↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
JOLENEジョリーン・Y字路の女神  作者: オブチアスマ
第4章 調査と祭師

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

43/104

第15話 考察1

式が口を開いた。

「西条先生、公園の工事はスムーズだったと今、伺いましたが、

どういうことでしょうか、と言いますのも、あそこは少し立ち入った者でさえエライ目に遭っている場所です、

いわば飢えた狼のような…いや情け容赦なく誰にでも噛み付いてくる

狂犬のような物件です、

よく作業員など、なんともありませんでしたねぇ」


「さぁ私は自分に何も禍(わざわい)がなければ良いと思って行動していましたが、

工事がスムーズに進んだことには、そんなに疑問は持ちませんでしたなぁ・・・」


「そうですか」


そこで尾形君が自分の意見を言った。


「それは土地の魂たちも何か供養などしてもらえると期待して作業をおとなしく見てたんじゃないですか」


「なるほど・・・そういう考えも成り立ちますか、それならば整地作業と公園がスムーズに完成したのも解る気がしてきますなぁ・・・なるほど」


「それに問題が発生したのは工事が終わってからですよね、公園だけ作って終わったというのが返って怒れる魂に火をつけたんじゃないでしょうか」


「尾形君・・・冴えてると言いたいところだが怖いこと思いついたもんだな」


「え?」


「俺たちは、これからあそこで解体工事、それと作業を実際に指揮したり自分たちも、やる事になるんだ先が思いやられるじゃないか」


「えーまぁ・・・でも本格的にあそこ一帯を浄化するんだって、あらかじめ魂たちにわかってもらいさえすれば意外に工事はスムーズに行くかもしれませんよ」


「それは、そうだが話が通じる相手じゃ、もう無くなってるっぽくネェ?尾形君」


「あー・・・そうかも・・・」


目が点になっている式たちを見て先生が質問してきた。


「ところで貴方がた、あの土地には、どのくらい携わっておるのですか、私の友人だった民谷くんは半年も立たずに、あの世に逝ってしまいましたが・・・」


「はぁ私(しき)は、なんだかんだで3ヶ月程になります、尾形くんとはココ一ヶ月くらい頻繁になってきました」


「よく、ご無事ですな、あそこには細かいのもあり祟りの宝庫ですよ、何か特別な、お祓いでもされてらっしゃるのですか」


「西条先生、我々全然無事じゃないですよ母も死にましたし家も火事で燃えました

私はノイローゼになって自殺も図りました、ま生きてますが・・・

友人も呼吸困難による障害で田舎に帰りましたし

尾形君も友人がホームレスになったり尾形本人も救急車で運ばれています、

この顔つい先日の事件です、そうそう私、警察にも逮捕されましたよ」


「ええ、そうなんです」薄いパンダ顔で尾形君はニッコリしました。


 今度は西条先生の目が点になりました。


「式さん、その貴方のジャンパー、それは右翼団体か何かの象徴ですか」


「あ、これですか、これは今、お世話になっている祭師さんに頂いたのです」


「さいしさん?祭司といいますとキリスト教の方ですか、あれは司祭か…」


「いえ、こういう字を書きます」メモに書きました。

『祭師』


「ふうん・・・あまり聞いたことのない祭師とは祈祷師さんか何かですか」


「それが正式な説明はまだ伺っていないのですが、ま、お祓いをしたりされる方です」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。