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第4章 きもち
久々の投稿です!
走り終わったあと、俺は見た。
「……血だらけな足。」
消え入りそうな声で呟いた。
俺は逃げたんだ。あいつの、後輩の、森乃海美の優しさから。靴紐を解こうとする指が震える。
なぜあの時俺はあいつを見なかったのか。頭の中で考えがぐるぐる回るだけ。足が勝手に渡り廊下に向かう。
突然声が聞こえた。あいつだ。
「あれ、先輩……?お疲れ様です。」
なんて言おう。
「……おつかれ。」
足が動かない。さっさと早く行こう。
「海美、またね。」
「はい!さよなら先輩。」
やっぱりあいつは優しいな。俺が醜く見える。
楽しそうに走ってるから妬んで、好意を無視して。
……俺ってやなやつだな。笑えねぇや。




