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第3章 目

最近先輩は頑張っている。私は後を追う。

『ずさっ』

先輩が転んだ……?

早く走れ。先輩の所にいち早く行くんだよ。

「佐倉先輩!」

やっぱり転んでる先輩がいた。いつもなら立ち上がるのに今日は違う。

先輩に手を伸ばす。

「先輩大丈夫ですか?!」

心臓がうるさい。

『パシっ』

私の中でその音だけが響いた。

「……大丈夫だから」

「そう、ですか。」

先輩の背中が遠のいた。

私はどんな顔をしてただろう。

――ただ心配だっただけなのに。

「先輩……!」

先輩は一度も振り向いてくれなかった。


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