40話
翔グループ
遊園地の観覧車に乗って外の景色を眺める、翔とアリスがいる
翔が高速回転しているコーヒーカップを見つめている。その横には戸惑っているスタッフがいる。ちなみにそのコーヒーカップにはこむぎとりんならしき人物が乗っているように見える。
翔がフッと鼻で笑うと、すぐにアリスの方へ体の向きを変える。
「楽しそうだね。みんな。」
翔のそんな声にアリスは背筋を伸ばし、良い姿勢のまま受け答える
「は...はい...あの...あ...」
アリスが何かを言おうとしていることを翔が察する
「ふふ...なあに?」
アリスが目を少し泳がせる
「えーと...えーっと...えっと...クリスマスにプレゼント交換しませんか?」
翔が顎に手を添える
「へー、なんだ。随分と女の子らしいじゃん。もっととんでもないこと期待してたんだけど。」
と...とんでもないこと...??
観覧車が回り終え、翔とアリスは観覧車から降りる。そうしていると、既に翔グループの2人以外のメンバーが回り終え、待っていた。
2人はそこに合流し、再び遊園地のアトラクションを周る。
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数時間経ち、すっかり遊園地を遊びきった3グループは遊園地から出て、最後に神社へ行くこととなった。
さっき上った階段に比べればこんなのちょちょいのちょいだね。
さっきの遊園地とは打って変わって人が沢山参列しており、その列に一行も並ぶ。
その列の横にはお守りなどを打っている場所があり、そこにも人が沢山ならんでいるようだ。必勝祈願のお守りでも買おうかな。まあ、勝ち負けは願うものじゃないんだけどね。
一行が列に並び、数十分が経った頃。案外列は順調に進み、もう参拝の時となる。
再びグループに別れて参拝する。
パロマ、祈、飛鳥野早紀、大友椿は並んで参拝し、その後一行はおみくじを買いに行く。
既にこむぎグループは最前線。おみくじをとっくに引き終えた二階堂蝦夷の元へ椿が駆け寄る。
「二階堂さんは何が出ましたか?」
蝦夷が自分の引いたおみくじを睨んでいる
「大吉なのだ。」
椿がそのおみくじをのぞき込む
「へー...いいなぁ。私も大吉がいい...」
そんな椿にパロマが話しかける
「ちょいちょい。大友さん。早くおみくじ引かないと抜かされちゃうよ。」
椿がおみくじを引く
「すみません、ありがとうございます。」
丸められたおみくじを広げてみる。そうすると見えた文字はまさかの「大吉」だった。
大吉
願い事:心身第一にすれば叶う
健康:御神徳を仰ぎよくなる
金銭:辛抱すれば将来よし
学業・仕事:誠の心一筋に励むべし
待ち人:来たる しばし待て
旅行:祟りなし 好日を選べ
大吉過ぎんだろ(?)
........................。
待ち人、来たる?
........................。
待ってるよ........雨冬くん。
椿は目を軽く伏せて深く瞬きをする。
「まだ....ここで会えますか。」
雨冬が言う
「会えますとも。聖書を読む時間がある限り。」
椿が言う
「もしも....あなたが居なくなったとしても。必ず帰ってくるって。信じてる。」




