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天使な婚約者は俺にだけ愛が重過ぎる (旧案:天使な婚約者は俺にだけデレデレです)  作者: 橋本衣兎
第1章

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天使な婚約者と離れて男子トーク


「えぇぇぇぇぇぇ!!?!?マジ嘘!?」


「ッ、、、、」


「、、、、???」


 紫苑(しおん)の大絶叫に、耳を塞いで居なかった美琴(みこと)はダメージを負ってしまった。

 美琴のおかげか優姫(ゆき)はそれ程、紫苑の大絶叫の被害には遭ってない、が美琴の急な接触にビクッと体を跳ねさせて顔を赤くさせる。

 それを見て美琴は少し可愛いと思ったが、顔には出さない様に頬の筋肉に力を入れる。


 竜胆(りんどう)と蓮華(れんか)も耳を塞いでいたが至近距離で聞いたからか、ダメージがある。

 叫ぶ予兆がなくなったのを見て、優姫の耳から手を退ける。


「紫苑、声量抑えて」


「ぁ、ごめん、竜ちゃん。でも、嘘本当に?」


「はい、嘘じゃないですよ」


 竜胆の注意に一瞬シュンとなったがすぐに優姫の方に視線を向けて問いかける紫苑にため息が出そうになるが、それでも優姫は冷静に返答する姿に安心をする。


 堂々と宣言するのは、優姫らしいが、それはそれで恥ずかしくなるのはこっちなんだよな、と考えながら一旦黙る選択を取る。


「美琴の何処を好きになったの?確かに優しいけど基本寝ぼけ顔だよ!?」


「美琴君はカッコいいですし素敵です。それに、照れた顔が可愛らしいんですよ」


「、、、、へぇ〜」


「ほぉ〜、、、、」


「そうなんだ」


 言葉が詰まる。

 優姫がまた自分の事の惚れ気なのか分からないが好きな所を話て、照れそうになるのを何とか我慢したが、優姫の話をしてニヤニヤとした顔を隠せてないは愚かこちらに視線を向けてる竜胆と紫苑にイラっと来た。


 蓮華は素直は反応だから、よし。


 とりあえず、説教モードに突入してる雰囲気を出すか。


「紫苑と竜胆そこに正座しろ」


「なんでぇ!?」


「なんで!?」


「なんかイラついた」


 美琴がそう言えば「理不尽!」と異議を唱えるが、渋々正座をしている2人に思わず笑ってしまった。その素直さが時には傷だがこう言う時は良いんだろうな、美琴は思う。


「でも、なんか僕安心したかも」


「安心?」


「うん、美琴が何か僕達に隠してる事は分かってたけど、それを聞いても美琴は言ってくれなさそうだし、聞こうにも聞けなかったんだよね。だから、その隠し事が悪い事じゃなくて良かったよ」


「蓮華、、、、隠してたのは悪いとは思ってる」


「私も園崎(そのざき)さんに安心して貰って嬉しいです」


 蓮華には勘付かれてるとは思っていたが、こう思っていたとは知らなかった。

 不安にさせてたのも隠していたのも改めて罪悪感を感じる。蓮華の言う通り聞かれても隠したり、誤魔化すか無言を貫くかのどれかだった点を踏まえると、分かりやすいのかも知れないと思う。


 正座をしている竜胆と紫苑が「俺/私には!!?」みたいな顔を向けてくるが無視一択だ、無視。


 だが、紫苑は優姫の物言いに何か思う所があったのか正座をしたまま口を開ける。


「あのさ、桜木(さくらぎ)さん、私と友達になろ!!」


「え」


 紫苑の言葉に美琴は思わずため息が出そうになる。


 この突っ走ってしまう紫苑の性格をどうにかしたいとは思ったが、優姫にまでしてしまうとは、と口を挟もうと思うが美琴は優姫の友達の居なさにはどうにかしておきたいと思っており、ヤバくなったら口を出そうと唇を閉じる。


「嫌なら良いんだけどさ」


「いえ、嫌ではないですが、私友達が全然居ないので」


「それなら余計に友達なろ!私は桜木さん、ううん、優姫ちゃんと友達になりたい!」


「!、、、、み、美琴君」


 光輝く陽のオーラに流石の天使、いや優姫も当てられたのか、目を見開く。その顔は少しいや、だいぶ嬉しそうな顔をしている。


 だが、こっちに視線を向けて「どうすれば良いですか?」みたいな顔をして見つめてくるのは少し心臓に悪いから辞めて欲しい。

 友達関係に慣れてないから、なろうなんて言われるのも慣れてない気持ちは少しばかりは理解出来る。


「俺に聞くなよ、、、、まぁ紫苑は良い奴だし、優姫がなりたいならなったら良いだろ」


「私友達関係が上手いかも分かりませんが、畑山(はたけやま)さんがよろしいのであれば、よろしくお願いします」


「ヤッタ〜!よろしく〜、と言うか苗字呼び禁止!私も名前で呼ぶから優姫ちゃんも名前呼び!」


「、、、、では、紫苑ちゃん、?」


「!!!、、、、はわっ、可愛い」

 

 美琴の言葉に安心したのかそれとも自信がついたのか、決意を含んだ表情をて友達になる事を了承する。


 紫苑は嬉しい顔をしながらも苗字呼びから名前呼びにして欲しいと願えば、慣れてないながらも恥ずかしそうな顔をして「紫苑ちゃん」と呼べば優姫の背後から後光が刺し、美琴は一瞬女神の幻覚が見えたが慣れている。


 紫苑も見えたのかその可愛さと美しさにダメージを負う。

 そして、そんな様子を見てる竜胆と蓮華は思う事があるのか、2人は目を合わせたかと思えば立ち上がり美琴の両腕を2人で掴んで立ち上がらせる。


「うおっ、、、、え?何?」


「男子会するぞ!」


「は?男子会?」


「うん!するよ!美琴の部屋で」


「じゃあじゃあ、私と優姫ちゃんは女子会するね〜」


「え?」


 突然の事に困惑したまま、竜胆と蓮華に引きずられるのを紫苑と優姫に見送られる。

 紫苑も紫苑で、優姫と女子会すると宣言するがいきなりそんな事を言えば困惑している優姫を見ながら階段を駆け上がる。


 2人の腕の掴む力が強いから相当何か言いたいのか、3人になりたいのかが分かる。


 今回は2人に優しくしてやろう。


















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