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71話 献上品をアチコチに…

 王子様方のプチドライブを終えた私は、お酒を保管している建物に向かった。管理をしている人にコンボクの果実酒を見せて王様と王妃様に献上したい事を伝える。空き樽に果実酒だけをコピー出来るといいんだけど、出来ないからなぁ…。しょうがないので、一旦車へ行きプラスチック製の密閉できる入れ物ごとコピーで増やして段ボールの箱に詰めてお酒の保管場所に置いてきたよ。


 次は…お城にいたメイドさんにお風呂担当の人を紹介してもらった。ここには石鹸があったが、ぬるぬるするだけで泡立たなくて香りも良くない物だった。シャンプーやらボディソープやらをコピー、箱詰めした物を大量に渡してきた。王妃様には少し前に献上済みで


「こんなに素晴らしい物があるだなんて…香りも良いし、身体も髪もしっとりして…どうか、少しでも良いのでわけて欲しい」


と言われていたんだよね。結構な量を置いて行くのでみんなで使って欲しい。


 次に騎士団のお料理担当のカロンさんの所へ行き、コーヒー牛乳のパックを大量に渡した。


「これは何ですか?」


「これは赤の団長と緑の団長さんにご馳走した飲み物なんですが、お気に召したようなので置いて行きますね。持ち運びにも適していますよ」


と、持っていた物にストローを刺して渡した。


「良かったら味見して下さい」


「ありがとうございます。早速いただいてみますね」


チュー…ごくっ!カロンさんは目を見開いて


「何ですこれは…甘くて、香りも良い…スゴく美味しいです」


「ええ、私も大好きなんです。でもそんなには持たないので、なるべく早目に消費して下さいね」


「わかりました、ありがとうございます。騎士団の皆も喜ぶ事でしょう。ありささん達にはお世話になりました。お陰で外での調理に幅がでましたし、今から遠征が楽しみでしょうがないんですよ」


「それはそれは…カロンさん達との研究で色々勉強になったとアイシャが感謝していましたよ…短い間でしたがありがとうございました」


 最後はもちろん魔法研究所! ブラムさんの所に挨拶に行こう。研究所につくと、2つの圧力鍋でポーションを作っていたよ。残りの2つの圧力鍋には毒消し草を混ぜた物と魔力を回復する薬を混ぜた物を作っているんだって。今までは別々に飲んでいたけど、この圧力鍋で作ってみたら上手くいったんだって。


「いや~この圧力鍋? 凄いですね~これがあれば持ち物は減るし、時間も短縮できるしで本当に良い物を頂きました…」


「それは良かったです。大切に使って下さいね」


「はい、大切に大切に使わせて頂きますよ。色々とありがとうございました。車やスマートフォン? を研究出来なかったのは残念でしたが、どうかお元気で…」


「はい。まぁスマホは王様に連絡用に献上したので、そのうち研究させてもらえるかもしれませんが…」


「本当ですか? それではこちらに回ってくるまで気長に待ちますよ」


「そうですね…お世話になりました。またいつか…」


 明日はお別れの晩餐会か…やっと旅に戻れるんだなぁ…気を引き締めて頑張って行こう!

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