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神殺しの龍拳  作者: 桐ケ谷緋乃進
花札編
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40/61

40話

翔グループ

遊園地の観覧車に乗って外の景色を眺める、翔とアリスがいる


翔が高速回転しているコーヒーカップを見つめている。その横には戸惑っているスタッフがいる。ちなみにそのコーヒーカップにはこむぎとりんならしき人物が乗っているように見える。


翔がフッと鼻で笑うと、すぐにアリスの方へ体の向きを変える。

「楽しそうだね。みんな。」


翔のそんな声にアリスは背筋を伸ばし、良い姿勢のまま受け答える

「は...はい...あの...あ...」


アリスが何かを言おうとしていることを翔が察する

「ふふ...なあに?」


アリスが目を少し泳がせる

「えーと...えーっと...えっと...クリスマスにプレゼント交換しませんか?」


翔が顎に手を添える

「へー、なんだ。随分と女の子らしいじゃん。もっととんでもないこと期待してたんだけど。」


と...とんでもないこと...??


観覧車が回り終え、翔とアリスは観覧車から降りる。そうしていると、既に翔グループの2人以外のメンバーが回り終え、待っていた。


2人はそこに合流し、再び遊園地のアトラクションを周る。


++++++++++++++++++++


数時間経ち、すっかり遊園地を遊びきった3グループは遊園地から出て、最後に神社へ行くこととなった。

さっき上った階段に比べればこんなのちょちょいのちょいだね。


さっきの遊園地とは打って変わって人が沢山参列しており、その列に一行も並ぶ。

その列の横にはお守りなどを打っている場所があり、そこにも人が沢山ならんでいるようだ。必勝祈願のお守りでも買おうかな。まあ、勝ち負けは願うものじゃないんだけどね。


一行が列に並び、数十分が経った頃。案外列は順調に進み、もう参拝の時となる。

再びグループに別れて参拝する。


パロマ、祈、飛鳥野早紀、大友椿は並んで参拝し、その後一行はおみくじを買いに行く。

既にこむぎグループは最前線。おみくじをとっくに引き終えた二階堂蝦夷の元へ椿が駆け寄る。

「二階堂さんは何が出ましたか?」


蝦夷が自分の引いたおみくじを睨んでいる

「大吉なのだ。」


椿がそのおみくじをのぞき込む

「へー...いいなぁ。私も大吉がいい...」


そんな椿にパロマが話しかける

「ちょいちょい。大友さん。早くおみくじ引かないと抜かされちゃうよ。」


椿がおみくじを引く

「すみません、ありがとうございます。」


丸められたおみくじを広げてみる。そうすると見えた文字はまさかの「大吉」だった。


大吉

願い事:心身第一にすれば叶う

健康:御神徳を仰ぎよくなる

金銭:辛抱すれば将来よし

学業・仕事:誠の心一筋に励むべし

待ち人:来たる しばし待て

旅行:祟りなし 好日を選べ


大吉過ぎんだろ(?)


........................。


待ち人、来たる?


........................。


待ってるよ........雨冬くん。




椿は目を軽く伏せて深く瞬きをする。

「まだ....ここで会えますか。」


雨冬が言う

「会えますとも。聖書を読む時間がある限り。」


椿が言う

「もしも....あなたが居なくなったとしても。必ず帰ってくるって。信じてる。」

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