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JOLENEジョリーン・Y字路の女神  作者: オブチアスマ
第1章 安さの代償

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第2話 Aさんの部屋

 数日後、尾形はAと連絡が取れなくなりBに電話した。


「おいB、Aの奴、電話に出ないぞ、なんか変だから付き合え」


「あー?どうしたのかな、じゃ俺んとこ迎えに来てくれるか」


「おー、もう向かってる、すぐ着くから」


「スマホ忘れて一人で、どっかパチンコ行ってんじゃないのか?」


「だと良いけど、最近ずっと連絡付かないんだ…」


尾形はBを誘い連絡の付かなくなったAの部屋に向かった。


午前10時頃、二人で部屋に行きノックしてみたが応答がない。

ドアは施錠されておらず恐る恐る部屋に入った。


 部屋は真っ暗で変な臭いがきつく照明をつけてみると中はゴミが散乱しており、ひどい有様だった。

なんだか、わざと散らかしたんじゃないかって位めちゃくちゃな感じがした。


「うぇ、なんだこれ」


「うわー、なんかヤバイな」


部屋の窓にはダンボールが画鋲で貼られ暗室のように暗い状態で玄関側の台所も同じだった。


「窓・・・全部、塞(ふさ)いでるなぁ」


奥の部屋は、となりの101号室側の壁に、なぜか押し入れの引き戸が2枚立てかけられており、その下にはコンビニ袋に入ったゴミが山積みになっていた。


「いやぁあ、こんななら、もっと頻繁に来てやれば良かったなぁ」


「あー、ここまで、だらしねぇ奴じゃ無かったけどな」

部屋の奥に入りAを探したが居ません。

風呂場も、からっぽ。


「おいB、コレ…」

台所のシンク横のスペースにスマホと部屋のカギが置かれたまま。


よく見ると印鑑や健康保険証・賃貸契約書なども置いてあった。


「スマホ置きっぱなしで、どこいったんだ…アイツ」


 Aは居ません。


尾形とBでAの、お母さんのいる家に行きました。

「ごめんください、Aさん居ますか?」


Aの、お母さんは何も知らないようでした。


「ん?知らない、居ないですけど、どうしました?」

聞くと別居前に親子ゲンカしてAは出て行ったきりだという。


「お母さん、あいつ、いつも俺は邪魔者だからなんて言ってましたよ

何をしようと自由ですけど、あいつは、あいつなりに気を遣ってたんですよ。

俺たちは高校のときの同級生です、あいつ今、行方不明になってて

今日、警察に捜索願出したくて行ったら親族しか受付できないらしいんですよ、これから警察行って捜索願、出してもらえませんか?」


しばし沈黙がありました。


「お母さん、Aがアパート借りてたの知ってますよね」


「いえ知りません…」


「えー、だってお母さん部屋の保証人じゃないですか?」

尾形は少しカチンと来た。


「えっ?知りません部屋はどこなんですか」


Bが言う。

「あー、たぶん勝手に保証人にしたんだよアイツ」


お母さんが聞きました。

「あのー正確には、いつから居なくなったんでしょうか」


「一週間くらい前です」


Aのお母さんは

「わかりました」と言って尾形とBと一緒に警察に行き捜索願を出しました。

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