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夢(ただの夢なのか、深層心理なのか、それとも…)

一度だけ夢の中で、これは夢だと自覚したことがあります!!一度だけ!

夢を見た。

お爺さんが自転車に乗り、隣町まで行くと言う。

正直絶対に無理だと思った。それぐらい私には年齢が高いように見えたのだ。

走り出したお爺さんを止めることはできないため、私はその後ろを走ってついていった。

走っている間も

(あの人大丈夫かな?)

と心配していたのだが、こちらの心配をよそに、お爺さんはどんどん進んでいく。


場面は変わり、ある川の畔についた。

お爺さんは川の向こう岸にいる。

私と川の間には、低くまたげるような鉄線が張っていたため、私はそれをまたいでお爺さんのいる方へと向かおうとした。

しかし、鉄線の向こうにいた女の人が、ニコニコしながら私がまたごうとするのを邪魔する。

少しずれてまたごうとすると、その人も私の所へずれてくるため、私は鉄線を越えることはできなかった。

私は鉄線を越え、川を越え、お爺さんの所へ行きたかったのだが、できそうにない。

そのうちに向こう岸にいるおじいさんがキラキラと光り始めて徐々に消えていった。

お爺さんは、感謝しているという気持ちだと何故か私には分かった。

そこで、目覚めたのである。


私は奇妙な夢を見たな、というぐらいの感覚で、その日一緒に夕飯を食べていた叔母と祖母にその話をした。

「なんか、感謝してるって思いを伝えられてからキラキラって消えたんだよね。変な夢だった」

そう話すと

「それ、父さんだよ!自転車でよく隣りの市まで行ってたよ」

そんな話は聞いたことがなかった。

「それに、なんか川っていうのが父さんっぽいし。今日は父さんの命日だし、多分夢見て起きた時間が亡くなった時間だと思うよ。」

「???」

私は祖父が夜に亡くなったことは知っていたが、日付をまたぐ前に亡くなったと思っていたため、ほぼ24時間のずれがあったのだ。

「女の人に邪魔されたっていうのもさぁ。ここにずっといる人じゃない?」


本当に祖父だったのかは分からないが、それ以降、お盆やお彼岸の時の独特の空気がなくなった。

お盆、お彼岸の期間中だというのを忘れるぐらい、いつもと同じ空気感なのである。

それを感じるようになってから、あれは本当に祖父で、成仏したってことなのかなぁ?と考えるようになったのだった。

ちなみに、父にこの話をすると、父は途中で

「それ父さんだわ」

と言い放った。

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