57話
私の人生は、失敗ばかりだった。
自分の価値も、生きる意味も、希望もなく、ただ夢だけある。
自分の意志で死にたくないから、誰かにいつか殺されないかなって思ってる。
それで死んだら、仕方なかったね。って言える。
仕方なかったで...終わらせてほしかった。
とある日私は公園でブランコを漕いでいた。
重度の熱中症で倒れて、そのことを気づいてないふりをしてた。
日が暮れ始める。外の気温が下がっていって、もしかしたら今日死ねないかもしれない。
頭が痛い。おなかが膨れるような感覚もする。吐き気もする。視界に黒い砂の粒のようなものが現れはじめる。
ああ。
これで.....やっと死ねる。
仕方なかった。もうちょっと努力しようと思ったけど、私は倒れて死んでしまった悲しい少女。
仕方なかったんだ。仕方ない。
ロイドが言う
「そこの君。大丈夫かい?」
.....誰.....?
ロイドが言う
「おうちに.....帰るかい?帰りたいかい?」
こむぎがかすかな声で言う
「帰りたくないよお.....」
目が熱くなってくる。
こむぎが言う
「もう.....殺して.....」
ロイドが言う
「よし。おねえさんのとこ来な。」
こむぎが言う
「えぇ.....?」
そうして私はロイドに拾われた。
そこで修行をして、私は自分の才能に気付いたんだ。
それは...失敗経験だ。
私がいままで努力して頑張って来た跡。それが私の才能だった。
私は最初の時、ロイドに
「12歳から魔法を始めるのならば、恐らく普通よりも100倍...いや、もっと苦労するだろう。」
と言われた。でもね。私はこう言ったの
「いや、それは私が凡人である前提の話だ。私には普通よりも5400倍、才能がある。」
その後私は一年後のグランドティアーズにて優勝し聖級1位となった。
いままで失敗してきたからこれからも失敗する。それは、あの時の私には説得力がありすぎていたんだと思う。
努力する上で才能は無視できない。だけど、才能っていうのは成功するまで自分にあるかどうかわからないんだ。
今はわからないかもしれないけど、これは、「 」。あなたへのメッセージです。
理を持って理を壊す。
戦技:絶対破壊「龍拳」
こむぎが空をつかむ。そうすると時空がガラスのように割れ、亀裂が走り、それがロイド(影)にまで届き、ガラスのようにロイド(影)が砕かれる。
ロイド・クルー(影)は聖級1位:野々宮湖麦によって討ち果たされた。




