33話
生物リミッター。それは人間の限界であり天井でもある。そのリミッターを人工的に解除できる方法があるとすれば、ここで使わない手はあるだろうか。
雨冬がナイフで自らの喉元を掻っ切る
そうすると雨冬の背後から何かが現れる
青い霧、巨大な歯、龍のような顔が雨冬の顔の近くに迫る
.....。
守護霊と言う言葉は聞いたことがあるであろうか。それは生物リミッターを解除したときに現れる己の限界の具現化。
雨冬の刀が青色に発光していくと、門下の背後にも守護霊が現れる。
虎のような見た目をしている。
雨冬が野太刀を振る。
大魔法:「氷斬」
雨冬が野太刀を振ると、冷気に覆われた氷の結晶が前方に発射される。
それをりんなとこむぎ、パロマ、優香は避ける。
雨冬はその避けた先にも大魔法を使う
大魔法:「雷峰閃」
雷のような電撃が辺りに這い始める。
それをこむぎは地面を殴り、煙幕を作る。それと同時にりんなが煙幕から出てきて魔法を発動する
魔法:「氷壁」
氷の壁ができ、その上をこむぎとりんなは乗り、パロマとアリスはその裏に隠れる
そうするとその氷の壁に向かって雨冬が大魔法を放つ
大魔法:「炎鎖」
炎でできた鎖を鞭のように振り回し、氷の壁の一部を破壊する。
ヘビーローテーション。それは自らの得意属性ではない他属性の魔法同士を連続で使用すること。
得意属性を継続して使い続けるとクールタイムが発生する。
だが、ヘビーローテーションと言う他属性の魔法を連続して使う技術を使えば。
クールタイムなしで魔法を連続で使用できる。
こむぎが言う
「これ...ホントきつい...」
その時門下がこむぎとりんなに接近して魔法を使う
魔法:「宙星の騎士」
キラキラと魔法粒子で輝く大剣を作りだし、それでりんなとこむぎに攻撃する
それをこむぎは片腕で受け、門下に膝蹴りを入れる。
門下が言う
「ぐはっ!?」
雨冬が魔法を放つ
魔法:「星聖ノ舞」
雨冬がりんなに近づく
りんなが言う
「お座り♡」
その瞬間に雨冬は地面にたたきつけられる。
その後こむぎとりんなは一時的に後ろに下がる。
生物リミッターが外れている体は体内の魔力生成にかかわる臓器に多大な負荷をかけている。
その魔力生成によって一時的には魔法を乱射したりとできるが、それは束の間だ。
臓器は過労と栄養失調。大きすぎる負荷に耐え切れず。内臓がぐちゃぐちゃになりやがて死亡する。
雨冬が吐血する....
門下も長くはもたなそうだ。
椿が雨冬に叫ぶ
「そんな....そんな....」
雨冬が言う
「早く逃げてください.....逃げて....」
座り込んだまま膝が動かない....
体が言うことを聞かない....
生物リミッターは一度解除するともう戻らない....
あぁ.....どうして....
どうしてあなたが死ぬの....?
走る。
走る。
走る。
走る。
体が言うことを聞かない....
止まって....止まってよ....
そうすると雨冬が腕を手をこむぎに向けると龍がこむぎに向かって飛んで行く
りんなが叫ぶ
「こむぎちゃん?!」
そうするとこむぎが龍に体をとられて視界から消える
門下がとびかかる
りんなが指を下に向けて言う
「お 座 り」
それを門下の後ろの虎が門下を支え、りんなの呪文を無効化する
そうするとびりびりと電流が帯びた拳を振り下ろすとそれをアリスが受け止める
「くっ....!!重い...!!」
明らかにさっきと覇気が違う
空気が刺さるように全員の肌を焼くような緊張が走る
生物リミッターの解除というものの強力さを思い知る。
そうするとこむぎを飛ばした龍が帰ってき、雨冬の周りを少し周る。
雨冬が宝具を使って止血する。
雨冬が言う
「みなさん...今日は良い日ですね。」
はぁ...勝手に勝った気にならないで欲しいな。
命を懸ければ勝てる。
この世界はそんなに単純じゃない。
これは闘いじゃない。殺し合いだ。
遠くで何かが光るのが見える
空気を割るようなとてつもない轟音を立てながら何かが近づいてくる
その異変に気付き、高威力大魔法を放つ。巨大な魔法陣が雨冬の正面に展開されると光がすべてを包み込む
その攻撃を阻止しようと翔、パロマ、りんなが動くよりも早かった
辺りが光に包まれて、世界を真っ白に変える
雨冬が目を開けると最初に目に映ったのはこむぎの顔だった
ゴンッッ!!
こむぎが雨冬のデコに頭突きをする
.......?!?!
そうすると雨冬の生物リミッターによる魔力汚染が止まり、雨冬が気絶する。
門下がそれを黙認すると刀で自らの首を絶つ
「は....?」
パロマが声を上げるよりも前に大爆発が起こる




