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神殺しの龍拳  作者: 桐ケ谷緋乃進
フラットライン総力合戦
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54/61

54話

任務完了の報告を受けたワトソンは連絡をする。


その数十分後にブリンガー山脈は空爆された。

超高高度から落とされる祈がトラップに込めた広範囲爆発魔法は、山脈の防衛線をぐちゃぐちゃに破壊し、その後すぐに南朝連邦は白旗を揚げた。


広範囲爆発魔法は、爆破後上空に花火が打ちあがる。それを誰もが見ていた。敵味方関係なく、その瞬間だけは全員その花火を見ていた。


夜明けの光と共に、朝が来る。


総力合戦、ともに聖遺物戦争、終結。


兵士たちが後かたづけをして、撤退要請が出る。

その人混みをボーっと見つけていた。


聖遺物戦争とは、10年続いた世界規模の大魔法戦争。聖遺物と呼ばれる禁忌の魔法が封印されたモノを巡って世界は戦火に包まれた。だが、その歴史の転換点に立ちあえた。それだけでもすごいことだ。


手すりにもたれながら、ふぅーっと息を吐く。


その時、横にいたリオルが言う

「いやぁ参ったぜ。まさかもうひとり隠れてたなんてな!」


りんながあくびをしながら言う

「これから...ふあぁ...どうするんだろうね♡」


優香が言う

「さあね。神は神殺しに殺されたせいでこんな戦争が起こったんだから、もう一度誰かが神をするんでしょ。多分。」


リオルが言う

「まあ、こむぎがいるチームに、かてっこなんかないんだけどな」


アリスが言う

「あの人はおかしすぎるよ。おかしい。」


その時、遠くからこむぎが歩いてくる。


コツ...

コツ...

コツ...


リオルがすくめながら言う

「噂をすりゃあ...」


こむぎが言う

「こんにちはみなさん。」


りんなが困惑する

「え...?誰...?」


アリスが言う

「いやぁ...流石とか言いようがないね...あなたが居なければ勝てなかった...」


優香が言う

「ほんとに。」


死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死

死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死

死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死

死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死

死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死

死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死

死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死

死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死

死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死

死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死

死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死

死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死


───────バシュッ!!────────


???が拳をふるうとりんなの体から大量の血しぶきがあがる。

それに反応し、りんなの体をを咄嗟にリオルが支え、距離を取る。

優香、リオル、アリス、そして遠くでパロマの治療をしていた、蝦夷、椿、早紀、パロマ、ヨサン全員が構える。


リオルが叫ぶ

「おめえ!!マジでなんなんだよ!!なにりんな殺してんだよ!!」


禁忌の魔法:「顔変化」解除。


その素顔がさらされた瞬間、リオルは悟った。勝てない。

こいつは今まで会って来た人間、いや。野々宮湖麦より強い。


世界はかつて、最強の魔法い《《神》》によって均衡が保たれていた。

神の使う固有魔法「略奪魔法(スティール)」。

これは相手の固有魔法を奪う魔法。違法な固有魔法は神によって没収される。だが


とある日、神はロイド・クルーという名の少女のもとへ向かい、その後帰ってこなかった。調査によると、山奥で神の死体が発見される。

政府はこれを隠蔽。だが世界各地の違法な固有魔法の開発は後を絶たず

その事実は世間に間接的に明かされる事態となった。


A級賞金首世界最重要危険人物(ワールドイーター):名前「ロイド・クルー」


神殺しだ。



ブリンガー山脈の空爆中に、南朝連邦の参謀たちは聖遺物を握りしめていた。

大領帝国人は返さない。絶対に。


南朝連邦中央部東部の都市にて


禁忌の魔法:「かげおくり」


が発動し、生者が召喚される。聖遺物に刻まれた名前は「ロイド・クルー」

ロイド・クルーの影は都市部を襲撃、全滅、死滅。聖遺物を回収する。

そうして後始末としてやってきたロイドは特殊部隊員たちとの戦闘を繰り広げる。


いや...これは戦闘じゃない。殺人だ。


大魔法:「闇弾」


ビビビビビビッ!!


広範囲が爆破され、全員は回避に専念する。

その時、黒曜石の柱が前方数十mにわたって二列形成され、ロイド(影)の体からは漆黒の翼が生えてくる。


異次元とか言う次元じゃねえ!!こいつバケモン中のバケモンだ!!


────────────────────



私達が喰らったのは、爆発じゃなくて爆風だったんだ。


辺りは火の海となり、リオルの心には絶望しかなかった。

こんなやつに勝てるのか...?いや...そもそも逃げることさえ許されるのか...?


ロイド(影)が燃え盛るの炎の中リオル達にもとへと足を運ぶ。

リオルは体中をやけど、出血、打撲、数えきれないほどのダメージを受けていた。


.....立ち上がれない...立ち上がれ.....立ち上がるんだ....。


うめき声しかでない...うめき声しか出せない....!!!


リオルが言う

「うぅ...うう...ぅぅ...うううう!!!!」


コツ...

コツ...

コツ...


リオルが言う

「早く...早く...早く起きろ犬野凛奈ああああ!!!」


───────バシュッ!!────────


ロイド(影)が放った斬撃はりんながリオルを抱え、刹那にして走り抜けることで回避した。


走る。

走る。

走る。


すまねえ...すまねえ...


あの大爆発の時、リオルはりんなを庇い、衝撃をすべてリオルが受けた。

結果として、体を半分に切られかけ、首皮一枚状態で生きてるりんなよりもリオルの方がダメージが大きくなった。

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