↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神殺しの龍拳  作者: 桐ケ谷緋乃進
花札編
PR
27/61

27話

外の様子をみようと翔が貨物列車の人参臭いコンテナの扉を少し開ける。

そうするとテカーっとでもいいそうなくらい綺麗に朝日が直撃し視界の真ん中に黒いもやを作りだす。

サイアクだ...


翔が言う

「はぁ...もう朝...」


そうつぶやくと口から凍った息が煙のように出てくる。貨物列車はこの紅葉に囲まれた森の中を走行しており、その輸送しているコンテナの中には翔とアリスがいる。この貨物列車は里内へ向かっている。このままやり過ごすことができれば、無事潜入成功である。


その時、貨物列車の貨物の中から声が聞こえる


アリスが言う

「もう里の中入ってる?」


その声を聴き、木々の見た目、地面に生えている植物を見る。


翔が言う

「うん...植生が違うから。」


アリスが言う

「え...なんか...キモ」


キモイっていうな


そうしている間にも里が見えてくる。里の近くは警備が強固で監視カメラやもちろん警備員もたくさんおられるのです。まあ、コンテナの中にいるとは思わないだろなぁ...w

万が一バレても大丈夫。東国の参謀共は作戦考えるのへたくそだから、私が結構アドリブしてたんだよねえ。

つまり、アドリブには自信がある。ってこと。


++++++++++++++++++++


しばらくコンテナで芋っていると、貨物列車が止まる。流石に扉を開きっぱなしにしておくと犬ですら気づいてしまうので、扉は閉めた。真っ暗で何も見えないが、恐らく花札組の組員が輸送された荷物の確認を前から順番ずつやっているようだ。


組員①が言う

「おい。聞いたか?里内に大領帝国軍服を着たスナイパーライフルを担ぎながら、匍匐前進してる緑の色の髪の女がいるらしいぜww」(????????????)


組員②が言う

「はぁw!?まじでw?!そんなんいるわけねえだろw!!」


組員①が言う

「そうだろうな。これさっき大友さんに行ったけど信じてもらえなかったんだよなぁ。」


この話を聞いたアリスがひそひそと言う

「ねえ、これってこむぎさんなんじゃない?」


翔が呆れたように言う

「上位存在様の考えることは私の理解の範疇を超えるよ。言葉の通り、意味わかんない。」


その時、足音が近づいてくる。恐らく確認するコンテナの順番が回って来たのだろう。


組員②が言う

「あれ?鍵閉めんの忘れてんじゃん。」


組員①が言う

「まじかよ。もしかして...誰か人いるんじゃない?しかもさっきの会話を聞いて笑いこらえるのに必死なんじゃない?w」


大当たりである。


ガチャリと開けられたコンテナには人参が詰められた袋が大量に並べられている。私達のクッションを馬鹿にするなよ。


組員①が首をかしげながら言う

「あれ?誰もいねえじゃん。」


組員②が言う

「ホントだ。」


組員①が言う

「まあいいや。」


そう言い。コンテナの扉を閉められる。


そうすると、安心顔のアリスが人参袋から顔を出す。


アリスが言う

「危なかった...」


翔も人参袋から顔を出す


翔が言う

「まあ、これくらい朝飯前よ。」


アリスが思い出したかのように言う

「あぁ、そういえば朝飯食べてなかったわ。」


翔が一瞬眉間にしわを寄せたが気のせいだろう。

何食わぬ顔で翔のカバンの中からパンが出てくる。


アリスが言う

「え...くれるの...ありがとう。」


翔が言う

「どういたしまして。よくこういうことあるから。」


アリスが落ち着いた様子ながらも早口で言う

「それってもしかして里内で大領帝国軍服を着てスナイパーライフルを担ぎながら、匍匐前進してる緑の色の髪の狂人?」


翔が言う

「そうそう。」


アリスがパンを頬張りながら言う

「人参パンが良かったなー」


なんやそれ。


翔が人参を持ってきてパンに突き刺す。


翔が言う

「人参パン完成。」


は???

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。