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新史:第二帝国  作者: 桜虎


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No12.ロシア内戦

ロシアは崩壊した。ケレンスキー率いる民主派である黒軍と政府軍である白軍、更にはレーニン率いる赤軍による内戦が遂に始まったのである。ドイツ帝国は黒軍に物資支援を行うことで援助していた。



「クソッ!なぜ黒軍がこんなにも強いのだ!」


「皇帝陛下。恐らくドイツが援助しているものと見えます。直接軍事支援こそ行っていないものの、物資支援などの最大限の支援は行っているようです。」


「白軍の現状はどうだ?」


「はい。ペトログラードは黒軍に占拠されました。我々はロストフ=ラ=ドヌに臨時首都を移して抵抗しています。また赤軍はモスクワを占拠し、白軍に対して攻撃を行っています。今のところは防げているものの、徐々に押し込まれています。」


「黒軍の動きはどうだ?」


「現状黒軍は徹底的にペトログラードを要塞化しています。積極的な攻勢には出ておりません」


「うむ。我々白軍が取るべき策は何だ?」


「我々は赤軍に対して打撃を与えるためにも北上すべきかと。まずナレフ川に対峙している軍は全て撤退させるべきかと。一時的に黒軍とは停戦を行い、全戦力を北部戦線に当てることが勝利への策かと。」


「分かった。ケレンスキーに停戦の死者を送れ。またナレフ川司令官には撤退を、野戦軍指揮官には北進を命令せよ。」


「ははっ!」


こうして赤軍は南部攻勢、黒軍は要塞化、白軍は赤軍の迎撃という三者三様の行動を行っていた。しかし、ドイツ帝国が何もせずに傍観している訳はなかった。








「シュリーフェン。黒軍に対して直接軍事支援を行えるか?」


「行えます。ただしナレフ川に兵力を残さねばなりません。補給も考えると、送る兵力は精鋭5万でいいかと。」


「精鋭5万だけで何とかなるか?」


「現状、白軍と赤軍が積極的に交戦をしています。両者の決戦後に漁夫の利を行えば、援軍は精鋭5万でも十分だと考えます。」


「よし分かった。シュリーフェンに一任する。」


「ははっ!」


遂にドイツ帝国は直接援軍を送ることを決定した。この援軍が内戦の結果をどう左右するのか。徐々に赤軍と白軍の決戦の時は近づいてきていた。

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