第三十六話 新生
これから一日四話投稿ではなくなります。ご注意ください。
「......」
八千代課長が去っていった扉を私は見つめる。
私は基本的にクズだ。少なくとも目の前にあるものを踏み躙ることができる、それだけでもクズと呼ばれるべきだ。
そのクズがやったことで、あの優しい人をずっと苦しめている。
「......はぁ。」
考えても気が滅入るだけだ。そう思い私はしなければならない。
タブレットを呼び出す。
<名称:志野 紗綾香(Sayaka Shino)
種族:[不死族]【E+級】《ゾンビ・クレリック》
Lv:15/15(進化可能)
年齢:0
体力 450/450(lock)
魔力 75/75(lock)
気力 200/200(lock)
力:100
硬:79
知:150/150(lock)
技:137
信:200(lock)
ステータスポイント:200
専用スキル:〔不死〕〔痛覚遮断〕〔魔〕〔腐敗無効〕〔捕食本能〕〔眉目秀麗〕〔聖〕〔聖属性無効〕〔光属性無効〕〔医術〕〔絶対権限:五十嵐 陽毬〕
汎用スキル:〔捕食 lv2〕〔闇魔法 lv1〕〔自動再生 lv3〕〔演技 lv3〕〔魔力自動再生 lv4〕〔偽装 lv3〕〔言語(日本) lv9〕〔言語(英語) lv4〕〔演奏 lv3 〕〔料理 lv5〕〔聖魔法 lv4〕〔光魔法 lv4〕〔恐怖耐性 lv2〕〔狂愛 lv10(MAX)〕〔信仰術 lv1〕〔牙 lv1〕〔銃使い lv2〕〔精密射撃 lv1〕〔結界 lv1〕〔短剣術 lv3〕〔軍勢 lv1〕
スキルポイント:2
称号:〔はじまりのゾンビ〕〔特異個体〕〔起死回生〕〔名付きの殺害者〕
聖典スキル:〔安息 lv3〕 >
いくつかのステータスがlock状態になっている。これは恐らくこの先はサービス開始からということなのだろう。
私はこの内の新しく増えたスキルを調べる。
〔絶対権限:五十嵐 陽毬〕
眷属である五十嵐 陽毬に対して三度だけ自身の命令を聞かせることができるスキル。
これは使えない。陽毬さんが嫌がることなんて頼みたくない。
〔軍勢 lv1〕
自身に服従する存在の所有者が持つスキル。
これは多分記念とかそういうものだろう。
「あとは......」
私はスキルポイントに目を向ける。これだ。
前回これを調べようとした時は進化もあったので後回しになった。そのまま自分に〔偽装〕をかけてしまったのでこれに関してはわからないままになった。
私はスキルポイントをタップする。
スキルポイント:特定のスキルlvを上げることができるポイント。消費ポイントは2のn乗となる。(例:lv1からlv2 消費ポイント2 lv2からlv3 消費ポイント4)
なかなか、ぶっ壊れのものが来たな......
これはもっと強いスキルが来た時に使おう。そう思いミッションの項目を見る。
<ダンジョンの一階を踏破せよ。
報酬 スキルポイント+5 受け取り可>
<眷属を一名製造せよ。
報酬 調合手引き書 受け取り可>
<ランクを【E】以上に上げよ。
報酬 神術、信仰術入門書 受け取り済み>
<二度進化せよ。
報酬 汎用スキル〔身体強化〕取得 >
<サービス開始まで生き延びよ
報酬 専用スキルをランダムで一つ >
私はこの内、受け取れるものを受け取る。ステータスはスキルポイントが7になっており、目の前には一冊の本が置かれていた。
さてと......あとは、進化だ。
<進化しますか?
YES/NO>
......このまま進化しても、恐らく強くなることはできない。ただもし......進化で手札が増えるならばそれはいいことだ。
私はYESをタップする。
<それでは進化いたします。
進化は睡眠中に自動で行われるため、睡眠までは進化待機状態となります。また進化時の睡眠は八時間かかります。その際にいかなる刺激を用いても目覚めることはありませんのでご注意ください。>
そのまま私は眠りについた。
§
<《ゾンビ・クレリック》の進化を確認。進化を開始します......>
<聖典スキル〔安息 lv3〕の干渉を確認......進化先変更中......>
<《ゾンビ・クレリック》から《イモータル・アコライト》に進化しました。>
<専用スキル〔多重人格〕〔分身〕を獲得します。>
<汎用スキル〔並列思考〕を獲得します。>
<各種ステータスが向上します。>
<これにて進化を終了します。>




