マンゴー(俺)vs村人 Ⅱ 〇
気がつくとその集団は、目の前にいた。
というより、俺が踏ん張っている最中、近付いている集団に気付かなかっただけだった。
人数は、ざっと20人ほど、
そして集団の中に狩屋のオヤジもいる。
そして、リーダー的な奴が騙り始めた。
「これより、魔物討伐を開始する!!
まず守備隊は前に出て根っこの攻撃を受けてくれ。攻撃隊は、分散して括弧攻撃。他の隊は全員で気を失った奴を回収だ!」
そう言うと、守備隊は気を失った連中の前に出てきて防御陣形をとる。大きな盾のみを持ち
攻撃隊は、俺を取り囲むように展開する。
手には弓を持っていた。
ふぅ、もうはなしていいかな。
そこで俺は根の制御を辞める。すると自由になった根はくねくね動きはじめて守備隊に攻撃はじめた。
まあ、大丈夫だろう。
そして、俺はちょっと休憩だ。頭が疲れた。
その後、根が相手にトドメを刺そうとする時に俺が止めて、それ以外は基本的にフリーで動かしていた。
また、防御隊に攻撃が集中しないよう、攻撃隊が弓でこちらを牽制攻撃する。
矢が実(俺の方)に当たった時は焦ったが、どうやら実も結構な硬さらしく、弾かれて落ちていった。
矢が当たった時、俺が焦った効果があったのか、
その後は実に当たる前に矢を落とす枝が出てきた。
ヒューん!!
くねくね。 ベシッ!
というか、枝も動かせるんかーい!!
もう、完全に植物妖怪だな。
などと思ってるとオートモードで枝が攻撃隊を攻撃していく。
そして、トドメを刺す前に止める。その隙にやられた奴は撤退する。
それをある程度借り換えしていた。
そして、1つ分かったことがある。
オートモードで枝や根を動かしていると、攻撃された時に俺に痛覚があり、
オートモードではなく、普通に制御してる際に攻撃される分は特に痛くはないという事がわかった。
、、、って普通は、逆じゃないか???
まあ、いいや!
俺には植物の構造はよくわからん!
なので、俺は攻撃隊が攻撃するしようとする時に制御してわざと切られるようにして少しでもこちらの攻撃を弱めることを意識していた。
それにしても狩屋のオヤジさんは容赦なく俺の根や枝を切り刻んでいく。熟練した動きで、無駄がない。
肩のキズはまだ、治ってないはずなのに凄い動きをしていた。
というか、さっきの村人D、、、a1?
だったけな?あれより強いんじゃね?
そして、村人を全員避難させたのであろう。
リーダー格の男が再び前に出てきた。
「村人の避難完了!作戦Dを決行したのち、全員撤退!!」
その合図を聞き、攻撃隊全員が壺的な奴を俺に投げてきた。
パリーンと音がして、中の液体が零れる。
ん?なんだこれ??
観察していると、次に攻撃隊が全員弓を構えていった。
そして、矢の先に火を付け始めた。
、、、えっ!?
まさか、この液体ガソリン的な燃えるやつのでは?
そう思った時には既に矢は放たれていた。矢は樹に届くと瞬く間に燃えはじめた。
オートモードで操作していたのを無理やり制御させる。
熱っ!!ハァハァなんとか、間に合ったぞ。
しかし!
ぐぬぬ。気を抜いたらまた、オートモードにって、熱つつ!!
先程とは違い、根っこ、枝から葉や花など樹全体が燃えてるいるのでそこを操作しないとそこが熱いのだ。
ぐおおお!!!くそっ!くそ!!どうすれば!!
ん?!そういや、近くに川があったな!
歩ければ届くかも!!
けどどうやって歩けば!?
足があるわけでないし、根が張ってあるので動けないのは明白だ。
えええい!!ままよっ!!
ブチブチブチ!!
嫌な音をたてて、右半身の根っこを無理やり引っこ抜く。
流石に全て制御してる訳じゃないので激痛がはしる。というか、身体中燃えまくっているのでもはやそれどころじゃないほど激痛が走っていた。
ぐおおお!!!
次は左半身、激痛が走るが気にしていられない。
そして、交互に歩くように川に前進し、
川まで着くと倒れ込むように川に入った。
ジュゥ、、、、。
川に入ったところで火は消えた。
あっ、気持ちいい(*´ч`*)
あと、水美味しいな。ごくごく。
川に入ったおかげで身体が癒えているのが分かった。あと、なんか、根が水をすごい勢いで飲んでるし。
というか、俺も飲んでる感じがしてかなり気持ちいい。
そして、気がつくと村人や先程の部隊は驚愕な目をしてこちらを見ていた。
まあ、無理もない。
燃やしたと思ったら移動して川に入ったのだからな。
俺もこの樹に少なからず恨みはあるし、
他の畑荒らしまくってるし、
村人を助けたい気持ちもあるだけど。
だけど、やっぱり痛覚がなー、、、。
うーん、やっぱり、痛いのは無理だな。
まあ、村人達は諦めたのか分からないが
今日はもう襲って来なかった。
俺もこれ以上被害が大きくならない様に
川の広いところに移動する。
というか、また火であぶられたら溜まったものでないからな。
そして、その間も少しずつ成長しつつ、
そして、
マンゴー(俺)vs村人
の長い一日が終わったのであった。




