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神殺しの龍拳  作者: 桐ケ谷緋乃進
フラットライン総力合戦
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53/61

53話

南朝連邦中央部ブリンガー山脈:午前6時06分


航空基地にてリオルとパロマ、アリスが睨み合っている。


静寂.....


だがその静寂を破ったのはリオルであった。


早撃ち。


───────ピカッ!!────────


クソッ反応できなかった...!

このクソリオル・グランテなんかに勝てるのか...!?


その横ではアリスが体を打ち抜かれるよりも前に固有魔法を一瞬だけ発動し、魔法を跳ね返した。


2人が考えたこと。それは....

「時間を稼げ...!!」


パロマとアリスは逃走を図る。

その時、リオルはパロマの方へ行った。


その時、アリスは敢えて、巨大対空砲の方向ではなく、リオルからは目の届かない場所へ行く。


アリスが逃走をしている時、ふと視界の端にピンク色の髪の毛をした少女と水色の髪の少女が映る。

これは...蝦夷とりんな!?もう終わったの!?


りんながアリスを認識するとりんながグッドサインを送る。


この時、アリスはこう考えていた。

このままりんな達を信じてパロマのところへ助けにいくか...?

だとするとあのリオルとか言うバケモンになんか色々気づかれる.....?


だとするとこのまま身をひそめる。それが最善の行動なのでは?

だが、りんな達と行動するものダメなわけじゃない。

だけど、今はりんな達の存在をリオルに知られずに対空砲を壊せたならそれがベスト!!


りんなとすれ違うその時、アリスはC4をりんなに渡す。

そうして、身をひそめながら2人のあとを追うことにした。


++++++++++++++++++++


南朝連邦中央部ブリンガー山脈:午前6時08分


巨大対空砲のりんなと蝦夷が着いたころ、対空砲の前には誰かが立っていた。

リオルが人間の腕を持って立っていた。


リオルが言う

「てめえらのお仲間はどうしたんだ?」


ベチンッと腕を地面に投げる


そもそも殺した後に体の一部を使って仲間の死で相手を動揺させるのは、りんなのギャング時代からよくりんな自身も使っていた戦法。


これは恐らくパロマの腕で間違いないだろう。だが、切断面を見て欲しい。

これはリオルの射撃魔法で打ち抜かれ、切断されたときのものだろう。


もし殺していたとしても、わざわざ射撃魔法で切断する意味は薄い。

だが、相手はリオル・グランテだ。私よりも遥かに頭が回る。今は憶測でもいいからパロマが生きても死んでもいない状態だと仮定する。


りんなが言う

「そんなのでどうかできると思ってるの~♡ざーこ♡」


リオルが二ヒヒと笑って言う

「流石だなぁお嬢さん...で?どうすんの。これさっきもやったけど...」


りんなが手招きをしながら言う

「死ぬ前に会えてよかったね♡」


固有魔法:「重力操作《グラビティオペレーション》」


!?!?!?!?


誰だ??

誰の固有魔法だ??


リオルが空中に浮かされる。


重力操作でリオルの体がぐるぐると回転する


「うあああああああ!!!???」


その隙に、アリスが攻撃魔法で巨大対空砲を爆発させる。


ドガ―ン!!!


++++++++++++++++++++


南朝連邦中央部ブリンガー山脈:午前6時05分


こむぎが別の航空基地に足を運ぶ。


そうすると基地の寮でヨサンらしき人物と早紀らしき人物、椿らしき人物が戦っている。

ふーん。じゃあ今がチャンスだね。


すうーっと息を吐き、もう一度息を吸う。


足首

ふくらはぎ

太もも

腹筋


必要な筋肉を全て駆動させる。


重力は彼女に答える


YESだ。と


一瞬で少女は遥か遠くへ消える。

まるでそこに最初から存在すらしていなかったように。

刹那にして対空砲を貫通。これにて任務完了。

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