな...?」
優香が言う
「知らないけど...どうにか私達は庭園に行かなくちゃ...このクッソ広い館なんて...地図でもないと無理だよ...」
優香が扉のドアノブに手をかけて強くひねる...
「ん...ん...!!」
開かない。
こむぎが言う
「貸してみ。」
こむぎが手をかけ、ドアノブに力を入れる
バキッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!
扉が粉砕される
アッッッッッッッッッッッ
優香が言う
「うん。なんか今のは見なかったことにしちゃおっか。」
こむぎが言う
「うん。何もなかった。」
そうして2人は木片を越えて行った
綺麗に整えられた植物たちの間を通ってゆくと周りの植物たちと同じように整えられた綺麗な髪の毛がなびく。
その先を2人はのぞき込むと
ひょこりと1人メイドが剪定バサミを持ってこちらを見つめる
優香が緊張で少しどもりながら言う
「私達...新しい...メイド...です...えーと...佐藤さんですよね...?」
佐藤ミクが何故か見つめている状態から1ミリも動かず言う
「そ...そうです...けど」
優香が言う
「あ...葵さんから佐藤さんに会えとの指示で...」
ミクが言う
「葵さん...そういえば...新しいメイド来るって言ってたわね...」
ミクが言う
「分かったわ...なら...」
ミクのポケットから館の地図が出てくる
館の地図を2人にも見えるように広げて言う
「ここの...屋根裏部屋があるから...そこをお掃除していって欲しいわね」
優香が言う
「は...はい。わかりました...」
こむぎが言う
「う...うわぁ...屋根裏行くの怖いなぁ...」
こむぎが優香、ミクと順に目を合わせると
ミクが口を開く
「フン...しょうがないな。私も一緒に行ってあげる。」
そうして3人は屋根裏へ行くことになった。




