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JOLENEジョリーン・Y字路の女神  作者: オブチアスマ
最終章 大団円へ

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第12話 雲の上の人々2

「ハイ、昨日夕方、銀行の床が一部崩落したそうです、

地面の下に大きな穴があいていて基礎部分が重さに耐えられず

割れて落ちたそうです、地下水などとの関係など現在調査中ですが

結局原因不明、それでも

式さんたちの活躍で保管されていた現金や金、貸金庫の私物などは何も被害がなかったそうですよ」


「はぁ・・・でガス管も折れたりしたということですか」


「ま、そうなんでしょうなあ・・・もし爆発していたら想像以上の大事故になっていたでしょうなあ、で、驚いたことに解体後、

あの土地を絶対に転売しないことを条件に神社庁に寄付して

新しく神社を建立(こんりゅう)する計画が出ているそうです、

しかも費用は、すべて銀行持ち・・・というか

実は榊原家のご親戚筋が、かの北条グループに嫁いでおるらしく

両家は親戚づきあいされてるらしいですよ」


「へぇー、あの北条グループと・・・」


「はい、で、この神社の建立計画の費用を北条さんでかなり援助されるそうです、で尾形君の会社は下請けで入ることになってるらしいです。

これ式さん、今話した内容は、すべて他言無用です」


「北条さんが・・・費用までというのは・・・何か引っ掛かりますね、支店長さんは助かったんですか」


「それが・・・今も意識不明の重体だと聞きました」


「そうですか」

『支店長の幽霊もフラフラしてたもんな・・・助かるといいけど』


「昨日、事件の最中、菅原さんと、ある方達が望遠で式さんたちの活躍を見学していたそうですよゴクゴク・・・」


「お国の方たちですか?」


「それがちょっと違います、今日も此処にいらっしゃいます。聞いた話では・・・モグモグ・・・ゴクリ・・・」


「はぁ」


西条先生は箸を置きました。


「刀鍛冶衆の隣に陣取って顔を隠して立っている黒衣(くろご)の二人がいらっしゃいましてな、菅原さんに

『あの黒子(くろこ)の衣装のおふたりは、どんな方達なんですか?』

と、お聞きしたところ、

映画俳優の大場謙(おおばけん)さんだと言うじゃありませんか・・・」


「えぇっ!なんでまた・・・嘘でしょう・・・」

驚きました。

『日本を代表するような俳優さんがなんでっ!?』


「驚くのは、まだ早いです、もうひとりはイギリス人の牧師様でバチカンにも名前が通っていらっしゃるエクソシストだと言うのです」


「?・・・!!」


その時、何を言っているのか聞き取れませんでしたが

外で拡声器から何か話す声が聞こえて

消防のサイレンが一度だけ


―キュッウゥーーと鳴った。


「あ、火炎放射器のテストが始まります、式さん!見ましょう!」

西条先生は立ち上がると窓に向かって歩きました。


「えぇっ!?火炎放射器ですってーっ?」

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