4/13
4
chapter 2
僕は少年野球のチームに、小学二年の終わりから五年生くらいまで入っていた。
小学三年の時、ウォーミングアップ中に布施とキャッチボールをしていた。
たくさんの仲間たちがそれぞれキャッチボールをしている中、コーチと監督が見に来た。てっきり僕のことを見ているのかと思い、意識して投げていたら、声を掛けられて連れていかれたのは布施の方だった。
えっ、まてまて。これから本気出すから。ちょっと。
マンションの下で手打ち野球をしてもどんくさい布施のことを連れて行って、ピッチャーにできないか話していたから、あほくさくなった。それ以降サボるようになって、野球を辞めた。
そもそもレギュラーのバカたちが幅をきかせてるわけだからさ、こっちはいつも一歩ひいて、八分、いや七分ぐらいだよな。自分を偽って、遠慮がちにやっていたのだ。
ほとんどの奴がそうだろ?違うの?とはいえ、根気がなくて、何をやってもダメだった。
やってらんねーよってなもんだよ。わかる?




