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90話 結晶とデザート

 オルにスベスベきらきらスライム型の石について聞いてみる


『ホッこれはポイズンスライムが結晶化した物だホッ。ポイズンスライムは毒を持っていて紫色なんだホッ。スライムは高い温度では溶ける、この溶ける温度に達する直前に何らかの衝撃が加わったんじゃないかと思うホッ。僕は初めて見たホッ』


「へぇ~そうなんだ…オルは何でも知ってるね」


『いや、そうかも知れないしそうじゃないかも知れないホッ、僕はそう思ったんだホッ』


「私さっ、昔お菓子を良く作っていたんだけどシロップを作る時にたまに失敗して砂糖が再結晶化した時があったんだよね。その時はさ、混ぜずにそのまま火にかけてカラメルにしてたんだよね。だからこのスライムも再び火にかけたら…」


『多分溶けるホッ…スライムも生き物だから再び生き返るとか無いホッ』


「だよね…まぁ難しい事考えていたらお腹空いちゃうからね。難しい話はここまでにしてサッサと選別、選別!」


オルに聞きながら宝石と魔石に分けて袋に入れて箱にまとめてしまったよ。スライム結晶は別の袋に入れて大事な物の箱に入れた。


 みんなで昼食をとっていると、アイシャが


「アクアベリーでジャムを作ったよ。夜に出すから楽しみにしててね」


って言ってた。今から夜ご飯がたのしみだわ!


 やる事をやったので、のんびり温泉にでも浸かりに行こうかな? 準備しているとアイシャも一緒に行くってさ。道すがらアイシャとお菓子談義をしていると


「ねぇありさ、温泉蒸し料理で甘い物作れないかな?」


「なら、蒸しパンとかどう? 材料なら収納に入ってるよ」


「わぁ! 教えて欲しいです」


 先ずは、小麦粉に砂糖、卵に牛乳って言いたい所だけど、牛乳無いんだよね…。なのでカフェオレを入れて作ろう。後はサラダ油にベーキングパウダー! 目分量だけど何とかなるかな? 全部混ぜあわせたら蒸気が、出ている所にセットして…蒸しあがるのを待つ間に温泉で浸かってよう。


 ディロストーポもキュイキュイと鳴きながら温泉で泳いでいたよ。そう言えばまだこの子に名前が無いんだよね。後で子供たちと考えてみるか…ふぅ~暑い! 


 そろそろ蒸しパンも野菜類もお肉も蒸しあがっただろうか? パッと着替えてカフェオレ片手に見に行くと、野菜も蒸しパンも出来ていたけど、お肉はもう少しかな? アイシャにもカフェオレ、ディロストーポは…川で水を飲んでたよ。


 小屋に戻り夜ご飯の用意をする。蒸し野菜を器にのせ、その上に薄切りにした蒸しイラベーアのお肉。味付けは冷やし中華のタレにネギのみじん切りとラー油を加えたもの。私、好きなんだよね…冷やし中華のタレ! 麺はモチロン、サラダとか豆腐とか色々と使えるじゃない? だから持ってましたよ…業務用。少しラー油を入れすぎて子供たちに辛いよ~と言われてしまった。イラベーアは独特の風味をしていたけど、まぁ美味しかった。


 夜ご飯も終わりアイシャの『蒸しパンアクアベリーのジャムを添えて』にクーラーボックスに入っていたバニラアイスを足して食べた。久しぶりの? というかクーラーボックスの存在を忘れていたので、バニラアイスが入っていたのを忘れていたよ。そう言えば神様に神改造してもらっていたんだよね。これにはみんなが驚き大喜び!


 その後部屋に戻り子供たちとディロストーポの名前を考えた。小さいからチビとかディロストーポからディロとかトーポとか…結局分かりやすい名前と言う事でディトに決まったよ。

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